ヤマツツジ ピンク 根巻株のレビュー!植え付け時期と育て方の魅力

ヤマツツジのピンク品種の根巻株は庭木として最適なのか?実際に植えて分かった魅力や、失敗しない土作り、剪定のコツを徹底解説。なぜ根巻株が選ばれるのか?枯らさないための秘訣とは?
ヤマツツジ ピンク 根巻株の要点
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優しいピンクの色彩

一般的な朱赤とは一味違う、柔らかく上品な花色が和洋どちらの庭にも調和します。

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根巻株(地掘り)の強さ

ポット苗より根が広く張っており、定着後の生育や枝ぶりが力強いのが特徴です。

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酸性土壌での管理

鹿沼土やピートモスを活用した土作りが、美しい花を咲かせる最大のコツです。

ヤマツツジ ピンク 根巻株のレビュー

ヤマツツジのピンク品種における根巻株の魅力と庭木としての特徴

ヤマツツジ(山躑躅)といえば、日本の里山を代表する野趣あふれる樹木ですが、その中でも「ピンク(薄紅)」の品種は、庭木として非常に高い評価を得ています 。一般的なヤマツツジは鮮烈な朱赤色が特徴ですが、ピンク品種は主張しすぎない柔らかな色合いが魅力で、モダンな洋風ガーデンから伝統的な和風庭園まで、あらゆるシチュエーションに自然に溶け込みます。


参考)301 Moved Permanently

特に「根巻株(ねまきかぶ)」として流通している苗木は、ポット苗とは決定的な違いがあります。根巻株とは、畑や山で地植えされていた木を掘り上げ、根についた土を崩さないように麻布(荒縄やムシロ)で包んだ状態のものを指します 。


参考)園芸ネット本店|「花木・果樹の根巻き苗」の栽培ガイド【公式】

  • 幹の太さと樹勢:ポットの中で制限されて育った苗と異なり、広い大地で根を張って育っているため、幹が太く、樹勢(木の勢い)が非常に強いのが特徴です 。

    参考)ヤマツツジ 3.5号ポット苗 里の木シリーズ : 苗木部 花…

  • 自然な枝ぶり:人工的に剪定されすぎたポット苗よりも、野趣に富んだ自然な枝ぶりを楽しめます。雑木の庭(雑木ガーデン)を作る際には、この「自然感」が欠かせません。
  • 半落葉性の風情:ヤマツツジは「半落葉樹」です。冬になると大きな葉は落ちますが、春に展開する小さな葉や冬芽が残り、季節の移ろいを繊細に感じさせてくれます 。常緑のツツジにはない、軽やかな季節感が魅力です。

    参考)https://item.rakuten.co.jp/fujiengei/daimonji-pink-4/

実際に購入したユーザーのレビューでも、「蕾がついた元気な株が届いた」「ホームセンターのポット苗とは迫力が違う」といった声が多く聞かれます 。根巻株は、プロの造園業者が使う仕様そのものであり、本格的な庭づくりを目指す方にとって、コストパフォーマンスと品質のバランスが取れた最良の選択肢と言えるでしょう。


参考)https://maededeuschurch.com/?a=0039288930802

趣味の園芸:ツツジの基本情報と特徴について(NHK出版)
参考:ツツジ類の基本的な生態や、落葉・常緑の違いなどの基礎知識が網羅されています。


ヤマツツジの根巻株を植え付ける時期と失敗しない土作り

ヤマツツジの根巻株を購入した後、最も重要になるのが「植え付け」の工程です。ここでの作業が、その後の10年間の生育を左右すると言っても過言ではありません。


まず、植え付けの適期についてです。


ヤマツツジの植え付けに最適な時期は、落葉期である「11月から12月」、または開花前の「2月下旬から3月」です 。特に秋の植え付けは、春の芽吹きまでに地下で新しい根が動き出す準備期間を長く取れるため、初心者には特におすすめです。寒冷地の場合は、凍結の害を避けるために春植えが無難でしょう。


参考)ツツジの育て方・栽培方法|植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NH…

次に、土作りです。これが最大のポイントです。


ヤマツツジは、極度の「酸性土壌」を好む植物です 。日本の土壌は基本的に弱酸性ですが、住宅地の造成土やコンクリート近くのアルカリ性に傾いた土では、ヤマツツジは栄養を吸収できずに弱ってしまいます(クロロシス現象)。


参考)ツツジの育て方|植え替え時期は?挿し木のやり方や枯れる原因を…

推奨される用土の配合(地植えの場合):

「酸度未調整のピートモス」を使うのがコツです。多くの野菜用ピートモスはpH調整(石灰入り)されていますが、ツツジには強酸性の未調整タイプが必要です 。また、水はけを確保するために鹿沼土をたっぷりと混ぜ込みます。


参考)ツツジの育て方|KINCHO園芸

植え付けの手順:

  1. 穴掘り根鉢(根の塊)の大きさの2倍以上の直径と深さの穴を掘ります 。

    参考)https://www.rakuten.ne.jp/gold/engei2/guide/text522.html

  2. 土壌改良:掘り上げた土に上記の改良用土を混ぜ込みます。
  3. 根巻きの処理:ここが根巻株特有のポイントです。麻布や荒縄などの天然素材で巻かれている場合は、絶対に外さないでください 。無理に外すと根が崩れ、枯れる原因になります。天然素材は数ヶ月で土に還ります。ただし、ビニール紐や黒いビニールポットの場合は必ず取り除きます。

    参考)通販で購入したかんきつ類の苗を受けとりましたが、しばらく植え…

  4. 深植え厳禁:ツツジの根は地表近くの浅い部分に広く張ります(浅根性)。深く埋めすぎると「根腐れ」を起こします。根鉢の上面が地面より少し高くなるくらいの「高植え」にするのがプロの技です 。​
  5. 水極め(みずぎめ):土を戻し入れたら、足で踏み固めるのではなく、水を大量に注ぎながら棒で土をつつき、泥状にして根の隙間に土を流し込みます。これにより、根と土が密着し、空洞がなくなります 。​
  6. 水鉢(みずばち):植え付けた株の周囲に土手を作り、水が溜まるようにします。

Hyponex Plantia:ツツジの土作りと肥料の基礎知識
参考:酸性土壌を好む理由や、具体的な肥料の与え方について専門メーカーが解説しています。


ヤマツツジのピンクの花を咲かせる育て方と剪定と肥料

美しいピンクの花を毎年楽しむためには、年間のサイクルに合わせた管理が必要です。特に「剪定のタイミング」を間違えると、翌年の花が全く咲かないという事態に陥ります。


絶対に守るべき剪定のルール:
ヤマツツジの剪定は、「花が終わったら直ちに(5月〜6月上旬まで)」に行う必要があります 。


参考)【ツツジの育て方】日本の春を彩るツツジ。お庭で美しい花を咲か…

ツツジ類は、夏(7月〜8月)にはすでに来年のための「花芽(はなめ)」を枝の内部で形成し始めます。夏以降に「枝が伸びてきたから」といってバサバサ切ってしまうと、せっかく作られた花芽ごと切り落としてしまうことになるのです。


剪定の方法:

  • 刈り込み:生垣やトピアリーのように丸く仕立てる場合は、バリカンや剪定ばさみで全体を刈り込みます。ヤマツツジは萌芽力(芽を出す力)が強いため、強く刈り込んでも胴吹き(幹から芽が出ること)しやすいです。
  • 透かし剪定:自然樹形を楽しみたい場合は、混み合った枝や、内側に向かって伸びる枝(逆さ枝)、枯れ枝を元から切り取ります。風通しを良くすることで、病害虫の予防にもなります。

肥料の与え方:
ヤマツツジは、それほど多くの肥料を必要としませんが、以下の3回のタイミングで与えると効果的です。


  1. 寒肥(かんごえ・1月〜2月):春の芽出しと開花に備えるための肥料です。ゆっくり効く「有機質肥料(油かすと骨粉を混ぜたもの)」を株元から少し離れた場所に埋め込みます 。​
  2. お礼肥(おれいごえ・花後すぐ):花を咲かせて消耗した体力を回復させるための肥料です。即効性のある化成肥料を少量与えます。
  3. 秋肥(あきごえ・9月頃):来年の花芽を充実させるための追肥ですが、樹勢が強ければ省略しても構いません。

注意点として、アルカリ分を含む「石灰」や「草木灰」は絶対に与えないでください。土壌が中和されてしまい、生育不良を引き起こします。


水やり:
根巻株を植え付けてから1年目は、特に水切れに注意が必要です 。ヤマツツジは根が細く浅いため、夏の乾燥に弱いです。夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に、たっぷりと水を与えてください。2年目以降、根が定着すれば、極端な日照りが続かない限り、降雨だけで育つようになります。

住友化学園芸:ツツジの病害虫対策と薬剤選び
参考:発生しやすい害虫(グンバイムシなど)や病気に対する具体的な薬剤名や散布時期が分かります。


ヤマツツジの根巻株が枯れる原因と通販苗の選び方

「せっかく植えたヤマツツジが茶色くなって枯れてしまった」という失敗談は少なくありません。根巻株が枯れる主な原因は、大きく分けて3つあります。


1. 水切れ(乾燥):
最も多い原因です。特に植え付け直後の春〜夏は、まだ根が土壌深くまで伸びていません。この時期に土の表面だけでなく、根鉢の中心部まで乾いてしまうと、細い根が死滅します。「葉が丸まる」「葉先が茶色くなる」のは危険信号です。夏場は株元にワラやバークチップで「マルチング」を行い、保湿対策をすることが有効です 。

2. 害虫(ツツジグンバイ):
葉の色が白っぽく抜け、裏を見ると黒い点々がある場合は「ツツジグンバイ」という害虫の仕業です。樹液を吸われて光合成ができなくなり、樹勢が著しく衰えます。5月頃から発生するため、オルトラン粒剤などの浸透移行性殺虫剤を株元に撒いて予防するか、見つけ次第薬剤散布を行います。


3. 深植えによる酸素欠乏:
先述したように、深植えは厳禁です。幹の根元(地際部分)が土に埋まっていると、呼吸ができずに徐々に弱っていきます。植え付け後に「どうも元気がない」と感じたら、株元の土を少し掘って、根の張りを浅く確認してみてください。


通販で根巻株を選ぶ際のポイント:
通販サイト(楽天やAmazonなど)で現物を見ずに購入する場合、以下の点を確認できるショップを選びましょう 。


参考)https://item.rakuten.co.jp/fujiengei/c/0000000174/

  • 樹高と葉張りの記載:「樹高50cm」など明確なサイズ表記があるか。
  • 「写真と同等品」の表記:一点ものでない場合、送られてくる苗の平均的な姿が分かるか。
  • レビューの鮮度:直近の購入者のレビューで「枝が折れていた」「根が乾いていた」などの配送トラブルがないかを確認します。根巻株は配送中の乾燥が大敵なので、丁寧な梱包(根元がビニール等で保湿されているか)をする業者が安心です。
  • 時期:落葉期の購入だと、葉がない状態で届くため「枯れ木?」と勘違いしやすいですが、冬芽(プクッとした芽)があれば問題ありません。逆に、真夏に根巻き苗を通販で買うのはリスクが高いため避けましょう。

GreenSnap:ツツジが枯れる原因と復活の可能性
参考:葉の状態から枯れる原因を診断する方法や、枯れかけた株のレスキュー方法が紹介されています。


ヤマツツジの生育を左右する菌根菌と酸性土壌の深い関係

最後に、園芸書にはあまり詳しく書かれていない、しかしヤマツツジを健康に育てるための「核心」に触れたいと思います。それは「エリコイド菌根菌(きんこんきん)」との共生関係です。


ヤマツツジを含むツツジ科の植物は、一般的な植物のように太い根で栄養をグイグイ吸い上げるタイプではありません。彼らの根は非常に細く、髪の毛のような「ひげ根」が密集しています。実は、この細い根には、特殊な糸状菌(カビの仲間)が住み着いています。


  • 共生のメカニズム:ヤマツツジは、光合成で作った糖分を菌に与えます。その見返りとして、菌根菌は土壌中の有機物を分解し、ツツジが自分では吸収しにくい「リン酸」や「窒素」を集めてツツジに供給します。
  • なぜ酸性土壌なのか:この菌根菌は、酸性土壌で活発に活動します。逆に、アルカリ性の土壌や、化学肥料(特に硝酸態窒素)が多すぎる環境では、菌がいなくなってしまいます。
  • 有機質の重要性:菌根菌の餌となるのは「未分解の有機物」です。だからこそ、ツツジの植え付けには「腐葉土」や「ピートモス」といった有機質が不可欠なのです。単に土をフカフカにするだけでなく、共生パートナーである菌を養うための食事でもあるのです。

この視点からのアドバイス:
化学肥料だけに頼るのではなく、毎年冬に株元に「腐葉土」をマルチングとして敷いてあげてください。これが分解される過程で菌根菌が増え、結果としてヤマツツジが自力で栄養を吸収する力(地力)が高まります。ピンク色の花を鮮やかに、かつ毎年たくさん咲かせるためには、土の中の「菌」を育てるという意識を持つことが、プロ級の栽培への近道です。


この共生関係を理解すると、なぜ「鹿沼土(酸性)」と「ピートモス(有機酸)」の組み合わせが最強なのか、理屈で納得できるはずです。ヤマツツジの根巻株を植える際は、ぜひ土の中のミクロな世界にも思いを馳せてみてください。