ソラマメのアブラムシ類は、春(特に3月以降)に飛来が増え、葉・茎・莢に群生しやすくなります。
この「見えてから」だと一気に増えやすいので、現場では“群れになる前”の兆候を拾うのが効率的です。
初期に拾いたいサインは、次の3つです。
発生源として見落としやすいのが、畑の端(風上側)と、周辺の雑草帯です。
有翅型(飛ぶタイプ)の飛来が「春と秋」とされるため、特に作の立ち上がり~春先は、密度が低い段階でも警戒する価値があります。
ソラマメでアブラムシを防除する場合、まず大前提として「ラベル(登録内容)」の確認が必須で、記事や一覧は変更される可能性がある点に注意が必要です。
また、技術資料では「(注)ソラマメにはアブラムシ類に対する薬剤しか登録がない」とされ、現場で使える選択肢が“広くない”前提で組み立てる必要があります。
一方で、具体例として、ソラマメ(未成熟)でアブラムシ類に対して薬剤による防除が示され、スミチオン乳剤、アドマイヤーフロアブル、アディオン乳剤が挙げられています。
ここで重要なのは「効く成分名」よりも、作用機構(RAC/IRAC)を意識して、同じ効き方の連用を避けることです。
登録確認の実務は、次の順にすると迷いが減ります。
参考:登録の確認に使える資料(令和5年1月1日現在の農薬登録内容として、そらまめ(未成熟)の病害虫別登録が表形式で整理されています)。
アブラムシ防除でありがちな失敗は、「効いた薬を続けて使い、翌年から効きが鈍る」パターンです。
近年は抵抗性アブラムシが問題になり、散布しても翌日集団で残るなら抵抗性を疑い、RACコードを確認してローテーションを組むことが推奨されています。
ローテーションの考え方はシンプルで、同じ系統(同じ作用機構)を続けないことです。
さらに、抵抗性管理の情報として、IRACコードの利用や「世代間ローテーション」の重要性が示され、3剤ローテーションでも設計次第では抵抗性発達リスクを増やし得る点が指摘されています。
参考)https://www.fmc-japan.com/trendinfo/irac/02
現場で使いやすい運用例(あくまで考え方で、最終判断は登録と圃場条件に合わせます)。
「散布回数が多い=上手い」ではありません。
飛来抑制(マルチ・ネット等)で“そもそも来させない”設計をしておくと、ローテーションを組む回数自体が減り、抵抗性リスクも下げやすくなります。
ソラマメ・エンドウでは、発芽後にアブラムシが発生するとモザイク病にかかりやすいため防除が必要で、寒冷紗被覆やシルバーテープ、マルチの活用が示されています。
苗をネット(例:1mm目合)で被覆するとアブラムシの飛来を防げ、保温効果もあるとされています。
タキイの栽培マニュアルでも、アブラムシ飛来を防ぐ目的でシルバーマルチの利用、飛来を少なくするためのシルバーテープの使用が推奨されています。
参考)https://www.takii.co.jp/tsk/manual/pdf/soramame.pdf
また、アブラムシは乱反射光を水面と勘違いして近づきにくい可能性がある、という説明とともに、シルバーマルチ・シルバーテープの予防効果が解説されています。
参考)農家が教える、アブラムシの駆除方法。発生しやすい条件や効果的…
資材対策を“効かせる”コツは、以下の通りです。
独自視点として、資材対策は“農薬の代わり”ではなく「農薬の効きの寿命を延ばす装置」と捉えると設計がブレません。
飛来密度が下がると散布回数が減り、同一系統の再登板まで時間が稼げるため、抵抗性管理にも間接的に効いてきます。
ソラマメ・エンドウのモザイク病は、アブラムシ類が複数のウイルスを伝搬し、葉のモザイク症状や奇形を呈するとされています。
また、技術資料では「本病に有効な農薬はないので、アブラムシ防除に努める」と明記されており、結局のところ“アブラムシ対策=ウイルス対策”になります。
ウイルス対策として現場で効くのは、治療ではなく「侵入・拡大を止める」行動です。
参考)ソラマメモザイク病
さらに、BYMV等の情報では、アブラムシの有翅虫が11月上旬〜12月中旬に多く、冬季に激減し、4月以降に再び増加するため、4月以降に発病が急増し得る、という“季節の山”が示されています。
この山を知っていると、春先に「もう大丈夫だろう」と監視を緩める事故を減らせます。
参考:ソラマメのウイルス病は、アブラムシの発生・飛来時期とソラマメの生育時期が重なることが一因だと説明されています(背景理解に役立ちます)。

[broad beans] カルビー miinoそら豆しお味 おつまみ おやつ お菓子そら豆 ロカボ 28グラム (x 12)