ビニールハウス小型自作100均!結束バンドとワイヤーネット温室

100均アイテムだけで小型ビニールハウスを自作する方法を徹底解説します。ワイヤーネットや結束バンド、フォトフレームを使った意外な温室アイデアとは?ベランダ菜園の寒さ対策、あなたは万全ですか?

ビニールハウスを小型で自作する100均の活用

ビニールハウスを小型で自作する100均の活用

100均自作ビニールハウスのポイント
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工具不要で組立

結束バンドやクリップを使えば、特別な工具なしで誰でも簡単に組み立てられます。

💰
驚きの高コスパ

市販の温室の数分の一の費用で、環境に合わせたサイズを自由に作れます。

🏠
ベランダに最適

小型で軽量なので、狭いベランダや室内でも場所を取らずに設置可能です。

市販のビニールハウスはサイズが合わなかったり、高額だったりして導入をためらっていませんか。実はダイソーやセリアなどの100均ショップには、本格的な小型温室を自作できる資材が豊富に揃っています 。園芸コーナーだけでなく、キッチン用品やインテリア用品を組み合わせることで、既製品にはない機能性やデザインを持たせることが可能です。ここでは、初心者でも失敗しない材料選びから、意外なアイテムを使った裏技的な製作方法まで、3000文字以上のボリュームで詳しく解説していきます。

 

参考)初心者必見!100均アイテムで手作りできるビニールハウス完全…

100均ワイヤーネットと結束バンドで温室の骨組み作り

 

最も強度が高く、サイズ調整もしやすいのが「ワイヤーネット(メッシュパネル)」を使用したボックス型の温室です。

 

  • 基本の材料選び

    ダイソーやセリアで販売されているワイヤーネットは、サイズ展開が非常に豊富です。プランターの大きさに合わせて、側面板2枚、背面板1枚、天板1枚、前面(扉用)1枚の計5枚を用意しましょう 。色は白や黒、シルバーなどがありますが、光の反射を考慮すると白、または熱吸収を狙うなら黒など、栽培環境に合わせて選ぶのがプロのコツです。さらに、これらを固定するための「結束バンド(インシュロック)」は、屋外で使う場合、紫外線に強い「耐候性」タイプを選ぶと長持ちします 。

     

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  • 組み立ての手順

    まず、側面と背面のネットを結束バンドで固定し、コの字型を作ります。この時、結束バンドは仮締めにしておき、全体の形が整ってからペンチなどで強く締め上げ、余分な部分をカットすると歪みが少なくなります 。天板を取り付けたら、底面はあえてネットを張らず、プランターに上から被せられる「カバー式」にすると、水やりや移動が格段に楽になります。

     

  • ビニールシートの張り方

    骨組みができたら、保温のためのビニールを張ります。ここでのポイントは「テーブルクロス」の活用です。100均の透明テーブルクロスは厚みがあり、園芸用ビニールよりも透明度が高いものが多いです 。これを骨組みに合わせてカットし、大きめのダブルクリップや洗濯バサミで固定します。接着剤を使わずクリップ留めにすることで、気温が上がった時にすぐに取り外して換気できるメリットがあります。

     

    参考)【越冬】11月から3月まで大丈夫!実際に100均でDIYした…

  • 強度の補強

    風が強いベランダでは、軽量なワイヤーネット温室は飛ばされる危険があります。対策として、底部のネットの端にペットボトルに水を入れた重石を結束バンドで括り付けるか、プランターの縁とネットを紐で結んで固定しましょう 。

ダイソーとセリアの支柱とアーチ活用でトンネル栽培

プランターや畝(うね)に直接トンネルを作りたい場合は、園芸用の「支柱」や「アーチ」が活躍します。店舗によって取り扱いサイズが異なるため、使い分けが重要です。

 

  • ダイソーとセリアの違い

    一般的に、ダイソーは大型の資材が充実しており、太めの支柱や長いアーチが手に入りやすい傾向があります。一方、セリアはデザイン性が高く、細めの「グラスファイバー支柱」やおしゃれな色の資材が見つかることが多いです 。小型のプランターにはセリアの細いアーチがフィットしやすく、大型の野菜用プランターにはダイソーの太いアーチが安定します。

     

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  • アーチ型ハウスの作り方

    プランターの土にアーチ支柱を2〜3本差し込みます。この時、支柱がぐらつかないよう、プランターの底に届くまで深く差し込むのがコツです 。次に、頂点部分に直線の支柱を1本渡し、クロスする部分を結束バンドや専用の「クロスバンド(100均でも入手可)」で固定します。これにより、横方向の揺れに強くなり、ビニールを張った時の沈み込みも防げます 。

     

    参考)コレで失敗も怖くない!【ダイソーの園芸用品で作るミニビニール…

  • ビニールの固定テクニック

    アーチ型の場合、ビニールが風でバタつきやすいのが難点です。ここで活躍するのが「園芸用パッカー」や「洗濯バサミ」です。特に100均の「竿用ピンチ(Y字型の洗濯バサミ)」は挟む力が強く、太い支柱もしっかり固定できるため、専用パッカーの代用として非常に優秀です 。ビニールの裾(すそ)は長めにとり、土をかぶせるか、レンガなどを置いて隙間風を防ぎましょう。

     

    参考)100均ビニールシートでミニ温室増築😀

ダイソー|豊富なサイズ展開と大型資材が魅力の100円ショップ
※店舗検索や新商品の確認に便利です。

 

ベランダの保温と換気は洗濯バサミとアルミシート対策

小型温室で最も難しいのが温度管理です。昼間は高温になりすぎ、夜間は冷え込むため、こまめな調整が必要です。

 

  • 昼間の換気システム

    日中、直射日光が当たると内部温度は40度を超えることがあり、植物が「蒸れ」て枯れてしまいます。これを防ぐため、前面のビニールは「巻き上げ式」にしましょう。ビニールの下端に突っ張り棒をテープで貼り付け、それを芯にしてクルクルと巻き上げ、上部を洗濯バサミで固定します 。こうすることで、天候に合わせて開口部の広さをワンタッチで調整できます。

  • 夜間の保温強化

    夜間は放射冷却で急激に冷え込みます。ビニール1枚では断熱性が低いため、100均の「アルミ保温シート」や「プチプチ(気泡緩衝材)」を活用しましょう 。夕方になったら、ビニールハウスの上からアルミシートを被せるだけで、内部の熱が逃げるのを防げます。また、北側の側面(日光が当たらない面)にあらかじめプチプチを二重に貼っておくと、冷気の侵入を大幅にカットできます。

     

    参考)【DIY】手作りビニールハウスアイデアまとめ【温室】

  • 底冷え対策

    意外と見落としがちなのが「下からの冷気」です。コンクリートの床に直接プランターを置くと、冷気が根に伝わります。これを防ぐため、100均の「発泡スチロールブロック」や「ジョイントマット」を敷き、その上に温室を設置しましょう 。これだけで根の温度が数度変わり、生存率が上がります。

フォトフレームとランドリーグッズの意外な活用と失敗防止

ここでは、園芸用品以外のアイテムを使った、独自視点のユニークな温室アイデアを紹介します。見た目にこだわりたい方や、もっと手軽に作りたい方におすすめです。

 

  • フォトフレームで作る「ガラス温室風」ケース

    セリアなどで売っているA4やB5サイズの「木製フォトフレーム」を使うと、まるでアンティークなガラス温室のようなおしゃれなケースが作れます 。

     

    参考)【100均でDIY】セリアの100均フォトフレームを使って「…

    1. フレームを4〜5枚用意し、裏面の留め具やスタンド、裏板をすべて取り外します。
    2. 透明な面板(アクリルやPET素材)はそのまま利用します。ガラス製の場合は割れないよう注意が必要ですが、プラスチック製なら軽量で安全です。
    3. フレーム同士を木工用ボンドで接着して箱型に組みます。強度が不安な場合は、内側からタッカー(工作用ホッチキス)で補強するか、金具で固定します。
    4. 屋根部分はフレームを斜めに合わせるか、蝶番(ちょうつがい)を取り付けて開閉式にします 。

      参考)温室を100均の材料で自作したので作り方を紹介します!【温室…

      これならインテリアとしても美しく、多肉植物やサボテンの冬越しに最適です。隙間は「すきまテープ」で埋めると気密性が高まります。

       

  • ランドリーバスケットで「ポップアップ温室」

    もっと手軽な方法として、「ランドリーバスケット(ポップアップ式)」の活用があります 。メッシュ状の筒型バスケットに、大きめの透明ゴミ袋(45L〜70L)を上からすっぽり被せるだけです。

     

    • メリット: 支柱を組む必要がなく、袋から出すだけで自立します。使わない時は平たく畳んで収納できます。
    • 換気: ゴミ袋の底(天井になる部分)をハサミで少し切り取り、通気口を作ります。
    • 強度: 非常に軽いため、中に重いプランターを入れるか、レンガを置いて飛ばされないようにします。

      これは一時的な寒波対策や、育苗(いくびょう)初期の簡易ハウスとして最強のコスパを誇ります。

       

  • 100均「ワイヤーラック(収納棚)」の転用

    キッチン収納などに使う「スタッキングラック」や「スチールラック」も温室の骨組みとして優秀です 。これらはもともと重いものを乗せる前提で作られているため、非常に頑丈です。ラック全体を透明な「テーブルクロス」や「シャワーカーテン」で覆い、テープで留めるだけで、棚付きの多層式温室が完成します。狭いスペースで縦に植物を並べたい場合に最適です。

     

    参考)100均で、できる温室の作り方教えてください! - メタルラ…

初心者が失敗しない選び方とコスパ重視の資材リスト

最後に、初心者がよくやる失敗と、それを防ぐための賢い資材選びについてまとめます。

 

  • 「透明度」の落とし穴

    「半透明」のゴミ袋や養生シートを使うと、光量不足で植物が徒長(ひょろひょろに伸びること)してしまいます。必ず「透明」と記載されたテーブルクロスや、園芸専用のシートを選びましょう 。パッケージ越しに指を当ててみて、指紋がはっきり見えるくらいの透明度が理想です。

     

    参考)https://ameblo.jp/atarashiiengei/entry-12537574326.html

  • 「サイズ不足」による失敗

    植物は成長して背が伸びます。今のサイズギリギリで作ると、葉がビニールに触れてしまい、そこから冷害やカビが発生します(結露した水滴が葉につくため)。必ず植物の成長を見越して、高さに20cm以上の余裕を持ったサイズ設計にしましょう。

     

  • コスパ最強資材リスト
    • セリアの「突っ張り棒」:フレームの補強や、屋根の傾斜を作るのに便利。
    • ダイソーの「ファスナーテープ(マジックテープ)」:扉の開閉部分に使うと、密閉度と利便性が両立できる 。​
    • 「クリアファイル」:カットして小窓や通気口のフラップ(蓋)として加工しやすい。
    • 「焼き網」:ワイヤーネットより目が細かく、小さな鉢を並べる棚板として代用可能。

    Seria(セリア)|おしゃれなDIY素材が見つかる100円ショップ
    ※インテリアに馴染むデザイン性の高いアイテムを探すならこちらがおすすめ。

     

    これらの100均アイテムとアイデアを駆使すれば、高価なキットを買わなくても、十分に機能的なビニールハウスが手に入ります。まずは小さな一鉢用のハウスから自作に挑戦してみてはいかがでしょうか。自分で作った温室で育つ野菜や花は、愛着もひとしおですよ。

     

     


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