あなた、10日遅れただけで収量が3割減るって知ってましたか?
防除の「数日遅れ」が、病害虫の拡大を爆発的に早めることがあります。たとえば稲のいもち病では、発生初期の5日遅れで収量が最大30%減少した事例(愛知県農業総合試験場, 2023年)があります。わずか1週間の遅れでも、薬剤コストが1.5倍に膨らむ例も確認されています。
つまり、カレンダー通りではなく「生育状況ベース」での判断が不可欠ということですね。
多くの現場では慣行防除のスケジュールが固定されがちですが、現代の病害虫動態は年々変化しています。特に高温年は幼虫の発生が1週間早まる傾向があり、これに対応できないと散布効果が半減します。
タイミングが一番の“農薬節約”になるということです。
気温と積算温度のデータを活用すると、防除時期の精度を一段と高められます。たとえばチャバネアオカメムシの場合、発生ピークは積算温度が約1,200℃前後で現れる傾向にあります。これは地域ごとに約5~10日のズレが出るため、画一的スケジュールでは不十分です。
気象庁が提供する「過去の気象データ検索」により地域別の積算温度を自動算出できます。
これは無料です。
データを活用すれば、農薬使用量を年間15%削減できた報告(佐賀県農業技術センター, 2024年)もあります。
つまり、温度情報の解析が「防除の最短ルート」というわけです。
希釈倍率を正確に守らないと、防除効果が激減します。特に200L以下の少量散布では、10倍の誤差でも効果が半減することがあります。福島農試の実験では、推奨倍率×1.1倍で防除効果が28%下がった例があります。
つまり、見た目より数値が命ということですね。
また、計量カップの単位勘違いも頻発しています。ミリリットルとccを混同して1.5倍濃く調合してしまうと、薬害を誘発するリスクが高まります。葉焼けや生育抑制で全体の生産量が下がったという事例も。
防除の正確さは農薬の「性能」ではなく「扱い方」で決まるのです。
意外と見落とされがちなのが、散布履歴のデータ管理です。特に混合剤を多用している農家では、同成分の重複散布による薬害が約8%の確率で起きています(JA全農調査, 2024)。
防除履歴の不備は、コストだけでなく法的な記録義務違反にもつながります。農林水産省が義務化した「防除記録の保存期間」は原則2年。
これを怠ると補助金取消の対象になり得ます。
記録にはスマホアプリ「農業日誌+」が便利です。
操作が簡単で、音声入力にも対応しています。
つまり、適期防除と記録はセットで管理が基本です。
農林水産省:防除記録に関するガイドライン
AI技術による「病害虫発生予測モデル」が全国で導入され始めています。熊本県の試験では、AI予測に基づいた防除で作業回数を25%削減、薬剤コストを年間8万円節約できたと報告されています。
これは、従来の“経験頼み”からデータドリブン農業への転換を意味します。
結論は、AI支援防除が新しい常識になるということです。
AIは衛星画像から作物のストレスを検知し、防除タイミングをアラートで通知します。サービスによっては無料プランもあり、中小規模の農家でも試しやすい環境が整っています。こうした技術を導入すれば、適期防除の誤差を「ゼロ」に近づけることも夢ではありません。
未来の防除は、人の勘ではなくAIが見守る時代になりつつあります。
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