ダイロンゾル価格と除草剤の効果や使い方を徹底解説

ダイロンゾルの価格や除草効果が気になりませんか?農家のコスト削減に役立つ使い方や、意外と知らない購入時の注意点を徹底解説します。最適な除草剤選びで、つらい草刈りの手間を減らしませんか?

ダイロンゾルの価格

ダイロンゾル活用のポイント
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価格の目安と相場

500mlボトルで3,200円~3,600円程度。通販と実店舗で送料を含めた総額を比較するのが賢い選び方です。

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圧倒的な省力化

茎葉処理剤との混用で、草刈り回数を劇的に削減。年に数回の重労働から解放されます。

⚠️
使用時の注意点

沈殿しやすいため、使用前によく振ることが重要。また、激しい雨の前の散布は避けましょう。

ダイロンゾルの除草剤としての効果と特徴


農業現場において、雑草管理は最も労力を要する作業の一つです。その中で、長期間の抑草効果を期待できる土壌処理剤として多くの支持を集めているのが「ダイロンゾル」です。主成分であるDCMU(ジウロン)は、植物の光合成を阻害することで雑草を枯死させる作用機序を持っています。


ダイロンゾルの最大の特徴は、その持続期間の長さにあります。適切に散布された場合、土壌表面に処理層を形成し、雑草の発芽を長期間にわたって抑制します。特に、一年生イネ科雑草や広葉雑草に対して高い効果を発揮するため、春先から初夏にかけての雑草発生始期に使用することで、その後の草管理コストを大幅に削減することが可能です。


また、「ゾル」という名称が示す通り、本剤は水和性粘稠懸濁液体(フローアブル製剤に近い形状)です。従来の粉末状の水和剤と比較して、計量が容易であり、水への分散性が高いというメリットがあります。粉立ちがないため、調製時に薬剤を吸い込むリスクも低減されており、使用者にとって扱いやすい製剤となっています。


ただし、ダイロンゾルはすでに大きく成長してしまった雑草に対しては、単体での速効性は期待できません。そのため、基本的には「雑草発生前」または「雑草発生始期(草丈が低い時期)」に使用するか、後述するように茎葉処理剤(ザクサ液剤やグリホサート系除草剤など)と混用して使用するのが一般的です。


ホクコーダイロンゾル製品詳細(北興化学工業) - 適用表やSDS情報が確認できます

ダイロンゾルの散布方法と使用上の注意点

ダイロンゾルの効果を最大限に引き出し、かつ薬害や環境への流出を防ぐためには、正しい散布方法を守ることが不可欠です。ここでは、現場で実践すべき具体的な手順とテクニックを紹介します。


1. 希釈と調製の手順
ダイロンゾルは比重が重く、成分がボトルの底に沈殿しやすい性質を持っています。使用前には必ず容器を上下に激しく振り、中身を均一にしてから計量してください。混用する場合の投入順序も重要です。一般的に、展着剤や他の液剤と混ぜる際は、以下の順序で行うとダマになりにくく、きれいに混ざります。


  • 推奨される投入順序: 水(タンクの半分程度) → ダイロンゾル(事前によく溶かす) → 茎葉処理剤(ザクサ等) → 残りの水

2. 散布のタイミングと土壌水分
土壌処理剤であるダイロンゾルは、土壌に適度な湿り気がある状態で散布するのがベストです。土壌が乾燥しすぎていると、薬剤が土壌粒子にうまく吸着せず、処理層にムラができてしまいます。逆に、大雨が予想される直前の散布は、薬剤が流亡してしまう恐れがあるため避けるべきです。「雨上がりの土が湿っている時」や「散布後に小雨が降る予報の時」が理想的なタイミングと言えます。


3. ノズルの選択とドリフト対策
水田畦畔などで使用する場合、隣接する水田への飛散(ドリフト)は厳禁です。霧状に広がるノズルではなく、粒の大きい「キリナシノズル」や「泡ノズル」、あるいは飛散防止カバー付きのノズルを使用してください。特にDCMU成分はイネへの影響があるため、水稲の生育期に畦畔で使用する際は、水田内に薬液が入らないよう細心の注意を払う必要があります。


主な使用場面と希釈倍率の目安

使用場所 対象雑草 使用量(10a当り) 希釈水量 備考
水田畦畔 一年生雑草 250~500ml 100L 雑草発生前~始期
宅地・駐車場 一年生雑草 500~1000ml 100L 長期抑草狙い
樹園地 一年生雑草 300~500ml 100L 樹木の根に注意

茨城県農業総合センター:水田畦畔における除草剤の効果的な使い方 - 混用事例やコスト試算が掲載されています

ダイロンゾルの価格を通販と店舗で徹底比較

農業経営において資材コストの削減は常に課題です。ダイロンゾルの購入を検討する際、地域のJAやホームセンターで購入するべきか、インターネット通販を利用するべきか迷う方も多いでしょう。それぞれのメリット・デメリットと、現在の市場価格の傾向について分析します。


実店舗(JA・ホームセンター)の価格傾向
地域の農業資材店やホームセンターでは、500mlボトルが3,400円~3,800円(税込)程度で販売されていることが多いです。


  • メリット: 必要な時にすぐに手に入る。地域の普及指導員からその地域に合った使用時期のアドバイスをもらえる。
  • デメリット: 定価に近い価格設定であることが多く、大量購入時の割引幅が小さい場合がある。

インターネット通販の価格傾向
大手通販サイト(Amazon、楽天、モノタロウなど)や農業資材専門サイトでは、3,200円~3,500円(税込)程度で見かけることが多く、実店舗より若干安価な傾向にあります。


  • メリット: ポイント還元がある。まとめ買い(ケース単位)をすることで単価を下げられる。重い薬剤を玄関先まで配送してもらえる。
  • デメリット: 1本だけの購入だと送料(700円~1,000円程度)がかかり、結果として割高になることがある。配送までに数日かかる。

最もコストを抑える購入戦略
ダイロンゾルは有効期限が比較的長い(通常4~5年)農薬です。そのため、以下の戦略で購入するのが最も経済的です。


  1. ケース買い(20本入り等): 近隣の農家仲間と共同購入してケース単位で発注すれば、1本あたりの単価を3,000円台前半まで抑えられるショップがあります。
  2. 送料無料ラインの活用: 他の除草剤(ザクサやラウンドアップなど)や農業資材と組み合わせて購入し、合計金額を上げて送料を無料にする。
  3. セール時期の狙い撃ち: 楽天スーパーセールやAmazonの農業資材特集などのタイミングで、ポイント還元率が高い時期にストック分まで購入する。

価格は常に変動するため、購入前には必ず複数のサイトで送料込みの総額をチェックすることをお勧めします。特に春先の需要期には在庫切れになることもあるため、冬場のオフシーズンに手配しておくのも一つの手です。


ダイロンゾルと他社除草剤のコスト比較

ダイロンゾルと同じDCMUを成分とする除草剤は他にも存在します。代表的なのが「カーメックス顆粒水和剤」です。ここでは、これら類似製品との比較を行い、どちらを選ぶべきかの判断基準を提供します。


カーメックス顆粒水和剤との比較
カーメックスはDCMUを80%含む顆粒水和剤です。ダイロンゾル(DCMU 50%)と比較すると、成分濃度が高いため、製品単価と処理面積あたりのコストに違いが出ます。


項目 ダイロンゾル (500ml) カーメックス顆粒水和剤 (300g)
実勢価格 約3,300円 約3,600円~4,000円
成分濃度 DCMU 50% DCMU 80%
10a当りコスト 約1,650円 (250ml使用時) 約1,200円~1,300円 (100g使用時)
製剤の形状 液体(ゾル) 顆粒粉末
使い勝手 計量しやすく溶けやすい 計量がやや手間、粉が舞う可能性

コスト面だけで見れば、成分濃度の高いカーメックス顆粒水和剤の方が、10aあたりの処理コストを安く抑えることができます。しかし、ダイロンゾルには「液体であるため計量が圧倒的に楽」「水に溶かす際の手間が少ない」「ノズル詰まりのリスクが(粉末よりは)低い」という作業性のメリットがあります。


選択の基準

  • 大規模農家でコスト最優先: カーメックス顆粒水和剤をおすすめします。広範囲に散布する場合、ちりも積もれば山となり、数万円単位のコスト差になります。
  • 兼業農家や省力化優先: ダイロンゾルをおすすめします。調製にかかる時間を短縮でき、作業着が粉末で汚れるストレスもありません。特に、背負い式動噴で数回タンクを作る場合、液体の計量しやすさは大きなアドバンテージになります。

また、ザクサ液剤などの接触型除草剤との混用においても、液体同士であるダイロンゾルの方がタンク内での混合がスムーズであるという現場の声も多く聞かれます。ご自身の経営スタイルに合わせて、コストを取るか、作業性を取るかを選択してください。


モノタロウ - ダイロンゾルと他社製品の現在の価格を比較確認できます

ダイロンゾルが効かない雑草への意外な対処法

「ダイロンゾルを散布したのに、特定の雑草だけ残ってしまった」という経験はありませんか?実は、ダイロンゾルにも苦手とする雑草や条件が存在します。ここでは、検索上位の記事ではあまり触れられていない、効かない場合の対処法と、効果を最大化するための「天候の読み方」について深掘りします。


苦手な雑草:宿根性の強害草
ダイロンゾルは一年生雑草には高い効果を発揮しますが、スギナ、ハマスゲ、ギシギシ、クズといった宿根性(多年生)の雑草には、通常の濃度では効果が薄い、あるいは再生してしまうことがあります。これらの雑草が優占している場所では、ダイロンゾル単体での処理はコストの無駄になりかねません。


  • 対処法: 宿根草に特化した除草剤(MCPP液剤や2,4-Dアミン塩など)との体系処理を検討してください。あるいは、浸透移行性のあるグリホサート系除草剤を高濃度で混用し、地上部を完全に枯らすと同時にダイロンゾルで新たな種子の発芽を抑える「ダブルパンチ」戦法が有効です。

意外な落とし穴:土壌吸着と「雨」の関係
ダイロンゾルの効果が発揮されない大きな原因の一つに「散布後の雨不足」があります。多くの人は「雨で薬が流れる」ことを心配しますが、土壌処理剤に関しては「適度な雨」が不可欠です。薬剤が土壌の表面数センチの層に安定して定着するためには、水分による移動と吸着が必要です。


  • 独自視点のアドバイス: 散布後、1週間以上晴天が続き、土壌がカラカラに乾燥してひび割れるような状態では、ガス化したり分解が進んだりして効果が激減します。天気予報を見て、「翌日か翌々日に5mm~10mm程度のほどよい雨が降る」タイミングを狙って散布するのが、プロの農家が行っているテクニックです。逆に、散布直後の土砂降り(時間20mm以上など)は薬剤を流亡させるのでNGですが、全く雨が降らないのもまた、失敗の原因となるのです。

「攪拌」の重要性の再認識
前述した通り、ダイロンゾルは沈殿しやすい薬剤です。散布作業の後半になると、タンクの底に濃い成分が溜まり、前半は薄く、後半は濃すぎて薬害が出る、というケースも散見されます。特にタンク容量の大きい動噴を使用する場合、散布中も常に攪拌機能を作動させるか、こまめにタンクを揺する意識を持つだけで、効果のムラを劇的に減らすことができます。


ダイロンゾルは非常に優秀な除草剤ですが、万能ではありません。その特性を理解し、「雑草の種類」と「天候」を味方につけることで、価格以上のパフォーマンスを引き出すことができるのです。




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