ネオニコチノイド系農薬 商品名 登録情報 検索

ネオニコチノイド系農薬の商品名を、現場で迷わず確認できるように「登録情報の見方」「ラベルでの見分け方」「使い方の注意点」まで整理します。あなたの圃場では、どの確認手順がいちばん抜けやすいですか?

ネオニコチノイド系農薬 商品名 登録情報

ネオニコチノイド系農薬 商品名 登録情報
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まず「登録情報」で確認

商品名だけで判断せず、公式の農薬登録情報提供システムで「農薬名」「種類」「使用基準」を必ず照合します。

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ラベルの見方が最短ルート

有効成分名・剤型・希釈倍数・適用作物・適用病害虫のセットで見れば、同名・類似名による誤用を避けられます。

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蜜蜂・周辺環境も同時に点検

使用時期や飛散防止など、ラベルの注意事項を守ることが、周辺の非標的生物リスク低減にも直結します。

ネオニコチノイド系農薬 商品名を登録情報で検索する手順


ネオニコチノイド系農薬の「商品名」は、メーカーのラインナップ変更や混合剤の増加で、現場ほど混乱が起きやすい情報です。そこで最初にやるべきは、公式の「農薬登録情報提供システム」で、商品名から登録情報を引いて一次情報に当たることです。農林水産省の農薬登録情報提供システムには「農薬名で探す」導線があり、キーワードで農薬名を検索して候補を出せます。検索結果から、登録番号、農薬の種類、適用作物、使用方法(希釈倍数・使用回数・使用時期など)を必ず確認します。これは、同じ有効成分でも「適用作物」や「使用基準」が製品ごとに違う場合があるためです。


特に注意したいのは、圃場で会話に出る「通称・略称」です。たとえば「○○(成分名)剤」と言っても、実際の登録は単剤・混合剤・粒剤・水和剤などで枝分かれしており、適用や使用回数が変わることがあります。検索では、まず商品名の一部(3〜6文字程度)で引っかけ、候補を絞ったうえで、登録番号とラベル記載事項が一致するかで確定させるのが安全です。現場の時短のために、よく使う薬剤の登録番号を作業日誌に控えておくと、翌年以降の確認が一気に速くなります。


参考:公式の検索入口(農薬名で探す。キーワード検索ができ、登録情報に到達できます)
https://pesticide.maff.go.jp/agricultural-chemicals/name-search/

ネオニコチノイド系農薬 商品名と有効成分(ネオニコ)の見分け方

「ネオニコチノイド系かどうか」は、商品名の響きではなく、有効成分名で判断します。現場で最も確実なのは、容器ラベルの有効成分欄を見て、ネオニコチノイド系に該当する成分(例:イミダクロプリド等)が含まれているか確認する方法です。さらに、混合剤ではネオニコ以外の系統が一緒に入るため、「ネオニコ=この商品」と短絡せず、成分の組み合わせと用途(対象害虫・適用作物)で整理します。


ここで“意外に効く”整理術があります。作業場に「商品名→有効成分→IRAC作用機構(系統)→主な対象害虫」という4列の表を作っておくことです。口頭伝達のズレが減り、ローテーション防除の計画が立てやすくなります。特にネオニコは浸透移行性を期待して選ばれることが多い一方、害虫側の感受性低下(効きが鈍る)を疑う場面もあります。効きが弱いと感じたとき、散布ムラや時期ズレだけでなく、「同じ系統の連用になっていないか」を表で点検できるのは現場メリットが大きいです。


ネオニコチノイド系農薬 商品名の使用基準(適用作物・回数・時期)

農薬の適正使用でトラブルが起きる典型は、「同じ商品名(または似た名称)の別製品」「適用作物の思い込み」「回数と収穫前日数の見落とし」です。登録情報では、適用作物が作物群で書かれている場合もあり、思っている作物がその作物群に含まれるかを確認する必要があります。農薬登録情報提供システムの存在価値はまさにここで、現行の登録内容をその場で引ける点にあります。


実務のチェックポイントは、次の3つをセットで見ることです。


  • 適用作物(作物群を含む)
  • 適用病害虫(狙う害虫名が一致しているか)
  • 使用方法(希釈倍数、使用回数、使用時期、散布量など)

この3点が揃って初めて「その圃場でその使い方ができる」と言えます。とくにネオニコ系は、土壌処理・粒剤・灌注・散布など使い方のバリエーションがあり、剤型が変われば使用量も注意事項も変わります。ラベル(使用基準)と登録情報を照合し、現場メモには「どの剤型を採用したか」まで残しておくと、翌年の再現性が上がります。


ネオニコチノイド系農薬 商品名と蜜蜂(ミツバチ)への注意点

ネオニコチノイド系農薬は、非標的生物への影響が議論されやすい系統で、特に蜜蜂への配慮は現場の信頼に直結します。日本では、農薬登録制度の中で蜜蜂影響の考え方が整理されてきており、関連情報として「農薬による蜜蜂の危害防止」に関する行政の取り組みページが公開されています。実務としては、登録情報・ラベルの注意事項に従い、開花期の扱い、飛散防止、周辺の養蜂・家庭菜園の有無などを事前に確認するのが基本です。


現場で起きがちな落とし穴は「散布日は適切でも、翌日の気象で飛散・流亡が起きる」ケースです。たとえば強風や予期しない降雨で、想定外の移動が起きる可能性があります。散布判断は「今日の天気」だけでなく、半日〜翌日までの予報を見て決めると事故確率が下がります。これはネオニコに限らない話ですが、議論が大きい系統ほど、予防線を多めに張っておくと後工程(販売先や近隣対応)のコストが減ります。


参考:農薬による蜜蜂の危害防止(制度・注意の考え方を確認する入り口)
https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_mitubati/

ネオニコチノイド系農薬 商品名で現場が困る「混合剤・類似名」対策(独自視点)

検索上位の解説は「ネオニコの種類」や「代表成分」紹介で止まりがちですが、農業従事者が本当に困るのは、薬剤棚の前で起きる“実務上の取り違え”です。ここでは独自視点として、現場の事故が起きやすい「混合剤・類似名・規格違い」を、運用で潰す方法を提案します。


まず、混合剤は“ネオニコの単剤”として扱わないことが重要です。混合相手の系統によっては、適用害虫の範囲が広がる一方で、同じ圃場で別の薬剤と組んだときに系統が重なり、結果的にローテーションになっていない(連用になっている)ことがあります。これを防ぐには、作業前の段階で「有効成分を2つ書く」ルールを入れるのが効きます。たとえば日誌や防除暦に、商品名だけでなく、有効成分を必ず併記する運用です。


次に、類似名対策として、棚ラベル(自作でOK)を“商品名ではなく用途”で貼るのがおすすめです。


  • 例:「アブラムシ」「コナジラミ」「ウンカ」など、現場の目的語で棚を分ける。
  • そのうえで、各棚の先頭に「登録情報を確認する」チェックカードを置く。

最後に、登録情報の更新・失効リスクです。現場では「去年使えたから今年もOK」となりやすいのですが、制度上は登録内容が変わる可能性があります。FAMICでは登録情報のダウンロード提供なども行われているため、社内で年1回だけでも登録情報を点検する仕組みを作ると、事故が“ほぼゼロ”に近づきます。個人の注意力に頼るのではなく、仕組みで潰すのが一番安定します。


参考:登録情報のダウンロード(社内点検・一覧作成に使える入口)
https://www.acis.famic.go.jp/ddata/index.htm




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