子どもに米作り1年間の流れを説明するとき、まず春の「田起こし」と「代かき」をしっかりイメージさせると理解が深まる。田起こしは、冬のあいだに固くなった田んぼの土をトラクターなどで耕し、空気を入れてふかふかにする大事な準備だ。
代かきでは、田んぼに水を入れて土を細かく砕きながら平らにならしていく。こうすることで田んぼの水漏れを防ぎ、苗の根が張りやすい「泥のベッド」を作ることができる。
春の作業では、土づくりと一緒に前年のワラをすき込んで、有機物として土に戻すことも多い。これは微生物のエサになり、ゆっくりと肥料として効いてくるため、子どもには「田んぼでワラがもう一度生きている」と伝えるとよい。
参考)米作りの一年|稲作の作業スケジュールを月ごとに解説【田植え・…
また地域によっては、春先に畦(あぜ)に草を生やしすぎないように刈り込む「畦草刈り」も行う。畦の草を整えることは見た目だけでなく、害虫の隠れ場所を減らし、水漏れを防ぐための大切な作業だと説明できる。
参考)お米づくりの年間スケジュール – 一般社団法人 …
米作り1年間の流れの中で、子供向けに特におすすめなのが「種もみ」と「苗づくり」の観察だ。選ばれた種もみは、水に浸けて発芽しやすい温度で数日管理し、小さな芽が出た状態で播種(はしゅ)される。
このとき、病気を防ぐために温湯消毒や薬剤による種もみ消毒をすることもあり、「見えないカビから苗を守る予防接種」のようなイメージで子どもに説明できる。
苗づくりでは、専用の育苗箱に土を敷き、種もみをまいてまた薄く土をかぶせる。箱を並べたあと、ビニールハウスや「プール育苗」と呼ばれる水を張った育苗床で温度と水分を管理しながら、約1か月かけて田植え用の苗に育てていく。
子どもと一緒に育苗箱をのぞくと、根が白く伸び、葉が2〜3枚になっていく様子が毎日確認できる。学校や家庭学習では、トレーに少量の土を入れて「ミニ田んぼ」を作り、発芽から数週間だけでも追いかけると、教科書だけでは伝わらない実感を持たせやすい。
参考)https://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/society/shou_5/sangyou/syokuryouseisan/komedukuri0-1.html
米作り1年間の流れで、子どもの印象に一番残りやすいのが田植えだ。一般的に5〜6月ごろ、10〜13cmほどに伸びた苗を3〜5本ずつ束にして、15cm前後の間隔で田んぼ一面に並べていく。
今は田植え機で植えることが多いが、子ども向け田植え体験ではあえて手植えをさせ、足元の泥の感触や苗の倒れやすさを体で覚えさせる。昔は家族総出で一列になって田植えをしていたことや、機械の導入で作業時間がどれくらい短くなったかを数字で示すと、機械化の意味も理解しやすい。
田植えが終わると、夏にかけての主な仕事は「水管理」と「草取り」になる。水の深さを変えることで、稲の根を強くしたり、雑草の生え方を抑えたりできるため、農家は毎日のように水口を見回っている。
参考)美味しいお米ができるまで!米農家の年間スケジュールと作業の流…
子どもには、「田んぼは大きな水槽のようなもので、水の量を変えると中の生き物や稲の機嫌も変わる」と伝えるとよい。除草剤を使わない田んぼでは、手押しの除草機を押したり、手で草を抜いたりする作業もあり、「草との根比べ」が続くことも率直に教えておくと、米作りの大変さが伝わる。
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米作り1年間の流れのクライマックスが、秋の稲刈りとその後の脱穀・精米だ。9〜10月ごろ、穂が黄色く色づいて頭を垂れたら収穫期で、鎌で1株ずつ刈る方法と、コンバインを使って一気に刈り取る方法がある。
コンバインは、稲を刈る・脱穀する・ワラを切って田んぼにまく、という3つの仕事を一台でこなす機械で、「動く小さな工場」として紹介すると子どもにもイメージしやすい。
刈り取ったもみは、そのままでは水分が多く保存に向かないため、乾燥機で水分を飛ばす。昔は「はざ掛け」といって、竹や木の枠にはさみかけて天日で干していたが、今は天候に左右されにくい機械乾燥が主流だ。
参考)お米づくりの1年
乾燥が終わると、もみすりでもみ殻を取り除いて「玄米」にし、さらに精米機でぬか層を削ると白米になる。スーパーに並ぶ白いお米の一粒一粒の外側には、本来ぬかやもみ殻が何層もあったことを図で見せると、精米の仕組みと栄養の話(玄米・分づき米との違い)も自然につなげられる。
米作り1年間の流れを子供向けに伝えるうえで、検索上位にあまりないが効果的なのが「田んぼの生き物」と「今と昔のくらし」をセットで見せる視点だ。田んぼにはオタマジャクシ、カエル、ドジョウ、トンボのヤゴなど多くの生き物がすみ、これらは害虫を食べてくれる「小さな助っ人」でもある。
農林水産省などの学習資料では、田んぼが洪水をゆるやかにする「ダム」の役割や、地下水を補う機能も紹介されており、「田んぼはごはん工場であり、町を守るための大きなスポンジ」といった比喩が子どもに受け入れられやすい。
また、江戸時代から現代までの米作りの1年間を比べる教材では、手作業中心だったころの田植え・稲刈り・脱穀の様子と、トラクターやコンバインが導入された現在の姿が一覧表になっている。
参考)米づくりの苦労や工夫
授業や体験学習では、昔の道具(千歯こき、足踏み脱穀機など)の写真やレプリカを見せ、同じ1年の中で「人の時間」と「機械の時間」がどう変わったのかを話し合うと、農業の効率化だけでなく、家族の暮らしや地域の仕事の分担まで想像させることができる。これに、自分たちが食べている給食のごはん一杯が、どれだけ多くの手と時間に支えられているかを重ねれば、単なる作業説明を超えた食育になる。
子ども向け教材として米作りの今と昔、年間スケジュール、生き物などがイラスト入りで整理されている学習ページです(1年間の流れと社会科・総合学習の参考リンク)。
農林水産省「コメ作りの今と昔」

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