肥料過多 ナス 葉 病気 うどんこ病 すすかび病

肥料過多でナスの葉に病気が出やすい理由と、うどんこ病・すすかび病などの見分け方、現場でできる対策を整理します。あなたの圃場の葉はどの症状に近いですか?

肥料過多 ナス 葉 病気

肥料過多でナスの葉に病気が出るときの要点
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まず「病気」か「肥料過多」か切り分け

葉色が濃い・過繁茂なら肥料過多を疑い、白い粉や灰褐色の病斑があれば病害(うどんこ病・すすかび病等)を優先して確認。

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葉の表と裏で見分ける

葉表が小麦粉状ならうどんこ病、葉裏に白っぽいカビ→灰褐色のスス状ならすすかび病の可能性が高い。

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対策は「環境」+「衛生」+「登録薬剤」

過繁茂を抑えて風通しを確保し、罹病葉は圃場外へ。必要なら登録のある殺菌剤を系統ローテーションで使う。

肥料過多 ナス 葉 病気 うどんこ病


ナスのうどんこ病は、下葉から発生しやすく、葉面が最初は小麦粉をまぶしたように見え、進むと灰色っぽくなり、発病が多いと下葉から落葉します。発生しやすい条件として「気温28℃前後」「やや乾燥気味」が挙げられています。
肥料過多(特に窒素過剰)になると株が過繁茂になりやすく、葉が重なって風通しが落ち、結果として病害が見つかりにくく・広がりやすくなります。ここで重要なのは「肥料過多そのもの」が病原体ではない点で、肥料過多は“病気が成立しやすい圃場環境”を作りやすい、という位置づけです。


参考)https://www.semanticscholar.org/paper/21cf182795c8dd96dcfb75e71081963071128eb6

現場での確認ポイントは、次の3つです。


  • 👀 見た目:白い粉状の斑点が葉表に出て、広がる(最初は点々でも、放置で面になります)。

    参考)302 Found

  • 🍃 出方:下葉から始まって、株全体へ上がってくる。​
  • 🌬️ 圃場条件:混み合い(過繁茂)、換気不足、日照が弱い区画で目立つ。​

対策の基本は「増やさない・飛ばさない・効かせる」です。


  • 🧹 罹病葉は早めに除去して圃場外へ(施設内に置かない)。​
  • ✂️ 摘葉・整枝で過繁茂を解消し、通気性を上げる(肥料過多を疑う区画ほど優先)。​
  • 💊 薬剤防除をするなら、同じ系統の連用を避け、ローテーション散布で耐性菌リスクを下げます。​

参考リンク(ナスのうどんこ病の症状・発生条件の記載箇所)
奈良県:ナスの病害(うどんこ病の症状・発生しやすい気象条件)

肥料過多 ナス 葉 病気 すすかび病

すすかび病は、ナスの葉に発生し、初めは葉裏に白っぽいカビが密生した小斑点ができ、進むと灰褐色の“ススで覆われたような”病斑になり、落葉につながります。ハウス栽培では2~4月頃に「多湿条件下」で発生が多いとされています。
肥料過多で葉が茂りすぎると、葉裏が乾きにくく、株元の湿度が抜けにくい状態を作りやすいのが落とし穴です。とくに施設で、潅水量が多い・下葉が残っている・通路側の風が抜けない、が重なると“葉裏スタート”の病害が気づかれにくくなります。

見分けのコツは「必ず葉裏を見る」ことです。


  • 🔎 初期:葉裏に白っぽいカビ状の小斑点。​
  • 🟤 進行:灰褐色のスス状の病斑、落葉が増える。​

対策は、まず環境を先に直すのが効果的です。


  • 🌬️ 換気と株間の確保で、葉裏が乾く時間を作る(過繁茂なら摘葉・整枝を優先)。​
  • 🧽 落葉・病葉を圃場内に残さない(病斑が“胞子の供給源”になりやすい)。​

参考リンク(すすかび病の症状と発生時期の記載箇所)
奈良県:ナスの病害(すすかび病の症状、ハウスで多い時期)

肥料過多 ナス 葉 病気 褐色斑点病

褐色斑点病は、葉に初期褐色の小斑点が出て、後に融合して1~1.5cm程度の不整形病斑になります。病斑周辺に白色粉状の子実層が見られることがある、という説明が公的資料にあります。
ここで厄介なのは、肥料過多で樹勢が強い圃場ほど「葉が多くて観察が粗くなる」ことです。点のうちに止められる病害でも、見回りの視野から外れると“融合して面になる”まで進んで初めて気づき、そこから落葉→樹勢低下→さらに病害、の連鎖が起きます。

現場のチェック順は次の通りです。


  • 🧭 まず下位葉と中位葉を中心に、褐色の小斑点が散っていないか確認。​
  • 🧻 病斑の周りに白い粉状(子実層)が見えるか確認(ルーペがあると速い)。​
  • ✂️ 融合して大きくなる前に、病葉は圃場外へ持ち出す。​

参考リンク(褐色斑点病の症状の記載箇所)
奈良県:ナスの病害(褐色斑点病の病斑の特徴)

肥料過多 ナス 葉 病気 窒素過多 過繁茂

灰色かび病などの病害は、湿度が高く風通しが悪い環境で発生しやすく、対策として換気や湿度低下、被害部位の除去が重要とされています。さらに「窒素過多により過繁茂になるのを防ぐため、適切な肥培管理を行うことも大切」と明記されています。
つまり、葉に病気が見えている局面で「薬剤を当てる」だけでは再発しやすく、肥料過多→過繁茂→湿度が抜けない→病害の居場所が増える、の構造を壊す必要があります。そこで、窒素をゼロにするのではなく、“効かせ方”を整えるのが実務的です(急に断つと樹勢が落ち、別の障害が出やすい)。

圃場でやる順番を、作業レベルに落とします。


  • ✂️ ①整枝・摘葉:葉が触れ合うところを優先して間引き、風が通る空間を作る(病斑のある葉は最優先で除去)。​
  • 💧 ②水管理:過湿を避け、葉が濡れたまま夜を迎えないようにする(施設なら換気もセット)。​
  • 🧴 ③薬剤は補助輪:病害が出たら初期に当て、同一系統の連用を避ける。​

独自視点として、肥料過多を疑うときほど「葉の観察ルート」を固定すると、見落としが減ります。例えば、毎回“同じ畝の同じ10株”の下葉・葉裏を必ず見るチェック株を決めると、過繁茂で圃場全体が見にくい時期でも初期病斑を拾いやすくなり、結果として散布回数やロスを抑えられることが多いです。




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