枝豆 の 剪定 で 現場 で 最も 迷い が 出る のは、「摘芯 を する べき か」「摘芯 を しない べき か」です。結論 から 言う と、摘芯(摘心・摘芯)は 必須 作業 では なく、草勢 が 強く なりやすい 条件 で “効く” 管理 です。草勢 が 強い と、茎葉 ばかり 伸びて 見た目 は 立派 でも 収穫量 が 伸びない ケース が 出やすい ため、剪定 的 に 先端 成長 を 止めて 分枝 を 促す のが 摘芯 の 狙い です。
タキイ種苗 の 栽培マニュアル では、畑 が 肥沃 で 茎葉 の 伸び が 旺盛 に なりやすい 場合、晩生種 など で 摘芯 を 推奨 し、本葉 5〜6 枚 時 の 摘芯 で 草丈 が 低く なり 倒伏 しづらく、わき芽 が 伸びて 側枝 にも 莢 が つき 多収 に つながる としています。つまり、枝豆 の 剪定 は 「分枝 を 増やして 花 と 莢 の 場所 を 増やす」+「草丈 を 抑えて 倒伏 を 減らす」という 2本立て です。
ただし、枝豆 は “摘芯 すれば 必ず 増収” では ありません。農家web でも、草丈 が 大きく ならない 品種(早生種〜中生種 の 一部)では 摘芯 の 効果 が 出にくい ため おすすめ しない と 明記 しています。ここ を 読み飛ばす と、作業量 だけ 増えて 収量 は 変わらない、という いちばん つらい 結果 に なります。
現場 の 判断 を 早く する ため の 目安 を 文章化 すると 次 の ように まとめ られます。
ここで 意外 と 見落とされる のが、摘芯 を “増収 作業” と 決めつける こと です。倒伏 で 収穫 作業 が 崩れる と、莢 の 傷、土 汚れ、収穫 ロス、選別 ロス が 連鎖 します。剪定 は 収量 の 上積み だけでなく、収穫性(作業性)を 守る ため の 技術 として 扱う と、やる/やらない の 判断 が ぶれにくく なります。
参考:摘芯 を 行う 条件 と 期待効果(晩生種・肥沃・本葉 5〜6 枚・倒伏 しづらい・多収)
タキイ種苗:エダマメ 栽培マニュアル(摘芯と潅水の項)
枝豆 の 剪定(摘芯)の “勝ち筋” は、タイミング が 8割 です。農家web は 摘芯 の タイミング を 「本葉 が 5〜6 枚(5〜6 節)展開 したころ、頂芽 を 摘芯」と 具体的 に 書いており、さらに “本葉 の 数え方” の 注意点 も 出しています。ここ を 現場 で 取り違える と、早すぎ剪定・遅すぎ剪定 の どちらか に 偏り、枝 の 出方 と その後 の 生育 が 乱れます。
本葉 の 数え方 は シンプル に 統一 します。農家web の 説明 どおり、いちばん 下 に 生える 双葉(子葉)と その上 の 初生葉 は 本葉 の 数 に 入れない、という ルール を 現場 の 共通言語 に します。特に 複数人 で 管理 する 圃場 では、「本葉 5枚」 の 解釈 が 人 に よって ずれる と、同一 圃場 でも 摘芯 日 が ばらけて 草姿 が そろわず、追肥・防除・収穫 の タイミング が 合いにくく なります。
タイミング の もう一つ の 考え方 は、草勢 で 判断 する 方法 です。タキイ種苗 は “肥沃 で 旺盛” など 条件 を 添えた うえで 本葉 5〜6 枚 を 推していますが、これは「旺盛 になりそう なら、早め に 先端 を 止めて 分枝 に 振る」という 生理 に 合う から です。逆に、乾燥・低温・過湿 など ストレス が 乗っている 圃場 で 同じ ように 摘芯 すると、回復 に 使う はず の 資源 を 剪定 傷 の 修復 に 回し、結果 的 に 花数・着莢 が 伸びない こと が あります。
判断 の 基準 を 迷わない 形 に 落とす と、次 の ように なります。
参考:本葉 5〜6 枚(5〜6 節)で 頂芽 を 摘芯、双葉・初生葉 は 本葉 に 数えない
農家web:枝豆(エダマメ)栽培 摘芯(摘心)方法
枝豆 の 剪定 は 枝 を たくさん 切る 作業 では なく、基本 は “頂芽 を 1回 摘む” だけ です。農家web では、摘芯 方法 を 「本葉 5枚 残して 先端 を 摘芯」「手で ひねり取る か、ハサミ で カット」と 具体的 に 書いています。これ を 現場 手順書 に そのまま 落とす と、新人 が 入っても 迷い が 少なく なります。
わき芽 の 扱い も 重要 です。タキイ種苗 は、摘芯 により わき芽 が 伸びて 側枝 にも 莢 が つき 多収 に つながる としており、基本 的 に “わき芽 を 活かす” 方向 が 合理的 です。ここで よくある ミス が、剪定=不要枝 を 取る、という 果樹 的 発想 を そのまま 持ち込み、わき芽 を 整理 しすぎる こと です。枝豆 は そもそも 側枝 にも 花 が 咲き 莢 が つく 作物 なので、風通し の ため と 言いながら 収量 を 削る 方向 に 進みやすい 点 に 注意 します(倒伏 や 病害 が 出ている 圃場 は 別 で、まず 密度・追肥・潅水・防除 で 整える のが 先 です)。
そして “意外 と 効く” のが、ハサミ の 消毒 の 徹底 です。農家web は、剪定 ハサミ を 使う 場合 は 必ず 消毒、病原菌 の 伝染 に 注意 と 述べ、気 に なる 場合 は エタノール 等 を 使う としています。剪定 は 傷口 を 作る 行為 なので、病害 が 出やすい 年 に こそ 作業の 清潔さ が 差 に なります。圃場 が 複数 ある 経営 ほど、同じ ハサミ を 持ち回る だけで リスク が じわじわ 上がる ため、「1圃場 1消毒」や「株ごと は 無理 でも 畝ごと」など 現実 的 な ルール を 先に 決める と 続きます。
現場向け の 具体 手順(例)
参考:本葉 5枚 残して 摘芯、ハサミ 利用 は 消毒 を 推奨
農家web:枝豆(エダマメ)栽培 摘芯(摘心)方法
枝豆 の 剪定 を “毎年 同じ” に すると 失敗 しやすい のは、品種 と 圃場 の 肥沃 が 変数 だから です。タキイ種苗 は、晩生種 や 肥沃 で 旺盛 になりやすい ところ では 摘芯 が 有効 とし、摘芯 で 草丈 を 抑え 倒伏 を 防ぎ、側枝 の 莢 で 多収 を ねらえる としています。つまり、晩生種×肥沃 は 摘芯 で メリット が 出やすい 組み合わせ です。
一方で 農家web は、草丈 が 大きく ならない 品種(早生種〜中生種 の 一部)では 摘芯 しても 効果 が ない としており、枝豆 の 剪定 を “適用条件 つき” の 技術 として 扱っています。ここ は 農業従事者 の 記事 として 率直 に 書く 価値 が あります。摘芯 は 手間 が かかる うえ、適用 を 外す と マイナス も 起こりうる から です。
判断 を 言語化 して おく と、現場 の 共有 が 進みます。
さらに 現場 で “肥沃” を 感覚 だけで 決めない 工夫 も 効きます。例えば、前年 の 施肥 設計 と 収穫後 の 残渣、堆肥 投入 の 有無、葉色(濃さ)と 節間(伸び)を 記録 し、旺盛 化 の 兆候 が 出た 年 は 摘芯 を 優先、という 運用 に すると、担当者 が 変わっても ブレ にくい です。
参考:晩生種・肥沃 で 摘芯 を 推奨、本葉 5〜6 枚 で 倒伏 しづらく 多収
タキイ種苗:エダマメ 栽培マニュアル(摘芯の項)
枝豆 の 剪定 を “切る 技術” だけで 終わらせない ため に、摘芯 と 潅水 を セット に して 収量設計 を 組む、という 発想 が 現場 で 効きます。タキイ種苗 の 記述 では、摘芯 は 旺盛 な 茎葉 を コントロール して 多収 に つなげる 一方、秀品率(特に 3粒莢 の 割合)を 高める には 乾燥 させない 適期 の 潅水 が 重要 としています。ここから 読み取れる のは、「分枝(節数)を 作る」フェーズ と 「落花・落莢 を 防いで 着莢率 を 上げる」フェーズ を 分けて 管理 する こと です。
独自視点 として 提案 したい のは、摘芯 を した 圃場 ほど “水 の 使い方” を 変える こと です。摘芯 で わき芽 が 伸び 側枝 が 増える と、葉面積 が 増え、晴天 続き では 蒸散 が 増えます。つまり、剪定 によって 収量 ポテンシャル を 上げた のに、乾燥 ストレス で 落花・落莢 を 呼び込み、結果 的 に “枝 は ある のに 莢 が ない” 状態 に なる リスク が 高まります。タキイ種苗 が 強調 する 「開花初期 の 7〜10日 が 重要」や、開花以前 の 潅水 が 分枝・節数 を 増やし、開花着莢期 の 潅水 が 落花・落莢 を 防ぐ、という 説明 は、摘芯 と 相性 が よい 管理 の ヒント です。
現場 で 使える 運用例(摘芯 と 潅水 の セット化)
この 視点 の メリット は、剪定 の 良否 を 「摘芯 した/しない」だけで 評価 せず、「摘芯 を 起点 に 水管理 まで 含めて 収量 を 作ったか」という 形 で 現場 の 改善 に つなげ られる 点 です。剪定 は 単独 技術 では なく、潅水・草勢・品種 の 3点 と 組み合わせて はじめて 収益 に 変わる、と 言い切って よい と思います。
参考:摘芯 と 潅水、開花初期 の ストレス、秀品率(3粒莢)と 潅水 の 重要性
タキイ種苗:エダマメ 栽培マニュアル(摘芯と潅水の項)