セスジスズメ幼虫大量発生と防除対策

セスジスズメ幼虫大量発生に直面したとき、被害の見分け方・発生時期・防除と予防を、農業従事者向けに具体例で整理します。手取り・薬剤・雑草管理まで、現場で迷う点を減らせるでしょうか?

セスジスズメ幼虫大量発生

セスジスズメ幼虫大量発生の現場対応
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まず被害の確定

葉の縁が大きく欠ける、粒状のフンが落ちる、葉裏に大型幼虫がいる…をセットで確認します。

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効くタイミングを逃さない

若齢期は薬剤が効きやすく、成熟すると効きが落ちやすいので、発生初期の判断が利益に直結します。

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周辺環境も同時に見る

ヤブガラシなど食草となる雑草があると、圃場外から供給されやすくなるため、除草も防除の一部です。

セスジスズメ幼虫大量発生の被害・見分け方(食害・フン・葉裏)

セスジスズメの幼虫は成熟すると5~10cm級になり、短期間で周辺の葉を食べつくすことがあるため、発見が遅れるほど「一気に丸坊主」になりやすいのが特徴です。
特に若齢幼虫のうちは食害が目立ちにくく、気づいたときには幼虫が大きくなっているケースが多いので、葉の欠け方とフンで早期に当たりを付けるのが現実的です。
現場での確認ポイントは、次の「同時発生セット」を意識すると判断が速くなります。


・葉の縁から切り取るように欠ける(ギザギザが大きい)
参考)https://www.mdpi.com/2223-7747/13/8/1060/pdf?version=1712670327

・株元や葉の上に、粒状のフンが散らばる(黒っぽい粒が目立つ)
参考)里芋の防除 セスジスズメ(ズズメガ)の農薬・対策

・被害葉の葉裏に幼虫が付いている(捕まえるならここ)
・終齢に近い個体は体側に眼状紋が並び、尾端に角状の突起(尾角)がある
参考)セスジスズメ - Wikipedia


「大量発生」という言葉で相談されますが、実務上は“圃場全体で同時に増えた”というより、局所的に急増して見えることが多いです(若齢期に見逃し、終齢で一斉に目立つため)。

まずは被害株周辺を起点に、同じ畝・同じ周辺雑草・同じ風下側へと探索範囲を広げると、取りこぼしを減らせます。

セスジスズメ幼虫大量発生の発生時期(6月〜10月)と生活史

セスジスズメは主に春から秋にかけて年1~3回発生し、幼虫は成熟すると地中の小部屋や地表の繭の中で蛹になります。
また、蛹で越冬し、成虫は5月から10月にかけて出現するとされています。
発生時期の大枠を「6月~10月」と捉えておくと、現場の巡回計画が立てやすいです。


参考)セスジスズメ


里芋の事例では、6月頃から発生が見られ、8~9月が被害が出やすい時期とされています。

見回りの頻度を上げる“合図”としては、成虫を見かけたタイミングが有効です。

成虫を見たら、葉に1個ずつ産み付けられる卵や、卵が付いた葉の除去を優先して、幼虫期の労力と薬剤コストを前倒しで減らす考え方が効きます。

セスジスズメ幼虫大量発生の防除(捕殺・除草・薬剤散布)

セスジスズメ幼虫は大きくなると見つけやすいので、薬剤を使いたくない場合は割り箸やピンセット等で捕殺する方法が現実的です。
捕殺のコツは、被害葉を見つけたら葉裏を重点的に探すこと、フンが落ちている株を優先することです。
周辺環境の管理として、圃場周辺の除草は「再侵入の遮断」に直結します。

セスジスズメはサトイモのほかヤブガラシなども好むため、周辺の食草が残っていると産卵・生息の受け皿になりやすい点に注意します。


薬剤を使う場合の重要点は、成熟幼虫には防除効果が劣りやすいため「幼虫が小さいうち」に散布することです。

里芋の例では若齢幼虫の時期は農薬がよく効くとされ、他害虫の防除と合わせて発生初期に組み込む運用が推奨されています。

また、抵抗性対策としてIRACコード等を確認し、同一系統の連用を避けてローテーション散布する考え方が示されています。

生物農薬の選択肢として、BT剤はチョウ目害虫に幅広く効果があり、有機農法でも使用可能で、人畜等への毒性が低いと説明されています。


参考)https://www.greenjapan.co.jp/esmaruku_bt.htm

BT剤は「食べさせて効かせる」タイプのため、若齢期に当てるほど効率が上がりやすい、という運用上の相性も覚えておくと失敗が減ります。


参考)2007年9月号『一般』新規BT剤「サブリナフロアブル」|農…


参考:若齢幼虫で薬剤が効きやすい・捕殺ポイント・除草の重要性(里芋の具体例)
里芋の防除 セスジスズメ(ズズメガ)の農薬・対策
参考:成熟幼虫は効きにくいので小さいうちに、防除の基本(卵除去・フンで発見)
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_s_sickbug_detail35
参考:BT剤の特長(有機でも使用可能、チョウ目害虫に効果、毒性が低い)
https://www.greenjapan.co.jp/esmaruku_bt.htm

セスジスズメ幼虫大量発生の作物・食草(サトイモ・ヤブガラシ)と侵入経路

セスジスズメ幼虫は、ヤブガラシ、ノブドウ、ホウセンカ、コンニャク、サトイモ、サツマイモなど多様な植物の葉を食べるとされ、圃場外の植生が“供給源”になり得ます。
里芋の現場解説でも、サトイモのほかヤブガラシを好むため周辺雑草防除が重要、と明記されています。
ここが意外に見落とされますが、「圃場内だけ対策しても再発する」ケースの多くは、畦畔・フェンス際・用水路沿いのヤブガラシ帯が温床になっています。


参考)イモムシ女子もビビる目玉だらけの怪物=セスジスズメ幼虫#イモ…

ヤブガラシはどこにでも生えやすく、そこを食べる幼虫が蛹化のために地上に降り、圃場近くの通路や路上で大きな幼虫が見つかることもある、と指摘されています。

農業従事者向けの実務としては、次の順で侵入経路を潰すと効率が上がります。


・圃場周辺(外周1~3m)でヤブガラシ等のつる草を優先的に除去する
・被害が出た畝の周辺株から、フン→葉裏→幼虫の順に探して捕殺する
・成虫を見た時点で、卵(薄緑色で1個ずつ)や卵が付いた葉を除去する​
「ヤブガラシを減らす=セスジスズメ対策」だけでなく、圃場周辺の除草は病害虫全体の予防にもなる、とされています。

作目をまたいで発生が連鎖する場合は、圃場単体ではなく、隣接区画・資材置場・通路周りの植生を含めて管理対象に入れるのが現実的です。


セスジスズメ幼虫大量発生の独自視点:判断を早める「終齢サイン」と作業段取り

セスジスズメ幼虫は終齢で体長80~85mm程度になり得るため、「見つけた時点でデカい=既に食害のピーク直前/最中」の可能性が高いと考えると、初動の段取りが組みやすいです。
このサイズ感は、同じチョウ目害虫でも小型種の“多数発生”とは対応が変わり、少数でも被害インパクトが大きいタイプとして扱う方が安全です。
終齢サインとして実務的に効くのは、次の3つです。


・葉が急に減る(昨日まであった葉量が短期間で落ちる)​
・フン粒が目立つ(株元・葉上に散る)​
・眼状紋がはっきりし、尾角が見える個体がいる
この段階では、薬剤は「当てれば必ず解決」とは言いにくく、効率の観点から捕殺・除草・若齢への先回りの再設計が重要になります。


具体的には、今日の作業で終齢個体を捕殺しつつ、同じ圃場内で“まだ小さい個体が残っていないか”を確認して、残っているなら若齢に合わせて散布計画を切り替える方が、翌週の再被害を抑えやすいです。


また、成虫を見つけた場合は、産卵(葉に1個ずつ)を前提に葉をチェックし、卵・卵付き葉の除去をルーティン化すると、来週の労務が目に見えて軽くなります。

「大量発生」に見える現象の多くは、若齢期の見落としが積み上がって“終齢が同時に目立つ”ことで起きるため、巡回と判断の仕組み化が最終的にコストを下げます。

見つけた段階 現場で起きがちな状況 優先手段
若齢(小さい) 被害が目立たず見逃しやすい 発生初期に散布、卵・卵葉の除去で先回り
中齢(見つけやすい) 食害が増え始め、被害葉が増える 被害葉の葉裏を重点探索し捕殺、必要に応じ散布
終齢(大型) 短期間で葉が一気に減る、効きが落ちやすい 捕殺を主軸に、周辺除草+次世代を止める(卵確認)


ゼノア 草刈機26cc

ゼノア 草刈機26ccの要点
25.4cm³クラスで現場向き

26cc検索でヒットする代表例としてTR2611ST(排気量25.4cm³)があり、乾燥質量4.3〜4.6kgの仕様が確認できます。

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不調の多くは消耗部

始動不良・吹けない症状は、エアフィルター、プラグ、キャブ詰まりなど「汚れ・詰まり・劣化」が原因になりやすいです。

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安全は「時間管理」

刈払機は振動障害の予防として、1日2時間目安や連続30分以内+休止5分以上など、作業時間の管理が重要です。

ゼノア 草刈機26ccの仕様と乾燥質量を選定

農業従事者が「ゼノア 草刈機26cc」で探すと、実際には“約26ccクラス”として排気量25.4cm³帯の機種情報に行き当たることが多いです。代表例としてゼノアのTR2611STは、仕様表で排気量25.4cm³、燃料タンク容量0.75L、スパークプラグNGK BPM7Yが掲載されています。
重量は、同じTR2611STでもバリエーション(ハンドル形状など)で差が出ます。乾燥質量は4.3kgと4.6kgの仕様が並んでおり、軽さ重視で選ぶなら数値の差が作業終盤の疲労感に効いてきます。


参考)https://www.zenoah.com/jp/brushcutters/tr2611l-ez/

また、10インチのチップソーが仕様に明記されているので、購入直後から“草丈がある圃場の更新”に入れるのも現場的には助かるポイントです。

一方で、26ccクラスは「軽さだけ」ではなく、刈刃の種類・燃料管理・点検頻度で実力が変わるため、次の章以降の観点も一緒に押さえるのが安全です。


参考)Ⅲ 振動障害の予防措置(刈払機)

ゼノア 草刈機26ccのチップソーとナイロンコードの使い分け

草刈機の刃は大きく「チップソー」と「ナイロンコード」に分かれ、向く現場が違います。広範囲の雑草や硬い茎を効率よく刈りたいならチップソー、障害物が多い場所や安全性を重視するならナイロンコードが適すると整理されています。
農業現場でよくある“畦の際・支柱の周辺・排水マス周り”は、金属刃だとキックバックや飛散物が怖いので、ナイロンコードの出番が増えます。ナイロンコードは長すぎるとエンジン回転が落ちて負担が増え、寿命を縮める恐れがあるとも指摘されています。


参考)https://www.genbaichiba.com/shop/pages/mag-20250509.aspx

ここで意外に効くのが「刈刃の持ち込み戦略」です。作業場所に予備の刈刃を持参し、欠け・ひびが入ったら交換することが必要とされています。

“替え刃を車に積む”は当たり前に見えて、結局これが休憩回数と再始動回数を減らし、結果的に振動ばく露時間の管理にもつながります。

ゼノア 草刈機26ccのエアフィルターとスパークプラグ点検

「朝は掛かったのに昼から掛からない」「掛かってもすぐ止まる」系は、まず消耗部の点検が最短距離です。一般的な対処として、スパークプラグの汚れ・摩耗の確認、汚れていれば清掃、摩耗していれば交換、火花確認、適切な締め付け確認が挙げられています。
エアフィルターも同様に、汚れが軽ければエアやブラシで清掃、ひどければ交換が必要とされています。


参考)https://www.genbaichiba.com/shop/pages/mag-20250516.aspx

フィルターが詰まると混合気が濃くなりがちで、失火・カブり・吹け上がり不良の呼び水になるため、農繁期は“週1の見える化点検”だけでもトラブルが減ります。

小ネタですが、プラグやフィルターを替えても直らないとき、いきなり大物(コイルやピストン)を疑うより先に、キャブ周辺の「ネジ緩み」「燃料フィルター」「ON/OFFスイッチ」などを点検する話もあります。


参考)エンジン不調の意外な落とし穴とその対処方法のお話

現場の体感では、刈払機は振動と温度変化で緩みやすいので、“締結を疑う”のは遠回りに見えて実は近道です。

ゼノア 草刈機26ccのキャブレター詰まりと分解清掃の判断

刈払機が掛かりにくい原因として、キャブレター内部に燃料が固着したりゴミが混入したりして燃料の流れが悪くなる点が挙げられています。
対策としてはキャブクリーナーを使った洗浄、必要に応じた分解清掃が推奨され、使用頻度が高い場合はシーズンごとのメンテナンスがすすめられています。
農業従事者の“意外な落とし穴”は、実はキャブ単体より燃料タンク側の通気・フィルター・周辺汚れがトリガーになるケースです。エアクリーナー、点火プラグ、キャブ取り付けネジの緩み、燃料フィルター、ON/OFFスイッチ清掃など、基本項目だけで復帰することがあるとされています。

ただし、分解清掃は「直せる人が直す」領域でもあります。メーカー側は部品の直販をしておらず、購入店またはサービスディーラーでの購入・相談が案内され、製造終了後8年間は修理部品を供給すると明記されています。

農繁期に止めないコツは、分解前提の整備を“閑散期のメニュー”に回し、繁忙期は「詰まりを作らない運用(保管・燃料管理・日次点検)」に寄せることです。


参考:部品供給・購入先(直販なし、製造終了後8年間供給の記載)
https://www.zenoah.com/jp/support-pages/faq/

ゼノア 草刈機26ccの振動障害と一連続作業時間の管理(独自視点)

検索上位は「スペック」「おすすめ」「価格」に寄りがちですが、農業従事者にとって本当に効くのは“身体の維持”です。刈払機の振動障害予防として、1日の振動ばく露時間の上限が2時間を超える場合は当面2時間以下にすること、さらに一連続作業時間はおおむね30分以内、休止時間は少なくとも5分以上とすることが示されています。
そして重要なのが「機械の整備=安全対策」という考え方です。刈払機の振動の大きさは整備状況と密接に関係し、ネジ類のゆるみや脱落があれば異常な振動が加わり、労働災害につながることもあるとされています。

つまり“振動が増えた気がする”は、体の問題ではなく機械側の異常サインであることがあり、放置すると体にも機械にも損をします。

実務に落とすなら、次のようにルール化すると運用しやすいです。


  • ⏱️ 30分作業+5分休憩をタイマー固定(休憩で刈刃・締結・燃料漏れも目視)。​
  • 🔧 週1でネジ緩み確認、刈刃の目立て(切れ味低下は能率も安全も落とす)。​
  • 🧤 ハンドルは軽く握り、高速での空運転は極力避ける(振動の伝わり方を抑える指針)。​

参考:振動障害の予防措置(作業時間の管理、整備、目立て、握り方の記載)
Ⅲ 振動障害の予防措置(刈払機)