エンドウ 支柱立て方 ネット 間隔 誘引

エンドウの支柱立て方を、合掌式・スクリーン式・あんどん式の選び方から、間隔・深さ・ネット張り・誘引まで農業現場目線で整理します。強風で倒れない固定のコツと、収量につながる意外なポイントも入れて解説しますが、どこから手を付けますか?

エンドウ 支柱立て方

エンドウ 支柱立て方の要点
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間隔と深さ

支柱は「何cm間隔で並べるか」と「何cm差すか」で倒伏リスクが決まります。強風地ほど“深さ優先”で組みます。

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ネットと固定

ネットはピンと張って、上・中・下を要所で結び留めます。固定の甘さがそのまま作業増(再誘引)に直結します。

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誘引のタイミング

巻きひげ任せだと遅れやすいので、伸び始めに軽く誘引して“登り口”を作るのが省力です。

エンドウ 支柱立て方の種類:合掌式・スクリーン式・あんどん式


エンドウの支柱立て方は、作業性と耐風性で大きく3系統に分けられます。畝の長さ・条数(1条/2条)・圃場の風当たりで、最初に型を決めてください。型が決まると、必要な支柱本数、ネットの枚数、固定部材まで逆算できます。
まず「合掌式」は、畝の両側に支柱を斜めに立てて頂部で交差させ、横に1本渡して固定する定番構造です。強度を出しやすく、風であおられても形が崩れにくいのが利点です。一般論として、長さ210~240cm程度の支柱が使われ、交差部や横支柱はヒモでしっかり結んで固定します。


次に「スクリーン式」は、支柱をまっすぐ立ててネットを張るやり方です。エンドウのようなつる性野菜に向く方法として整理されており、ネットを“面”で張れるので誘引が単純になります。ネットは上だけでなく、中程・下部も結び留めてテンションを維持するのがポイントです。


最後に「あんどん式」は、株(または列)を囲うように支柱を立て、外周にヒモを何段か回して誘引面を作る方法です。スペースが限られる場所や、ネットを張りづらい条件で選択肢になります。段数を増やすほど、つるの散りやすさを抑えられます。


支柱の基本形とネット固定の考え方(スクリーン式・合掌式・あんどん式の概要、ネットの結び留め箇所、支柱の長さ目安)は、以下が整理されています。


支柱の代表的な立て方(合掌式・スクリーン式・あんどん式)と、ネットの結び留め方の手順。
https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/howto/pole/

エンドウ 支柱立て方の間隔:50~60cm・条・畝で変える

支柱の間隔は「支柱のたわみ」と「ネットの波打ち」を抑えるための設計値です。間隔が広すぎると、ネットが風で腹を作り、巻きひげが外れて再誘引が増えます。逆に狭すぎると資材コストと設置時間が増え、撤去も重くなります。
目安として、スクリーン式では支柱を約50~60cm間隔で立てる説明があり、畝の長さに合わせて本数を揃えます。合掌式でも同様に、畝の両サイドに支柱を斜めに立て、約50~60cm間隔で数組を作る考え方が提示されています。ここは「風の強い圃場ほど狭める」「土が軽くて支柱が効きにくい圃場ほど合掌を選ぶ」という現場判断が効きます。


2条植え(1畝に2列)でエンドウを走らせる場合、直立で左右にネット面を作るより、合掌で中央に登らせた方が“つるの行き場”が明確になり、結果として誘引が減ることがあります。特に株が旺盛な年は、畝間にこぼれたつるが通路を塞ぐので、最初からネット面を高く・ピン張りにして「登らせる方向」を作っておくと管理が軽くなります。


支柱間隔(約50~60cm)の考え方は、以下に明記されています。


https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/howto/pole/

エンドウ 支柱立て方の深さ:20~30cmで倒れにくくする

倒伏を減らす最大のコツは「支柱を深く効かせる」ことです。風で倒れると、株の根が揺さぶられて吸水が落ち、回復に日数がかかります。倒れた後に起こしても、節や巻きひげが折れて再誘引が必要になり、収穫期の作業が詰まります。
基準として、直立式・合掌式・スクリーン式のいずれでも「支柱は20~30cmほど土にさす」と説明されています。現場でありがちなのが、表層だけ柔らかい日に急いで差して、深部まで入っていないケースです。差し込みが浅いと、横支柱やネットをいくら締めても“支点”が動くので、全体がグラつきます。


意外と見落とされるのが、設置当日の土の状態です。雨上がりは差し込みやすい一方、乾くと土が締まって支柱が抜けにくくなるため「雨上がり設置→乾いて固定が効く」という流れを作れます(ぬかるみ過ぎる場合は踏圧で畝肩を固めてから)。反対に、乾燥しきった畑で無理に差すと、支柱が斜めになったり、穴がガバついて“グラつきの原因穴”になります。


支柱の差し込み深さ(20~30cm)の目安は、以下に記載があります。


https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/howto/pole/

エンドウ 支柱立て方のネット:ピンと張る・上中下を結ぶ

エンドウはネットに登らせると収穫位置が揃い、莢(さや)の見落としが減ります。ネット張りで重要なのは「テンション」と「固定点」です。ネットがたるむと、つるが網目をつかみにくくなり、風で煽られて外れやすく、結果として誘引回数が増えます。
スクリーン式の手順としては、支柱を立てたらネットを広げ、頂部左右をヒモで結び、最後に頂部中央を結ぶ流れが示されています。さらにネットをピンと張りながら、中程と下部もヒモで結び留めて完成、という考え方です。ここを「上だけ固定」で済ませると、風でネットが暴れて、株元付近の芽が擦れて傷むことがあります。


固定資材は、ヒモが基本ですが、現場では“外す予定があるか”で選ぶと失敗しません。ワンシーズン固定ならヒモで強固に結ぶのが安定し、頻繁に張り直すならクリップや結束バンドの方が手が速い場合があります。結束バンドを使うなら、屋外で劣化しにくい耐候性を選ぶという整理もあります。


ネットの固定手順(頂部左右→頂部中央→中程・下部も結ぶ)は、以下を参照してください。


https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/howto/pole/

エンドウ 支柱立て方の独自視点:誘引を減らす「登り口」と風の設計

検索上位は「どう立てるか(型)」が中心になりがちですが、現場で効くのは“支柱を立てた後、誘引をどれだけ減らせるか”です。エンドウは巻きひげがあるものの、支柱に絡みつく力が弱いので、ネットを使っていてもポリテープ等で誘引する必要がある、という整理があります。つまり「立てて終わり」ではなく、最初の誘引設計がコストを決めます。
ここで効くのが「登り口(スタート地点)の作り方」です。つるがネットに届く前の高さ(株元~20cm程度)で、軽く水平ラインを作る(あんどん式の1段目のイメージ)か、ネットの下端を株元に寄せて固定して、つるが“最初に触る面”を増やします。巻きひげが空振りすると横に逃げやすいので、最初の数本だけ人手でネットへ誘導すると、その後の自走率が上がります。


もう一つの意外なポイントが「風の抜け道」を残すことです。ネットをピン張りにするのは前提ですが、圃場の卓越風(よく吹く向き)に対して、ネット面を真正面にすると受風面積が最大になります。支柱形状は同じでも、畝向きの取り方で倒伏リスクが変わり、台風前後の補修時間が違ってきます。可能なら、圃場条件に合わせて合掌の向き・ネット面の向きを調整してください(難しい場合は、横支柱やたすき支柱を追加して“ねじれ”を止めるのが効果的です)。


「巻きひげが絡みにくいのでネットでも誘引が必要」という前提は、以下の説明が参考になります。


エンドウのネット支柱でも誘引が必要な理由、支柱固定資材(ヒモ・クリップ・結束バンド等)の整理。
https://www.noukaweb.com/snap-pea-support-pole/




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