そら豆のアブラムシ対策は、まず「飛んでくる数を減らす」発想から組み立てると失敗が減ります。サカタのタネは、アブラムシが大敵であることを前提に、畝でのシルバーマルチ、アルミ蒸着テープを畝に沿って2~3段張る方法を挙げています。特に反射資材は“最初の侵入”を遅らせやすく、結果として後の薬剤回数や手作業の負担が軽くなります。
シルバーマルチの狙いは「反射光で飛来を嫌がらせる」ことで、初期侵入を遅らせることです。種苗会社のQ&Aでも、シルバーポリフィルムでアブラムシの飛来を防止できる点が示されており、地温保持にもつながるとされています。
参考)ソラマメが毎年アブラムシの被害にあい困っています。よい防除方…
防虫ネットは万能ではありませんが、「入る前に遮断する」資材としてはやはり強力です。重要なのは、株が大きくなってネットがパツパツになったり、葉が密になって内部が蒸れたりすると、ネット内で増えやすい環境を自分で作ってしまう点で、家庭菜園の実例でも“蒸れが巣窟になりそう”という指摘があります。
参考)https://ameblo.jp/prn81060am/entry-12795726947.html
現場でのコツは、次の3点を同時に押さえることです。
参考リンク(シルバーマルチ、アルミ蒸着テープなど資材での防除の考え方)。
ソラマメの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(野菜)|…
そら豆のアブラムシは、株の先端(生長点)や新芽など、やわらかくて汁を吸いやすい場所に集まりやすいので、「そこを減らす」摘芯が対策として効きます。東北種苗のビギナーズマニュアルでも、摘芯が莢の肥大を促すだけでなく、若くてやわらかい芯先に寄生しやすいアブラムシの防除につながると明記されています。
摘芯は“株を弱らせる作業”ではなく、“実に養分を回し、同時に虫の好物(新芽)を減らす作業”として理解すると判断が速くなります。栽培情報サイトでも、草丈が伸びたタイミングで先端を摘芯し、倒伏を防ぎつつアブラムシ対策が期待できると説明されています。
参考)そら豆の栽培方法・育て方【摘心でアブラムシ対策&病気知らず!…
タイミングの考え方は、ざっくり次の2段階です。
参考)ソラマメ
「摘芯したのに増える」ケースもありますが、その多くは摘芯が遅く、既に群れが内部に入り込んでいる状態です。摘芯は“単独で万能”ではなく、反射資材やネットで侵入を遅らせ、摘芯で増殖場所を減らし、必要なら局所防除へ、という順で効きます。
薬剤防除は、発生してから慌てて強い手段を連発するより、「初発で確実に落とし、その後は増やさない」設計のほうが結果的に安定します。サカタのタネでも、途中で発生したら殺虫剤散布としつつ、まず浸透移行性殺虫剤や資材での防除を挙げています。
一方で、花が咲く作物での薬剤散布はミツバチ等への配慮が必須です。マラソン乳剤のラベル情報では、ミツバチに影響があるため、巣箱やその周辺にかからないようにする、受粉目的でミツバチ等を放飼中の施設・果樹園等では使用を避ける、といった注意が明記されています。
参考)https://www.greenjapan.co.jp/marason_n.htm
農業現場で事故を防ぐための実務ポイントをまとめます。
参考リンク(ミツバチ注意、散布回数・希釈倍率などラベルの要点)。
https://www.greenjapan.co.jp/marason_n.htm
アブラムシ対策を“毎回薬剤でゼロにする”発想だけにすると、作業は重くなりやすいです。そこで選択肢になるのが、てんとう虫などの天敵活用と、天敵が圃場で働き続ける仕組みづくりです。家庭菜園レベルでも「てんとう虫を放つのが効果的」と紹介されており、天敵がアブラムシを捕食する基本は同じです。
さらに一歩進めると、施設栽培などで普及してきた「バンカー法」という考え方があります。農研機構の「アブラムシ対策用 バンカー法 技術マニュアル」では、圃場の一部で害虫が発生しても天敵密度が一定に保たれるため、被害を最小限に抑えられる、という狙いが示されています。
参考)https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/narc_BankerManual-all.pdf
注意点は「天敵を入れたのに薬剤で一掃してしまう」事故です。マニュアル内でも、苗でアブラムシ発生が認められた場合は“コレマンアブラバチに影響の小さい薬剤”を選ぶ、といった両立の発想が書かれています。つまり、天敵を活かすなら、薬剤の選択と使い方が“防除体系”としてセットになります。
現場で取り入れやすい順に並べるとこうです。
参考リンク(バンカー法の狙い、運用の基本、薬剤との考え方)。
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/narc_BankerManual-all.pdf
検索上位は「薬剤」「ネット」「シルバーマルチ」「摘芯」に寄りがちですが、現場で“差”が出るのは、実は株の作り方(風通し・栄養バランス)です。過繁茂で内部が蒸れるとアブラムシが増えやすく、ネット内でも巣窟化しそうだという実体験があり、これは「防除以前の環境づくり」の重要なサインです。
摘芯を“防除作業”として捉えると、風通しの確保とセットで効きます。先端(生長点)に寄生しやすい性質がある以上、密に茂って先端が増え続ける株は、それだけで不利になります。摘芯がアブラムシ防除につながると明記されている資料もあるので、作業の優先度を上げる根拠になります。
意外に見落とされるのが、「早期発見の設計」です。畝の両側から葉裏が見える仕立て、通路幅、支柱や誘引のやり方まで含めて“見回りで見つけられる畑”にしておくと、初発で落としやすくなります(初発で叩くほど、薬剤も手作業も少なく済む)。
参考)ソラマメの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(野菜)|…
実務で効くチェック項目(見回り用)を置いておきます。
ここまでを「資材(侵入を遅らせる)→ 摘芯(増殖場所を減らす)→ 初発で防除(増え切る前に止める)→ 天敵を活かす(長期戦を軽くする)」の順に組むと、そら豆のアブラムシ対策は再現性が上がります。

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