あなたのLED照明設定、実は「昼より夜に使う方が成長速度2倍」って知ってましたか?
赤色LEDの波長はおおよそ660nm付近で、光合成を担うクロロフィルaとbの吸収ピークに一致します。この波長域は「生育促進ゾーン」と呼ばれ、苗の伸び・葉の展開・花芽形成を強化します。特にトマトやイチゴでは、赤色LED照射により収穫期が平均5日早まったという報告もあります。つまり速度アップが期待できます。
一方で赤色光だけでは徒長を引き起こすため、少量の青色光(450nm付近)を併用するのが基本です。青と赤の比率は1:4ほどが理想的とされます。バランスが大事です。
農業者が家庭用に赤色LEDを導入する際は、照度・放射角・発熱量を確認しましょう。安価な製品には「見た目が赤いだけ」の赤色照明が多く、実際の波長が610nm付近と短く、植物反応が弱いケースがあります。波長チェックが必須です。
設置は水平より少し斜め下から当て、均一に拡散させるのがコツです。例えば家庭菜園ラックなら、天井30cm下・角度20度ほど下向きが適正です。トレイごとの高さを微調整すればムラが減ります。調整が結果を左右します。
赤色LEDを日中に長時間照射するのは逆効果になることがあります。植物は夜間に成長ホルモンが働くため、「夜間補光」が最も効率的。愛知県農総試のデータによると、夜22時~翌2時の4時間照射で、レタスの成長率が昼間のみ照射に比べ約1.8倍になったと報告されています。時間帯が重要ということですね。
ただし夜間に過剰照射すると、休眠阻害や病害発生を誘発することも。タイマー制御を用いて過度な照射を避けるのが安全です。自動制御が鍵です。
農家向けのハウス用赤色LEDは1平方メートルあたり1.5万円ほどですが、家庭用の小規模モデルなら5,000円前後でも導入可能です。電力消費が少ないため、年間コストも1㎡あたり150円以下で済みます。これは蛍光灯の約1/3に相当します。安いのに高性能です。
生育促進によって収穫時期が早まれば、出荷単価が高い時期に販売できるメリットも。たとえばトマトで1週間早出しできれば、10aあたりで約8万円の増収が見込めることもあります。費用対効果はかなり高いです。
最新の研究で、赤色LEDの照射によって害虫行動を抑制する「忌避効果」が確認されています。群馬大学の実験では、アブラムシの行動活性が赤色照射下でおよそ25%低下しました。防除コスト削減につながります。
また、赤色LED環境では葉の水分保持率が高まり、乾燥ストレス耐性が向上する傾向も報告されています。これは特にハーブ類や苗育成に有効です。強く育つということですね。
より詳細な波長・光量のデータや実験レポートは以下の参考資料が詳しいです。
照射実験の詳細データ・農業用LEDの比較研究に関する資料。
農研機構:赤色LED照射による生育促進の実験結果
愛知県農業総合試験場:LED光源別の成長比較実験

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