バリダシンエアー 価格 適用表 使用方法

バリダシンエアーの価格相場を入口に、適用表・使用方法・散布方式(空中散布/無人ヘリ)まで現場目線で整理します。結局いくらで、どの条件なら納得して買えるのでしょうか?

バリダシンエアー 価格

バリダシンエアー価格の見方(農業従事者向け)
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価格は「容量」と「流通」でブレる

1L・5L・20Lなど容量差に加え、通販/資材店/共同購入で実勢が変わるため、同じ製品でも“高い/安い”の印象が割れます。

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適用表を読めば必要量が逆算できる

稲の紋枯病で、空中散布・無人ヘリ・地上散布など使用方法ごとに使用液量や希釈が違うので、10a当たりコストを先に出すのが安全です。

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散布方式が“総額”を決める

薬剤価格だけでなく、航空防除の委託費・機体手配・散布適期の幅(やり直しリスク)まで含めて、トータルで判断すると失敗しにくくなります。

バリダシンエアー 価格の相場と容量(1L・5L・20L)


バリダシンエアーの「価格」を調べると、容量ごとの実勢がまず話題になります。通販の一例では、1Lが5,200円、5Lが22,700円、20Lが90,090円といった表示が確認できます(販売店・時期・送料で変動)。
ここで大事なのは、「どの容量が得か」を単純な1L当たり単価だけで決めないことです。現場では、在庫の置き場、開封後の使い切り、散布計画(いつ・何haやるか)で“ロス”が出るため、単価が安くても結果的に割高になるケースが普通にあります。


目安として、価格の見方は次の2段階にすると判断が早いです。


  • ステップ1:自分の散布方式(空中散布/無人ヘリコプター/散布)を決める(後述の適用表で必要量が変わる)。

    参考)https://www.semanticscholar.org/paper/4554e4832dbc2caa8688ff1f9c155a2f86880d08

  • ステップ2:10a当たりの薬剤使用量から「必要総量=面積×使用量」を出し、そこから容量(1L/5L/20L)を選ぶ。

「20Lは大きすぎる」と感じても、共同購入や防除暦が組まれている地域だと選択肢になります。一方で、個別経営で発生が読みにくい年は5L中心に回した方が、残液リスクを抑えられることもあります。


バリダシンエアー 適用表から10a当たり必要量を逆算

価格の話を“納得できる買い方”に落とすには、適用表の数値を先に押さえるのが最短です。農林水産省の農薬登録情報では、バリダシンエアー(登録番号16519)は稲の紋枯病に対し、使用方法ごとに希釈倍数・使用液量が示されています。
例えば同じ稲・紋枯病でも、使用方法で必要量の考え方が変わります。適用表にある代表例は次の通りです。


  • 空中散布(原液):120~150ml/10a。​
  • 空中散布(7~8倍):800ml/10a。​
  • 空中散布(25~35倍):3L/10a。​
  • 無人ヘリコプターによる散布(8倍):800ml/10a。​
  • 散布(地上、300倍):25L/10a。​

この数字を見たときのポイントは、「希釈が大きい=原液が多い」ではない点です。希釈倍数は“作る希釈液の濃さ”を示し、別に“散布する液量(L/10a)”が指定されているため、計算は必ずセットで行います。

簡易的に現場で使える逆算法も置いておきます。


  • まず「10a当たりの散布液量」を適用表から拾う。​
  • 次に希釈倍率がある場合は、「原液量=散布液量÷希釈倍率」で概算する(倍率に幅がある場合はレンジで出す)。​
  • 最後に「原液量×面積」で必要原液の総量を出し、そこに予備(ロスや端数)を数%足して容量を決める。

この“必要量の見える化”をしてから価格表を見ると、「1Lが高い/安い」という議論が、具体的な10a当たりコストの話に変わって意思決定が早くなります。


バリダシンエアー 使用方法(空中散布・無人ヘリコプター・散布)

メーカー情報では、バリダシンエアーは空中散布専用に開発された製剤で、稲の紋枯れ病に安定した効果があり、微量散布(ULV)・少量散布(LV)・通常散布(S)のいずれにも使用できる、とされています。
さらに登録情報では、使用方法として「空中散布」「無人ヘリコプターによる散布」「散布」が明記され、収穫14日前まで、使用回数は本剤5回以内、バリダマイシンを含む総使用回数は6回以内(育苗箱灌注は1回以内、本田では5回以内)といった枠が示されています。

ここで“あまり意識されにくい落とし穴”は、薬剤単体の使い方よりも、現場のオペレーション(散布機材・速度・ムラ)で効き方が変わることです。登録情報にも、300倍で散布する場合は「所定量を均一に散布できる」装置を使う趣旨が書かれており、均一散布は効果の再現性に直結します。


参考)バリダシンエアー − 適用表・使用方法など詳細情報

実務上のチェックリストとしては、次を最低限押さえると事故が減ります。


  • 10a当たりの使用量を、機材(無人ヘリ等)の吐出設定に落とし込めているか。​
  • 収穫14日前まで、回数制限(本剤5回以内、総使用回数6回以内)を防除暦に記録しているか。​
  • 希釈レンジがある場合、圃場条件(発生量、株の繁茂、散布適期)に合わせて“どっち寄り”にするか、根拠を持って決めているか。​

なお、製品の基本情報として、バリダシンエアーは「バリダマイシン液剤(殺菌剤)」で、性状は緑色澄明液体、有効成分はバリダマイシンA 5.0%とされています。

参考:農薬登録の基本情報(登録番号・有効成分濃度・適用表の原典)
農林水産省 農薬登録情報提供システム「バリダシンエアー(登録番号16519)」

バリダシンエアー 価格を左右する要因(送料・供給・時期)

同じバリダシンエアーでも、価格は購入ルートで目に見えて違います。例として、通販では5Lが22,700円という表示があり、別の販路では20Lが90,090円などの表示もありますが、送料別の条件もあり、単純比較は危険です。
価格差が出る典型要因は、だいたい次に集約されます。


  • 送料・危険物区分・出荷形態:液剤は梱包や配送条件が効き、表示価格に送料が含まれるかで体感が変わる。

    参考)肥料の窓口 ファムサポ.com / 【送料別】バリダシンエア…

  • 地域の取扱いと在庫:水稲の時期は需要が集中し、欠品・取り寄せで納期が伸びると、結果として“高いところでも買う”意思決定になりやすい。
  • 防除計画の確度:発生が軽い年に大容量を持つと残液リスク、発生が重い年に小容量だと追加購入リスク(送料が二重・手配遅れ)が出る。

農業の資材購買では「単価最安」より「適期を逃さない調達」が勝つ場面が多いので、価格の数字と同じくらい、納品日・返品条件・同等品の可否まで確認すると、上司チェックでも説明が通りやすくなります。


バリダシンエアー 価格と効果の独自視点:散布方式で“実コスト”が変わる

検索上位の「価格一覧」だけだと抜けがちですが、現場の実コストは“薬剤費+散布に伴うコスト”で決まります。バリダシンエアーは空中散布や無人ヘリコプター散布など、複数の使用方法が登録されているため、同じ防除でも選ぶ方式で作業設計が変わり、総額も変化します。
例えば、空中散布(原液120~150ml/10a)という数字は、原液量が少なく見えて薬剤費は読みやすい一方、航空防除の手配や委託費が乗ると「薬剤が安く見えても総額は高い」ことがあります。

逆に地上散布(300倍・25L/10a)は、希釈液量が大きく段取りは増えやすいものの、自前機材・自前人員で回せる体制なら外部コストを抑えられる場合があります(ただし均一散布が前提です)。


この観点で、上司に説明しやすい“整理の型”は次の通りです。


  • 薬剤費:必要原液量(または必要製品量)×購入価格で算出。

    参考)住友化学園芸 バリダシンエアー 5L : ヒラキショウジ -…


  • 散布コスト:外注なら委託単価×面積、自前なら燃料・人件・減価償却・準備時間を概算で置く。
  • リスクコスト:適期を逃すと効果が落ち、再散布や減収の可能性が上がるので、納期遅れ・天候待ちの影響も評価する。

最後に、製品の位置づけを一文で押さえるなら「空中散布専用に開発された、稲紋枯れ病向けのバリダマイシン液剤」という理解が軸になります。


参考)https://www.semanticscholar.org/paper/c253b9f13a8569b303599a5d220361f829cdb32e


価格記事であっても、適用表と使用方法をセットで語れると、“ただ安い店を並べただけ”の記事にならず、農業従事者にとって使える購買判断の材料になります。




住友化学園芸 バリダシンエアー 1L×5本セット