竹を切る目的が「伐採(倒す)」「玉切り(長さをそろえる)」「枝払い(細かい整理)」のどれかで、欲しい切断面と必要な速度が変わります。マキタはモデルによって「竹用チェーン刃(別販売品)」を用意していると明記しており、まずは自分の機種が竹切断に対応するチェーン刃の適用範囲かを確認するのが出発点です。
竹用チェーン刃は、竹の繊維で“裂ける・めくれる”問題を減らしやすい一方、刃の種類(チェーン形式)に互換性がない点が落とし穴になります。マキタのFAQでも、80TXL/91PX/25AP/M11は互換性がないとされ、適合はガイドバーやスプロケットも含めて判断する必要があります。
現場で迷いやすいポイントを、実務向けに整理します。
意外と効くのが「切断面をきれいにしたいか」です。竹は切断面が荒れると、後工程(束ねる、運ぶ、焼却、チッパー投入)のときにトゲ・引っかかりが増えます。竹用チェーン刃に寄せるだけで、作業者のストレスが減り、結果的に作業スピードが安定します。
竹切断対応・互換性・チェーン形式の一次情報(メーカーFAQの該当箇所)
マキタ 充電式チェンソーFAQ:竹用チェーン刃(別販売品)とチェーン形式の互換性、オイル・メンテ要点
竹は「軽い・しなる・表皮が滑る」ため、切り込みの瞬間に刃が逃げたり、材料が暴れてガイドバー先端に当たりやすいのが怖いところです。一般論としての安全ではなく、竹で起きやすい事故パターンに寄せて、対策を具体化します。
キックバックは、ガイドバー先端の特定部位が材料に当たることで起きやすく、いきなり跳ね上がるのが特徴です。安全記事では、刃の速度が遅いほどキックバックが起きやすい場合があることや、切れない刃(目立て不良)がキックバックの原因になることが指摘されています。つまり「怖いから低速で慎重に」は、状況によって逆効果になり得ます。
竹での実践的な安全手順(畑・山際の作業を想定)
「意外な盲点」として、竹は切断後に弾けるように動くことがあります。切断面が地面に当たって跳ねたり、隣の竹に当たって予想外の方向に戻ることがあるので、刃が止まってからも材料の動きが収まるまで近づかないのが安全です。
キックバックの原因・目立て・メンテが安全に直結する根拠(日本語解説)
チェーンソーのキックバック解説:速度・目立て不良と危険性、注意点
竹切りで差が出るのは、刃そのものより「維持の仕組み」です。マキタのFAQでは、チェーン刃保護のためチェーンオイルを使用し、使用時はオイルレベルをチェックして必要なら補充すること、使用後はスプロケットカバーを外して木くず等を掃除し、オイル吐出口も掃除することが示されています。竹は粉が細かく軽く、カバー内に溜まりやすいので、この“基本”が竹ではより重要になります。
農業現場向けに、止め時間を減らす運用ルールを作ると楽です。
目立て(ヤスリで研ぐ作業)は、慣れるまでは“完璧”を狙わない方がうまく回ります。ポイントは「切れなくなってからまとめて」ではなく「切れ味が落ち始めた段階で短時間」を習慣化することです。切れ味が落ちた状態で竹に押し付けると、摩擦熱・詰まり・姿勢の崩れが連鎖しやすく、作業者の疲労と事故リスクが一気に上がります。
チェーン形式ごとの特長も、メンテ頻度の見積もりに使えます。マキタFAQには、80TXLは切断抵抗低減で快速切断、91PXはキックバックが少なく手入れも簡単、25APは刃数が多く滑らかな切れ味で耐久性に優れる、M11は薄刃で作業量と作業スピードが約15%アップ(25AP比)といった説明があります。竹は「軽いのに引っかかる」ので、快適さを優先するなら“手入れのしやすさ”という観点も効きます。
チェーンオイル・清掃・チェーン形式の一次情報(メーカーFAQ)
マキタFAQ:チェーンオイル、清掃、チェーン形式の違い(80TXL/91PX/25AP/M11)
竹を「速く・安全に・きれいに」切るには、刃の当て方だけでなく“材料の支え方”が重要です。特に、竹林の間伐や畦の竹整理では、竹が密集していて自由に動くため、切断中に材料が動いて刃が挟まれたり、切断面が裂けたりしやすいです。
作業のコツを、現場で再現しやすい形に落とします。
「意外な情報」として、竹は節(ノード)で硬さと繊維方向が変わるため、同じ径でも“切れ方”が変わります。節付近で無理に切ろうとして刃が噛むと、材料が急に回転して危険になりやすいので、可能なら節を避けた位置で玉切りして、節は後で落とす(または逆に節を支点にして安定させてから切る)など、順番を工夫すると事故と詰まりが減ります。
また、竹は乾湿でも切断感が変わります。雨上がりは表皮が滑りやすく、粉が湿って詰まりやすいので、同じ作業量でも「清掃回数を増やす」「短いスパンで切れ味確認する」だけでトラブルが減ります。
農業従事者の現場では、単発の伐採よりも「毎年の管理作業」として竹を切るケースが多く、最適解は“最強スペック”ではなく“回る仕組み”になりがちです。ここでは検索上位が触れにくい、運用設計の話に寄せます。
まず、作業量の見積もりは「太さ」だけでなく「移動距離」と「詰まり停止」で決まります。マキタFAQには1充電あたりの作業量例(杉角材50mm×50mmの切断回数)が掲載されており、同じバッテリでも刃物状態で変動するとされています。竹は粉詰まりや切れ味低下が木材より体感しやすいので、バッテリ容量より先に“刃と清掃の運用”を整える方が、実際の伐採面積が伸びることが多いです。
運用で効く小技(独自視点)
最後に、機種選定で迷ったときの判断軸です。トップハンドルは剪定向き、リアハンドルは伐倒や玉切り向きという整理がマキタFAQにあります。竹林管理のように「低い位置で倒す」「連続玉切り」「運搬」が中心なら、握りやすさと姿勢の安定(疲れにくさ)が結果的に安全と作業量に直結します。
作業量の目安・ハンドル形状の向き不向き(メーカーFAQ)
マキタFAQ:1充電当たりの作業量例、トップ/リアハンドルの適性

【チェンソー・チェーンソー用】 【オレゴン】 【竹切り】 【フルカッター】 ソーチェン 25F-52E 【8インチ】 1本入り