吊り上げ装置 とは クレーン 玉掛け 吊り具 種類 解説

吊り上げ装置とは何かをクレーンや玉掛け、吊り具の種類や安全ポイントまで農業現場の例を交えて解説しますが、あなたの現場ではどう活かせるでしょうか?

吊り上げ装置 とは 基本と農業現場の安全

吊り上げ装置とはを一気に整理
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クレーンと玉掛けの役割

吊り上げ装置の中心となるクレーンと、荷を安全に掛ける玉掛け作業の関係を整理し、農業での使い方のイメージをつかみます。

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吊り具・スリングの種類

ワイヤロープスリング、繊維スリング、チェーンスリングなど代表的な吊り具の特徴を知り、用途別の選び方を押さえます。

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安全と法令ポイント

つり上げ荷重、揚程、地切りなど基本用語と、作業時の安全確認・禁止事項を押さえ、事故を未然に防ぐ視点を整理します。

吊り上げ装置 とは クレーンの基本構造とつり上げ荷重


吊り上げ装置とは、動力を用いて荷を吊り上げ、上下あるいは水平に移動させるための機械や仕組み全体を指し、代表的なものがクレーンです。
クレーンでは「つり上げ荷重」という概念が重要で、これはワイヤロープやチェーンなどに直接かかる最大荷重を意味し、荷物に加えて昇降部(キャレッジ)の自重なども含めて設計されています。
農業現場でよく見る小型クレーン付きトラックやホイストも、同じようにつり上げ荷重の範囲内で使うことが前提であり、これを超えると構造強度を超過して重大事故につながります。mitsubishi-logistics+1​
クレーンを設置する際は、吊り上げ荷重が一定以上のものでは労働基準監督署へのクレーン設置届や設置報告書が必要となるため、農機具置き場や加工場にスタッカークレーンを導入する場合なども法令確認が欠かせません。


参考)物流・マテハン用語集

またクレーンの運動には、巻上げ・巻下げに加え、走行、旋回、起伏などがあり、これらを組み合わせてつり荷を移動させる範囲が決まります。


参考)http://www.crane-club.com/study/crane/wording.html

巻上操作で荷を地面から離す瞬間は「地切り」と呼ばれ、地切り後に一度停止して玉掛け状態や荷の安定を確認することが安全作業の基本とされています。04510+1​

吊り上げ装置 とは 玉掛けと吊り具(スリング)の種類

玉掛けとは、クレーンを使って荷物を安全に吊り上げるために、ワイヤロープやフックなどの専用用具で荷を掛け、誘導し、最後に取り外すまでの一連の作業を指します。
この玉掛け作業で使用する吊り具がスリングであり、荷の形状・重量・表面状態に応じて適切な種類を選ぶことが、吊り上げ装置を安全に活かすうえで欠かせません。
代表的なスリングには、鋼線で構成されたワイヤロープスリング、帯状や筒状の繊維でできた繊維スリング(ベルトスリング・ラウンドスリング)、チェーンと金具で構成されるチェーンスリングがあります。


参考)玉掛け作業に使用する吊り具(スリング)の種類と点検基準

ワイヤロープスリングは耐久性に優れる一方で、農業用のペール缶や軟らかい樹脂コンテナには傷をつけやすく、繊維スリングは荷当たりがやさしい反面、刃物や角張った鋼材には保護材が必要になるなど、それぞれにメリットと注意点があります。

チェーンスリングは耐熱性・耐久性が高く、金型や産業用機械など重量物の反転や引き起こしにも使われますが、その分だけ自重も大きく、農業現場では乾燥機精米機の据付、貯蔵タンクの移設などスポット的な重量物作業に向きます。monotaro+1​
玉掛けの掛け方にも、目掛けや肩掛け(バスケット吊り)など多くのバリエーションがあり、吊り角度やスリング本数まで含めると千通り以上あると言われるほどで、荷の重心と荷姿にあわせた使い分けが必要です。04510+1​

吊り上げ装置 とは 農業現場での具体的な活用例と注意点

農業現場では、肥料トンバッグ、飼料フレコン、収穫コンテナのパレット積み、ハウスの骨材や資材の搬入、林内での丸太集材などで吊り上げ装置が活躍し、作業負担の軽減と省力化に大きく貢献します。
タワーヤーダや集材機では、搬器の下に吊られた滑車(ロージングブロック)と荷上索を使って材を吊り上げたり降ろしたりし、伐木作業の省力化と安全性向上が図られています。
ビニールハウス周りでは、自動防除灌水システムを支える配管やタンク、薬液タンクの交換時などに小型ホイストやチェンブロックを使う場面があり、限られた空間での揚程と作業範囲を意識した設置が重要です。inochio+1​
吊り上げ経路上に作業者や障害物がないかを事前に確認し、関係者以外が立ち入らないよう区画整理することは、建設業だけでなく農業現場でも共通の基本であり、狭い納屋や格納庫ほど徹底が求められます。


参考)クレーン玉掛けの一人作業は原則禁止!その理由や必要な資格を解…

また、クレーン運転と玉掛けを同一人が同時に行うことは、原則として法令で禁止されており、農業法人や家族経営でも「つい一人でやってしまう」運用は避ける必要があります。

荷の重量・重心位置を事前に把握し、わからない場合は仕様書や計測器で確認することが推奨されており、特に中古機械や改造タンクなど図面のない設備を吊る際は慎重な判断が求められます。

吊り上げ装置 とは 吊り上げ金具・トロリーなど周辺機器の選び方

吊り上げ装置を安全に使うには、本体だけでなくアイボルトやセンターキャッチ、溶接式パワーポイントなどの吊り金具の選定が重要で、横つりや斜めつりなどアイボルトでは危険が伴う作業に対応できる金具も市販されています。
これらの金具は金型や産業用機械、重量物の運搬・反転・引き起こし作業に使われており、基本使用荷重の4倍の安全率をとるなど、スペック上の余裕を持たせた設計が一般的です。
レール上を走行するトロリーは、チェンブロックで吊り上げた荷物をレールに沿って移動させる装置で、プレーントロリー、ギヤードトロリー、電動トロリーなどの種類があります。


参考)トロリー・吊り金具の種類と特長 【通販モノタロウ】

農業用倉庫でパレットや資材を奥行き方向に移動させる場合、天井レール+トロリー+チェンブロックの組み合わせは、フォークリフトの通行スペースがとれない狭い通路で特に有効です。monotaro+1​
揚程(フックを有効に上下できる上限と下限の垂直距離)は、ドラムに必要な捨巻き分を残した範囲で決まるため、天井が低い納屋にホイストを付ける場合は、揚程不足で荷が床から浮かないといったトラブルが起こりやすく、事前の確認が欠かせません。

トロリー走行範囲とクレーンのつり上げ能力、吊り具の種類を組み合わせて「どこからどこまで、どのくらいの重さを、どの角度で動かせるか」を図面レベルで整理すると、後のレイアウト変更にも対応しやすくなります。crane-club+1​

吊り上げ装置 とは 農家オリジナル改良と意外な工夫事例

農業の現場では、市販の吊り上げ装置をそのまま使うだけでなく、既存のトラクタ前部バケットやローダを活用して、簡易クレーン的に使う工夫が古くから行われてきました。
ホイール式やクローラ式のローダは、本来は土砂の積み込み機械ですが、吊りフックや専用金具を付けることでフレコンや農機具の脱着に利用でき、その際もスリングの選定と荷重管理が重要になります。
一方で、現場での自作改良は法令や安全率が十分に検討されていないことも多く、メーカー想定外の使い方をするとフレームや溶接部の疲労破壊を招くリスクがあります。monotaro+1​
農家独自の工夫で効果が大きいのは、吊り上げ装置本体ではなく「作業導線と保管配置の見直し」であり、トロリーのレール位置やパレット置き場を再設計することで、同じ設備でも移動距離と危険箇所を大きく減らせます。mitsubishi-logistics+1​
また、伐木・林業と農業が重なる地域では、車両系木材伐出機械や索張り方式の技術を、果樹園の資材運搬や段々畑の重量物昇降に応用する例も見られ、林業用タワーヤーダのリモコン操作による吊り上げ技術が、安全な遠隔作業のヒントになります。rinya.maff+1​
こうした他分野の吊り上げ装置の知見を取り入れることで、単に「便利な機械」としてではなく、労働災害リスクを下げるインフラとして、農場全体のレイアウトとセットで計画する発想が生まれます。rinya.maff+1​
クレーンや玉掛け、吊り具(スリング)の基本と、農業現場特有のレイアウト・作業導線をあわせて見直すことで、同じ設備投資でも安全性と省力化の両方を高めることができるでしょう。mitsubishi-logistics+1​
農林水産省 林業機械・集材機械の技術資料(伐木作業や索張り方式の概要、安全対策の背景理解に有用)
林業機械と索張り方式 技術資料 PDF
厚生労働省 伐木作業等の安全対策の規制解説資料(伐木・集材に関連する安全基準や車両系機械の活用方針の把握に有用)
伐木作業等の安全対策 解説 PDF




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