白菜の害虫 農薬とアブラムシ防除

白菜の害虫(アブラムシ等)に対して、農薬の選び方とローテーション、防除の考え方を現場目線で整理します。登録確認の手順やIPMも含め、失敗を減らすコツは何でしょうか?

白菜の害虫 農薬

白菜の害虫 農薬:現場で迷わない全体像
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まず「登録」を確認

白菜に使えるかは作物名・害虫名・使用回数・収穫前日数で決まります。迷ったら公的な農薬登録情報で最終確認します。

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ローテーションで効きを守る

同じ系統を連用すると抵抗性リスクが上がります。RAC(IRAC)コードの違う薬剤を組み合わせて回します。

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「見つけた時点で遅い」害虫がいる

アブラムシはウイルス媒介が問題で、目立つほど増えてからでは手遅れになり得ます。飛来のタイミングを意識して早めに抑えます。

白菜の害虫 農薬:アブラムシの被害とウイルス媒介


白菜で厄介なのは「吸汁で弱らせる」だけでなく、アブラムシがウイルスを媒介する点です。
口針を植物に探り挿入する性質があるため、保毒している個体が飛来すると初期感染が起こり得ます。
特に「大量発生して目に付く頃」より前、春と秋の有翅型の飛来を想定して対策を前倒しする発想が重要です。
発生の見取りで意識したいポイントをまとめます。


白菜の害虫 農薬:RAC(IRAC)コードとローテーション散布

農薬が「効かなくなった」と感じる要因の一つが、抵抗性個体が残って集団化することです。
そこで、RAC(IRAC)コードの異なる薬剤を順番に使うローテーション散布が推奨されます。
アブラムシ対策で整理に使える“系統の物差し”として、農家webはIRACコード別に主な薬剤例を挙げています。

例として、同じ畑で「同系統を続けない」ための見方はこうです。


  • 4A(ネオニコチノイド系):モスピラン、アドマイヤー、アクタラ等。​
  • 4C(スルホキシミン系):トランスフォーム。​
  • 29(フロニカミド):ウララDF。​
  • 28(ジアミド系):ベネビア等。​
  • 9B(ピリジンアゾメチン誘導体):コルト。​

実務では「今の薬剤が何系統か」を把握し、次回は別系統に切り替えるだけでも失敗が減ります。

ただし、実際に使えるかどうかは白菜での登録(害虫名・使用時期・回数・収穫前日数)に従う必要があります。


参考)農薬登録情報を作物名で探す

白菜の害虫 農薬:登録確認とラベル順守の手順

白菜の害虫防除は、効く・効かない以前に「その作物・その害虫で使えるか」が前提です。
農林水産省の農薬登録情報では、作物名から農薬登録情報を検索できる導線が用意されています。
確認で外しやすいのは、次の“現場あるある”です。


  • 作物の区分:白菜として登録か、「野菜類」等の広い区分で適用かを混同する(ラベルの記載が最優先)。​
  • 害虫名の一致:アブラムシ類、コナガヨトウムシ類など、ラベル上の対象表現に合わせる必要がある。​
  • 使用回数・総使用回数:成分の総使用回数制限がある場合、別製品でも合算になることがあるため記録が必須。​

記録を軽くする工夫として、散布日・薬剤名・有効成分・IRACコード・希釈倍率・対象害虫を1枚の作業日誌に固定化すると、ローテーションが崩れにくくなります。

白菜の害虫 農薬:コナガ・ヨトウムシ類も同時に見る(スペクトラム発想)

白菜ではアブラムシだけを見ていると、チョウ目害虫(例:コナガ、ヨトウムシ類)を取り逃がして被害が跳ねることがあります。
現場では「いま畑に何がいるか」を見ながら、スペクトラム(効く範囲)の広い薬剤と、狙い撃ち薬剤を使い分ける設計が効きます。
たとえば、園芸用殺虫剤の説明では、適用害虫として「アブラムシ類、ヨトウムシ類」など複数カテゴリを挙げ、早期発見・早期対応の重要性も触れています。


参考)白菜につきやすい害虫とは?虫の種類や予防・対策方法を解説!|…

この考え方を白菜に寄せると、次のように判断できます。


  • 葉裏の点状集団が目立つ:アブラムシを優先し、系統を回して“効きを維持”する。​
  • 葉に穴・食害痕が増える:コナガやヨトウムシ類の可能性を疑い、対象害虫に合う登録薬剤へ切り替える。
  • 同時発生が濃い:登録と収穫前日数を守りつつ、スペクトラムとローテーションの両立を考える。

白菜の害虫 農薬:独自視点「飛来前」を作る圃場設計(雑草・観察・天敵)

検索上位は「発生したら何を撒くか」に寄りがちですが、白菜は“飛来前の設計”で農薬回数を減らせる余地があります。
農家webでも、圃場近くのアブラナ科雑草を定点観測し、アブラムシの早期発見に役立てる例に触れています。
ここでのコツは「観察のルール化」と「発生源の切り分け」です。


  • 定点観察:畑の端・風上側・周辺雑草の3点を固定し、週2回など頻度を決めて“変化”だけ追う(同じ場所・同じ時間帯だと気づきやすい)。​
  • 発生源管理:周辺のアブラナ科雑草が感染源・増殖源になり得るため、草刈りや管理で飛来圧を落とす。​
  • IPMの導入:抵抗性が疑われるときほど、薬剤の系統変更に加えて物理的・耕種的・生物的防除も組み合わせる発想が重要とされています。​

「意外と効く」現場小技として、アブラムシは“アリに守られて増えやすい”面があるため、アリの動線(畝肩やマルチ際)を観察して発生の早期サインにするのも実用的です。

登録確認に使える(最終判断用)公式ページ。
農薬登録情報を作物名で検索(白菜で使えるか最終確認)
農薬登録情報を作物名で探す




国内産 白菜 1/2 1個