マブリック水和剤 価格 適用 希釈倍数

マブリック水和剤20の価格を調べるときに、内容量や販売店だけでなく、適用作物・希釈倍数・使用時期の違いが「実質コスト」を左右します。登録情報やメーカー資料を根拠に、失敗しない見方を整理しましたが、あなたの圃場ではどこが一番効いてきそうですか?

マブリック水和剤 価格

マブリック水和剤20の価格の見方(実質コスト)
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価格は「容量」と「希釈倍数」で変わる

同じ製品でも、使う希釈倍数(1000~8000倍)と散布水量(例:100~300L/10a、200~700L/10a)で、10aあたりの実コストが大きく動きます。

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適用表が「買う前チェック表」になる

作物ごとに使用時期(収穫前日~45日前まで等)と回数上限が決まるので、安く買えても使えないケースを避けます。

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劇物なので保管・取扱いもコスト要因

マブリック水和剤20は「劇物」区分です。保管場所、ラベル管理、PPE(防護具)などの運用も含めて判断すると失敗が減ります。

マブリック水和剤 価格の相場確認と販売地域


マブリック水和剤20は、農薬登録情報提供システム上で「フルバリネート水和剤」「製剤毒性:劇」として掲載されている殺虫剤です。農薬としての基本情報(剤型、水和剤、登録年月日など)をまず押さえると、「同名・類似名の別製品」を価格比較に混ぜる事故が減ります。特にネット通販では、検索窓に「マブリック」と入れるだけで別メーカーの水和剤や、まったく別系統の殺虫剤が並ぶことがあるため、購入前に登録番号や成分名(フルバリネート20.0%)で照合するのが安全です。
価格そのものは、販売店・地域・流通・在庫で上下し、また同じ銘柄でも容量が異なります。メーカー資料では包装として「250g×40袋、500g×20袋」が示されており、現場でよく出回るのもこの単位です。ここがポイントで、価格比較は「1袋いくら」より「成分量(=有効成分20%)と実散布面積あたり」で見ないと、安く見えたのに総額が高い、ということが起きます。


さらに、メーカー資料には販売地域が「全国」と明記されています。これは「地域限定の特殊資材」ではなく、一般に流通し得る製品であることを意味しますが、逆に言うと、地域のJA・農薬店・ネット通販など選択肢が多く、価格差が出やすいタイプでもあります。農繁期は欠品や納期遅れもあり得るので、価格だけでなく「必要時期に確実に手配できるルート」を一つ持つのが結局安上がりです。


マブリック水和剤 価格を左右する希釈倍数と使用液量

マブリック水和剤20の「実質価格(=10aあたりコスト)」は、希釈倍数と使用液量でほぼ決まります。たとえば農薬登録情報提供システムでは、すいかのハダニ類で2000倍、使用液量100~300L/10a、収穫3日前まで、散布2回以内といった形で具体的に示されています。つまり同じ畑でも、散布水量を100L/10aで回す人と300L/10aで丁寧に回す人では、薬液調製量が3倍になり、必要な薬量も変わります。
また、希釈倍数のレンジが広い作物もあります。例えば「いちご」は8000倍、使用液量100~300L/10a、収穫前日まで、2回以内という設定です。ここで「8000倍ならすごく薄い=安い」と短絡しがちですが、いちごは栽培形態(施設・露地)や葉かき後の樹勢、アブラムシの寄り付きやすさで散布の丁寧さが変わり、結果として液量が増えることがあります。薄くても回数や液量が増えれば、結局コストは上がります。


果樹はさらに顕著です。りんごでは200~700L/10aという幅が示され、希釈倍数は2000倍、収穫30日前まで、2回以内という枠になります。棚仕立てや樹冠サイズで700L/10a寄りになると、必要薬量は一気に増えます。だから「ネットで安く買えた」より前に、自分の園地の標準水量(何L/10aで回しているか)と、対象害虫に対して何倍で当てるのかを先に決めるのが、価格で損しないコツです。


マブリック水和剤 価格だけで決めない適用作物と使用時期

農薬は「安いから買う」ではなく、「自分の作物・害虫・時期で使えるか」を満たして初めて価格比較が成立します。農薬登録情報提供システムでは、みかんは収穫21日前まで、かんきつ(みかんを除く)は収穫45日前まで、かきは収穫30日前まで、といったように作物ごとに使用時期が異なります。これを見落として買うと、安く仕入れても“使える窓”が短くて出番がない、という最悪のコストになります。
回数制限も実務では重要です。例として、キャベツでは散布3回以内(フルバリネートを含む総使用回数も3回以内)といった設定があります。ローテーション防除で「この週はピレスロイド系、次週は別系統」と組みたい場合、回数上限を踏まえないと計画が崩れ、急遽別剤を買い足すことになって結果的に割高になります。


作物・害虫の適用も広く、アブラムシ類、アザミウマ類、カメムシ類、チョウ目害虫など多くが挙がりますが、逆に「ハダニ主体の防除では夏季に残効が短い場合がある」とメーカー資料に注意書きがあります。価格だけで「マルチに効くからこれ一本」と決めると、ハダニで想定より効きが薄く、追加散布や別剤追加で高くつくことがあるため、適用表の“但し書き”まで読むのが得です。


参考:登録情報(適用表・希釈倍数・使用液量・使用時期・回数上限)
https://pesticide.maff.go.jp/agricultural-chemicals/details/16714

マブリック水和剤 価格と劇物の保管・安全対策(意外に効く視点)

ここは検索上位の「価格比較」だけでは抜けがちな、しかし実務で差が出る視点です。マブリック水和剤20はメーカー資料で「毒性:劇物」と明記され、農薬登録情報提供システムでも「製剤毒性:劇」と示されています。つまり、購入費だけでなく、保管・取り扱いの運用コスト(鍵のかかる保管、誤飲防止、ラベル管理、在庫記録の手間、廃袋処理の段取り)が必ず発生します。
さらに、メーカー資料には防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などの着用、作業後の洗浄・うがい、衣服の分別洗濯といった注意が具体的に書かれています。これは「安全の話」であると同時に、作業時間や段取りの話でもあります。たとえば繁忙期に人手が足りない圃場では、準備・片付けが簡略化できる薬剤が選ばれやすく、結果として“時間単価”まで含めた実質価格で負けることがあります。価格が多少安くても、運用が回らず散布適期を逃すなら高い買い物です。


また意外に見落とされるのが「魚類に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川等に飛散・流入しないよう注意」「養殖池周辺では避ける」といった水系リスクの注意です。水路が近い圃場では、飛散対策(風の条件を選ぶ、ノズル・圧力の見直し、緩衝帯の確保)に気を使う必要があり、これも“見えないコスト”になります。逆に言えば、自分の圃場条件に合えば、余計な対策が少なく済むので、同じ価格でも運用面で有利になります。


参考:製品特長・包装・混用注意・保護具・魚毒性など運用に直結する注意点
https://www.kumiai-chem.co.jp/products/document/mablic20_wp.html

マブリック水和剤 価格の判断を助ける混用回避と散布設計

マブリック水和剤20は、メーカー資料で「浸透移行性はないので、十分な散布液量で作物全体にかけむらのないよう散布」と明記されています。つまり、安く買っても「当てムラ」が出ると効きが落ち、再散布になって結局高くつきます。価格記事でありがちな“最安値”より、散布設計(ノズル、圧、葉裏への到達、樹冠内部への入り)まで一緒に考えると、実質コストは下がります。
混用・近接散布の注意も、価格に直結します。メーカー資料には、石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用回避、またボルドー→マブリックは4日以上間隔を空けると効果が発揮される、などの具体記載があります。これは「その日に混ぜて1回で済ませたい」という現場心理を抑える情報ですが、守らないと効果低下や薬害リスクが増え、結果として散布回数増・別剤追加というコスト増に繋がります。


さらに、作物によっては高温期の薬害注意も明記されており、おうとうの夏期高温時散布は薬害のおそれがあるため避ける、とされています。ここで無理に使うと、収量・品質の損失という最大の“価格”を払うことになります。価格比較は購入費で終わらず、「使い方の制約」まで含めて判断するのが、農業経営として一番堅い選び方です。


以下は、現場で役立つ“価格判断のチェックリスト”です。


✅ 登録番号・成分(フルバリネート20%)で製品同定してから価格比較
✅ 自分の標準散布水量(L/10a)を基準に、必要薬量を概算
✅ 適用表で、使用時期(収穫前日/3日前/14日前/45日前…)が間に合うか確認
✅ 回数制限(本剤、成分総使用回数)を防除暦に当てはめる
✅ 劇物の保管・PPE・水系リスク対策を“見えないコスト”として織り込む
最後に、価格の話へ戻すと「安い店を探す」より「自分の使い方でムダが出ない規格(250g/500g)を選ぶ」ほうが失敗しにくいです。散布面積が小さいのに大袋を買うと、保管期間が伸びて管理が難しくなり、逆に面積が大きいのに小袋を刻むと段取りが増えて人件費が上がります。あなたの作物と防除回数の計画に合わせて、袋数で買い方を設計できると、マブリック水和剤の価格は「安く買えたか」ではなく「安く使い切れたか」で勝てるようになります。




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