すすき 除草剤 散布 時期 グリホサート

すすきに効かせる除草剤の選び方と散布時期、失敗しやすいポイントまで現場目線で整理します。秋散布で翌年の草刈り負担を減らす考え方も解説しますが、どこから手を付けますか?

すすき 除草剤

すすき 除草剤
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散布 時期が効き目を決める

ススキは多年生で地下部が強いので、成長段階に合わせた散布が重要です。

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グリホサートとグルホシネート

目的(根まで・速効・安全余裕)で使い分け、ラベルの適用を必ず確認します。

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畦畔は秋季が強い

収穫後の秋散布で翌年の刈払い省力化が狙える事例があります。

すすき 除草剤 散布 時期の基本


ススキは一年生雑草と違い、地上部を刈っても地下部が残れば翌年また立ち上がる「多年生イネ科」です。だから「いつ散布するか」が、薬剤選びと同じくらい結果を左右します。


まず押さえるべきは、茎葉処理(葉にかけて吸わせる)タイプは、雑草がしっかり葉を展開し、光合成と養分移動が活発なタイミングほど効きやすいという点です。一般論としても、吸収移行性の薬剤は生育が盛んな時期に散布すると吸収量が増えやすく、根まで届きやすいと整理されています。実務では「若すぎて葉面積が足りない」「刈払い直後で葉が少ない」「乾燥・低温で動きが鈍い」などで効きが落ちるケースが多いです。


ススキ対策でよく問題になるのが、見た目は枯れたのに翌年また出るパターンです。これは地上部は処理できても地下部に十分届かなかった、あるいは散布ムラがあった可能性が高いです。特に群落(株が密)だと、外側の葉だけ濡れて内側に薬液が入りにくいので、噴霧角度と歩行速度を意識して「葉にムラなく散布」することが重要です。


時期の目安としては、ススキの葉が充実してから秋口にかけてが狙いやすく、製品資料でも「使用時期は5月下旬~11月下旬」「翌年の抑制を考えるなら8月以降の散布をおすすめ」といった整理が見られます。こうした推奨が出る背景には、秋に地下部へ養分を貯める多年生雑草の性質を利用し、薬剤も一緒に地下部へ運ばせる発想があります。


すすき 除草剤 グリホサートの効かせ方

ススキの「根まで効かせたい」場面で名前が挙がりやすいのが、グリホサート系(移行性)の非選択性除草剤です。茎葉から吸収されて植物体内を移行する特性があるため、地下部まで枯らす狙いと相性が良いと説明されることが多いです。


一方で、グリホサートは「散布したらすぐ消える」タイプではありません。効果発現まで日数が必要で、製品側の注意としても、通常2~7日で効果が出始め、効果完成までさらに日数を要するので誤って再散布しないように、という趣旨が示されています。焦って追加散布すると、コストだけ増えて結果が変わらない(あるいはムダに飛散リスクが上がる)ことがあります。


現場で効き目を最大化するコツは、次の3点です。


  • 葉に当てる量より「付着の質」を上げる(株の内側にも霧を入れる、風の弱い時間帯を選ぶ)。
  • 散布前の刈払いタイミングを見直す(刈ってすぐは葉面が不足しがちで、効きが落ちやすい)。
  • 翌年の再発を前提に、1回で終わらせず「年単位の計画」にする(ススキは群落化しやすく、埋土芽・株の残りで再発しやすい)。

また、農地での使用は「登録内容どおり」が大前提です。農薬の適用(どこで、何に、どの時期に、どの量で使えるか)はラベルに明確に記載され、登録番号なども含めて確認することが求められます。


農薬ラベルの意味(登録・適用表の読み方の基礎)
https://www.nichino.co.jp/products/page_10008.html

すすき 除草剤 グルホシネートの使いどころ

グルホシネート系は、非選択性で速効性を期待しやすい一方、一般に「主に地上部中心で、地下部までの移行はグリホサートほど強くない」と整理されることが多い系統です。つまり、ススキの“根絶”目的には単独で限界が出ることがありますが、管理上は武器になります。


例えば、畦畔や法面などで「今ある地上部を早く落として見通しを確保したい」「作業計画上、短期間で効果が見たい」「薬害リスク(作物への飛散)をより神経質に避けたい」など、速効で場面を整える目的では選択肢になります。特に、混み合った雑草群落の刈払い前に処理しておき、作業性を上げる(絡みつきを減らす)といった“段取り”の考え方も現場では有効です。


ただし注意点も明確です。


  • 速効型ほど「散布ムラ」が結果に直結しやすい(当たった部分だけ枯れ、当たっていない株が残る)。
  • 枯れた後の裸地化が進むと、場所によっては浸食や畦畔の強度に影響が出る可能性がある(後述の秋季管理の留意点とも関係)。
  • 登録上の適用場所(畦畔、農道、果樹園下など)と使用時期・回数を厳守する必要がある。

「速効で整える」か「地下部まで落としに行く」かで、薬剤を選び、散布の狙いを分けると失敗が減ります。


すすき 除草剤 畦畔 秋季散布の省力化

ススキが問題になりやすいのは、作付けそのものより畦畔・農道・水田周りの管理です。ここは草刈り回数が増えるほど労力が跳ね上がり、しかも夏場は熱中症リスクも高く、現場の負担が大きい領域です。


この「草刈りの山」をずらす発想として、収穫後の秋に非選択性除草剤を散布し、翌年の春~初夏の刈払いを減らす取り組みが報告されています。宮城県の資料では、グリホサートカリウム塩液剤(48%)およびグルホシネートPナトリウム塩液剤(11.5%)を秋季に畦畔へ散布することで、翌年7月中旬までイネ科多年生草種の優占が認められず、春・夏季の刈払い作業を省略できるとされています。さらに同資料では、グリホサートの秋季散布が越冬後の多年生草種の植生量を低く抑え、春季散布と同等の防除効果が得られるという整理も示されています。


一方で、秋季に植生量が少ない場合は翌春の裸地化が進み、入水時の畦畔強度低下の可能性があるため注意が必要、と明確に書かれています。つまり「秋に散布して終わり」ではなく、畦畔の状態(草量・土質・傾斜)を見ながら、裸地化しすぎない運用や、局所的な補修・草種管理まで含めて考える必要があります。


畦畔の秋季散布の事例(省力化の効果と、裸地化・畦畔強度の留意点)
https://www.pref.miyagi.jp/documents/10951/200682.pdf

すすき 除草剤 独自視点:刈払い×秋散布の設計

検索上位では「おすすめ除草剤」「散布時期」単体の話が多い一方、現場で差が出るのは“年間の作業設計”です。ススキは群落化すると、単発の散布・単発の刈払いでは戻りやすいので、作業を「つなげる」発想が効きます。


おすすめの考え方は、刈払いと散布を競合させず、役割分担させることです。


  • 春~初夏:見通し確保、病害虫・カメムシ対策上の必要性があるなら刈払いを優先(ただし刈りっぱなしにしない)。
  • 夏~秋:ススキの葉量が十分な時期に、翌年の再発抑制を狙って茎葉処理を計画(「8月以降」を目安にしやすい)。
  • 収穫後(畦畔):秋季散布で翌年の刈払いピークをずらす(ただし裸地化しすぎない条件を見極める)。

ここで意外と効く小技が「刈払いの1カ月前倒し」です。秋散布の前に“掃除刈り”を入れて新葉を揃え、そこへ薬液を当てると効きが上がる、という考え方は試験報告でも示唆されています(秋散布の高い散布時期が9月以降、事前の掃除刈りをした状態で必要薬量を検討、など)。刈ってすぐ散布するのではなく、「刈る→再生葉を出させる→葉に散布する」という順序で、地下部へ運ばせる狙いを作るわけです。


最後に、農薬としての大原則です。登録農薬を使い、対象に適用がある薬剤を選び、希釈倍数・使用回数・使用方法を守ることが重要だと自治体も注意喚起しています。ススキはしぶとい雑草ですが、やり方を“点”から“線”へ変えると、翌年の現場が確実に楽になります。


農薬(除草剤含む)の適正使用(登録・希釈倍数・散布回数などの注意)
https://www.vill.nishigo.fukushima.jp/soshiki/sangyoshinkoka/norinsuisangyo/1/600.html




造花 ススキ 75cm