農業日誌 アプリ 無料で作業記録と圃場管理

「農業日誌 アプリ 無料」で迷う人へ、作業記録・圃場管理・共有・帳票まで“続く選び方”を現場目線で整理し、無料で始めて失敗しないコツを深掘りしますが、あなたの農場に合う一手はどれですか?

農業日誌 アプリ 無料

無料で始める農業日誌アプリの要点
続く入力設計

作業記録は「最短10秒」を目標に、現場で止まらない入力方法(タップ・音声・写真)を優先します。

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圃場管理の粒度

地図・区画・作付計画まで必要か、まずは“あなたの圃場の困りごと”から逆算します。

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帳票と共有

補助金・出荷先提出・チーム共有に備え、出力形式(Excel/帳票)と共有範囲を確認します。

農業日誌 アプリ 無料で作業記録を続ける入力設計


農業日誌アプリを無料で試すとき、最初に見るべきは「機能の多さ」ではなく、作業記録が“現場で止まらずに入力できる設計か”です。畑やハウスの中は手が汚れていたり、手袋をしていたり、日差しが強かったりで、机上のアプリ評価がそのまま当てはまりません。だからこそ、入力の手段を複数持っているアプリは強いです。


たとえば「畑らく日記」は、音声入力で作物・作業(状態)・数量・単位を簡単かつ確実に記録できることを特徴にしています。現場での“言ったら入る”は、思っている以上に継続率を押し上げます(入力が面倒な日ほど効果が出ます)。さらに写真を記録に残せるので、文章で説明しにくい生育状況や異常も「見返して判断」しやすくなります。


作業の合間に簡単入力(音声入力・写真・カスタマイズ・共有)という方針が明記されている点は、無料アプリ選びの判断材料になります。


作業の合間に簡単入力・音声入力・写真・共有の記載。
畑らく日記(公式の説明)
https://www.hata-nikki.jp/about/
入力設計を見極めるためのチェックリスト(無料トライアルでも確認可能)を置いておきます。現場で一度試すだけで、合う合わないがはっきり出ます。


  • 1回の記録入力に必要な画面遷移は少ないか(理想:2〜3画面以内)
  • 「後でまとめて」ではなく、その場で入れられるか(音声・写真・定型)
  • 誤入力を戻しやすいか(編集が簡単、履歴が見える)
  • 用語が現場の言葉に近いか(作物・作業名の自由度、カスタムのしやすさ)
  • オフライン気味の場所でどうなるか(圃場での電波弱い問題に耐えるか)

意外と見落とされるのが「入力の心理的ハードル」です。無料だと“とりあえず全部入れよう”となりがちですが、最初から項目を増やすと挫折します。導入初週は、作業記録を「作業名+圃場+所要時間(ざっくり)+写真1枚」くらいに絞って、まず“記録の習慣”を作るのが最短です。慣れてきたら、農薬・肥料・資材・収量などを段階的に足していきます。


農業日誌 アプリ 無料で圃場管理と作付計画を最小で始める

無料の農業日誌アプリを探す人の多くは、作業記録だけでなく圃場管理(どの区画で何をしたか)にも困っています。ここで重要なのは「自分の経営規模に対して、圃場管理の粒度を上げすぎない」ことです。粒度を上げるほど後で効きますが、同時に入力負担も増えます。


圃場管理まで踏み込む場合、参考になるのが「アグリノート」の圃場地図・GPS活用の発想です。アグリノートは、営農情報をデジタルで記録・集計・共有できるアプリとして、GPSで作業場所を判定して自動で記録を下書きする仕組みを打ち出しています。つまり「圃場管理を、入力で頑張る」のではなく「仕組みで補う」方向です。無料プランも用意されており、まずは試して、圃場・記録の上限感が自分に合うかを見るのが現実的です。


アグリノート(GPSで作業場所判定、無料プランの記載など)。
https://www.agri-note.jp
圃場管理と作付計画を“最小で”始めるコツは、いきなり全圃場を登録しないことです。おすすめは次の順です。


  • 優先圃場を2〜5枚だけ登録(クレームや事故が起きやすい圃場、作業が多い圃場)
  • その圃場だけ、作業記録を毎回つける
  • 2週間後に「見返す」時間を確保し、記録が意思決定に使えるか確認する
  • 使えると確信してから、登録圃場を増やす

また、作付計画は“理想の計画表”を作るほど更新が追いつかず破綻します。無料の範囲では特に、完璧な計画より「ズレが出たら更新できる運用」が大切です。近年は、年間の作業スケジュール登録やタスク進捗管理をアプリで無料提供する取り組みもあり、計画の見える化が現場の効率化や技術継承に寄与するとされています。計画は「作ること」より「現場で回すこと」に価値がある、という視点で選ぶと外しにくいです。


(栽培計画の見える化、無料で使える機能の例)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000067869.html

農業日誌 アプリ 無料で農薬と防除暦と病害虫を安全に管理する

農業日誌アプリを無料で導入する価値が大きい領域のひとつが、農薬と防除の管理です。理由はシンプルで、ここは“うっかり”が最も大きな事故につながりやすく、紙や記憶だと抜けが起きやすいからです。しかも、農薬まわりは「計算・回数・時期」など、アプリが得意な構造化データです。


農家webの「かんたん栽培記録」は、農薬の希釈計算、病害虫ごとの使用時期や使用限度回数の表示、使用回数カウントなどを説明しています。さらに、地域や作物を登録すると防除暦が自動反映され、おすすめ農薬や農薬を使わない防除方法まで確認できるとされています。こうした“記録+判断材料”が一体化していると、単なる日誌ではなく「安全装置」に近づきます。


農家web かんたん栽培記録(農薬希釈計算・回数カウント、防除暦連動の説明)。
https://www.noukaweb.com/free-agri-app-diary/
ここで、あまり表に出ないけれど効くポイントを挙げます。無料アプリでも“運用”で差が出ます。


  • 防除は「散布した日」だけでなく「散布を見送った理由」も1行残す(風が強い、雨予報、隣接作業など)。翌年の判断精度が上がります。
  • 希釈計算ができても、最終確認はラベル・適用表を現物で確認する癖を残す(アプリは便利だが、現場は例外が起きる)。
  • 使用回数カウントは、作物ごと・成分系統ごとに“ローテーション”の意識を持つと、病害虫管理の質が上がる(特に耐性リスクのある場面)。

病害虫対策は、記録が貯まるほど強くなります。初年度は“完璧な防除”より、“翌年の自分に情報を渡す”つもりで残すと、負担が減って続きます。


農業日誌 アプリ 無料で共有と帳票とExcel出力を実務に繋げる

無料の農業日誌アプリで見落としがちなのが、「共有」と「帳票」です。作業記録は、書いた瞬間ではなく“提出・説明・引き継ぎ”で価値が跳ね上がります。特に、家族経営や従業員がいる現場では、口頭・電話・紙の伝達がボトルネックになりやすいです。


農家webの「かんたん栽培記録」は、IDとパスワードでログインして家族や作業者と共有できる点、栽培記録をExcelでダウンロードできる点を明確にしています。これは「無料でまず回してみる」用途として強く、提出用データ作成にも寄せられる設計です。


(無料・共有・Excelダウンロードの説明)
https://www.noukaweb.com/free-agri-app-diary/
一方で、アグリノートは「栽培履歴帳票や作業者別作業時間集計表」を出荷先や補助金書類に活用できる旨を示しています。つまり、単なる“日誌”ではなく、外部提出や経営管理へ接続する道が用意されています。無料プランでどこまで帳票が触れるか、そして有料移行の条件(記録上限など)を事前に把握しておくと、導入後に詰まりにくいです。


(帳票活用、作業者別集計、無料プランの説明)
https://www.agri-note.jp
共有運用で現場がハマりやすいのは「誰が、いつ、何を確定させるか」が曖昧な状態です。無料アプリでも、次のルールを作るだけで精度が上がります。


  • 記録の締めは毎日1回(夕方 or 帰宅後)、未入力をゼロにする
  • 重要項目(農薬、収穫、出荷)は“担当者”を固定し、責任の所在を明確にする
  • 写真は「全景→近景→ラベル(資材)」の順で3枚まで、撮り方を統一する📷
  • 共有範囲は最小から開始(全員に全部見せると情報過多で見なくなる)

“帳票にできる記録”は、結局「入力の型」が決まっている記録です。無料期間は、型を作るトレーニング期間だと考えると、後で移行しても崩れません。


農業日誌 アプリ 無料で青色申告と収入保険に繋ぐ独自視点

検索上位では「おすすめアプリまとめ」が多い一方で、現場で本当に効くのに語られにくいのが、「農業日誌(現場の記録)」を“税務・制度”に寄せる発想です。結論から言うと、無料アプリは会計の代わりにはなりませんが、青色申告の土台になる行動ログとして価値があります。特に、労務・資材・作業時間・作業内容が整理されていれば、あとで経費や原価の説明がしやすくなります。


青色申告は「青色申告承認申請書」を期限内に税務署へ提出する必要があり、原則として適用したい年の3月15日まで、1月16日以降に開業した場合は開業日から2か月以内が期限とされています。ここを落とすと、その年は青色申告ができず、計画していた控除や制度利用に影響が出るので、アプリ導入とセットで“事務の期限”もカレンダーに入れるのが安全です。


青色申告承認申請書の期限(3月15日、開業後2か月以内の説明)。
https://www.freee.co.jp/kb/kb-kaigyou/blue-return-approval-application/
では、農業日誌アプリ(無料)をどう繋ぐか。独自視点として、次の“橋渡し項目”を日誌に最初から混ぜるのがおすすめです。会計ソフトに入れるためではなく、「後から説明できる状態」を作るためです。


  • 資材購入は「品名」だけでなく「用途」を短く添える(例:防虫ネット定植直後の食害対策)
  • 作業時間は10分単位でも良いので残す(作業者別集計に繋がる)
  • 出荷・廃棄・自家消費の区別をメモする(収量のブレ要因が追える)
  • トラブル(機械故障、病害虫多発、天候)を“発生日”で残す☔(翌年の改善と説明に効く)

さらに、営農支援アプリの中には、作業時間や農薬・肥料使用量などを自動で可視化し、帳票作成まで寄せているサービスもあります。無料で始めて、数字が見えるようになると、青色申告や経営の改善に繋がる“問い”が生まれます(どの圃場が赤字っぽいか、どの作業が重いか、など)。


AGRIHUB(作業時間等の可視化・帳票作成の説明)。
https://www.agrihub-solution.com/function
最後に、無料アプリ導入で失敗しやすいパターンを避けるための一言を置きます。最初の目標は「理想の農業DX」ではなく、「去年の自分より、今年の自分が迷わない記録」を作ることです。そこまで到達できたら、無料の範囲を超えて投資する判断も、数字と実感でできるようになります。




農家日記 2024年版 (2024年版)