コメリで「有機配合肥料」を選ぶとき、最初に見るべきは銘柄よりも成分表示です。たとえば「有機配合肥料8-8-8」は、窒素8%・リン酸8%・カリ8%のバランス型として表示されています。コメリの商品説明でも、この8-8-8は「野菜の味と花の色を重視」「すばやく効く」「家庭菜園に最適」といった性格づけがされています。
一方で「有機入り配合肥料6-7-6(15kg)」のように、窒素6・リン酸7・カリ6と少しリン酸寄りの設計もあります。コメリの説明では「厳選された有機原料とアミノ酸、硫安、尿素をバランスよく配合」「あらゆる作物に使用」「用途:元肥・追肥」とされており、有機だけでなく速効性の窒素源(硫安・尿素)も組み合わせている点が読み取れます。つまり“有機配合”といっても、完全な有機質肥料ではなく、効き方を調整するために無機成分も入っている設計が現実的です。
現場の判断軸は、ざっくり次の3つです。
特に“迷ったらバランス型”は合理的ですが、同じバランス型でも濃度と粒の効き方が違います。8-8-8はコメリの商品説明上「すばやく効く」側の表現なので、追肥の立て直し用途にも向きます。逆に、土が軽くて肥効が抜けやすい圃場で、追肥の回数を増やしてコントロールする運用と相性が良いです。
参考:コメリ「有機配合肥料8-8-8」の成分・施肥量例(どの作物で何gが目安か)
https://www.komeri.com/shop/g/g746356/
「施肥量」は結局、袋の目安が最も事故が少ない起点になります。コメリの「有機配合肥料8-8-8」には、1坪(3.3㎡)当たりの使用例が具体的に載っています。作物カテゴリ別に元肥と追肥が分かれているので、まずはここを“基準値”として持つのが安全です。
コメリの例(1坪あたり)は次の通りです。
ここで重要なのは、数値そのものより「追肥は“少量を回数で”」という設計になっている点です。果菜・根菜で追肥が2~3回とされているのは、過剰投入で根を傷めたり、徒長(葉ばかり伸びる)に振れたりするのを避け、途中の生育を見ながら調整できるようにするためです。特に有機配合は、土温・水分・微生物の状態で効き始めのタイミングがズレるので、“一発で決めない”運用が結果的に収量と品質を安定させます。
現場での落とし込みのコツは、面積換算を単純化することです。1反・10aのような大面積でも、畝幅が一定なら「畝長×畝幅」でおおまかな施肥面積を出して、1坪目安から比例で計算できます。追肥は株元に寄せすぎず、根域の外周(株周りを一周する位置)に散布して軽く土をかけると効率が上がり、肥料当たりも減らせます(コメリの説明でも追肥は“土をかぶせると更に効果的”とされています)。
元肥は「土づくりと初期生育の土台」、追肥は「不足分の補正」と考えるとブレません。コメリの「有機配合肥料8-8-8」ページには、元肥は土とよく混合し、根に直接触れないようにすき込む注意書きがあります。これは配合肥料が速効に寄る場合、根に近い高濃度帯ができると初期の根張りが止まり、結果的に吸肥力が落ちるからです。
追肥についても、同ページで「土の上に撒くだけでOK」「土をかぶせると更に効果的」とされています。追肥を“表面散布だけ”で済ませがちな現場ほど、乾燥と揮散(アンモニアのロス)で効きが鈍ることがあるので、軽く土寄せする一手間が収量を押し上げます。特に果菜類(トマト・ナス・キュウリなど)は、追肥が遅れると一気に草勢が落ち、回復に時間がかかるので「少量を早めに」を基本にすると失敗が減ります。
さらに、コメリの「有機入り配合肥料6-7-6」は“硫安・尿素”の記載がある点がヒントです。これらは比較的効きが早い窒素源なので、土温が低く有機の分解が進みにくい時期の立ち上がりや、肥料切れからの回復に寄与しやすい設計だと読み取れます。逆に言えば、窒素が効きやすい=過剰にも振れやすいので、追肥は控えめから始め、生育を見ながら刻むのが安全です。
有機質が入る肥料で怖いのは「施肥直後の障害」です。油かすや鶏糞など有機質肥料は、分解途中でガス(有機酸など)を発生させ、植え付け直後に根を傷めて肥料焼けにつながることがある、と一般向け解説でも注意されています。そのため、元肥として使う場合は植え付けの1か月前を目安に混ぜ込む、という考え方が示されています。
ただし“有機配合肥料”は、有機100%よりは設計がマイルドで、表示されている施肥例に従えば事故は起きにくいのが実態です。それでも事故が出るときは、たいてい次のどれかが原因です。
回避策はシンプルで、元肥は“全面散布→よく混和”、追肥は“少量を複数回→軽く覆土”です。コメリの「有機配合肥料8-8-8」でも、元肥は土と良く混合し根に直接触れないように、追肥は土をかぶせると効果的、と明記されています。ここを守るだけで、初心者~兼業規模の多くの失敗は潰せます。
参考:有機質肥料は分解過程でガスが出て肥料焼け要因になり得る、元肥は植え付けの1か月前目安で混和するという注意点
https://horti.jp/2526
検索上位の解説は「成分」「使い方」「施肥量」に寄りがちですが、現場で地味に効くのは“効きムラ”の管理です。とくに有機配合は、土温が低い・乾燥が続く・逆に大雨で流亡する、こうした条件で「効いた/効かない」の体感差が出やすく、結果的に追肥の判断が遅れたり、焦って過剰投入したりします。
効きムラを潰すための実務的な工夫をまとめます。
ここで役立つのが、コメリの施肥例が“追肥回数込み”で書かれている点です。果菜・根菜で追肥を2~3回としているのは、まさに効きムラを前提にした安全設計で、現場の天候ブレに合わせて「回数で調整」できる余白を作っています。施肥を一発勝負にしないことで、肥料代のムダと品質ブレ(味・色・日持ち)を同時に減らせます。
最後に、コメリで買うメリットを実務目線で言語化しておくと、社内チェックにも通りやすくなります。コメリは「有機配合肥料」のカテゴリをまとめて通販で提示しており、取り置き・配送などの導線も用意されています。現場は“切らさない”こと自体が利益なので、施肥設計と購買導線をセットで考えると、作業の再現性が一段上がります。

サンアンドホープ 有機配合肥料 10kg 作物の品質を上げる 油かす・骨粉などの有機質を配合 有機60%含 花・野菜・庭木・果樹などに最適