太白ごま油の原料ごまと圧搾製法こだわり品質

太白ごま油の原料となるごまの特徴と、焙煎しない圧搾製法が味や香りに与える影響を整理し、農業従事者の目線で品質・用途・流通まで深掘りしますが、太白ごま油の価値はどこで決まるのでしょうか?

太白ごま油 原料 ごま

太白ごま油 原料 ごま
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原料は「ごま」だけ

太白ごま油は、ごまを焙煎せずに搾ることで無色透明・香りが弱い方向へ仕上がるのが大きな特徴です。

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圧搾製法と工程管理

圧力で搾る圧搾製法、脱色・脱臭、ろ過・静置などの工程が、雑味の少ない油に整えます。

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農業従事者が見るべき点

品種・産地だけでなく、選別精度や異物管理、保管(酸化・吸湿・におい移り)が最終品質に効きます。

太白ごま油 原料 ごまの種子と選別


太白ごま油の原料は「ごまの種子」で、香りを立てる焙煎を行わずに搾る前提のため、原料段階のにおい・夾雑物・劣化がそのまま出やすい油種です。
そのため製造現場では、まず「ごまを厳重に選別し、ゴミと砂を取り除く」工程が品質の起点になります。
農業従事者の立場で見ると、ここで重要なのは「収穫後の混入リスクを前提にした設計」です。
例えば、同じ“異物”でも、土砂・小石は物理的な問題だけでなく、保管中に微細粉が油のろ過負荷を上げ、静置回数や歩留まりに影響します。
また、乾燥が甘く種子が高水分だと、油脂の劣化(酸化の進行)だけでなく、保管中のにおい変化を誘発しやすく、太白の「クリアさ」が出にくくなります。
ここで、現場の実務として押さえたいチェック項目を整理します。


  • 夾雑物(砂・小石・茎葉)を「圃場→乾燥→調製→出荷」のどこで減らすか決める
  • 乾燥後の保管で、他作物(にんにく・香辛料・飼料等)のにおい移りを避ける
  • 袋・フレコンの再利用時は、前荷の残香・粉立ちを管理する

    太白ごま油は香りが弱いぶん、原料の“わずかな異臭”が相対的に目立つので、原料ごまの衛生と保管は「差別化の武器」になります。


    参考)太白ごま油とは?一般的なごま油と何が違う?おすすめの活用法と…

太白ごま油 原料 ごまの圧搾製法

太白ごま油は、ごまを焙煎せずに搾ることで「香りがなく透明な生搾りのごま油」ができる、と説明されています。
また、圧搾(圧力だけで搾る)製法が紹介されており、化学溶剤を用いない点も明示されています。
この“焙煎しない”という条件が、農産物としてのごまの価値の見え方を変えます。焙煎ごま油であれば、焙煎香がある程度ばらつきを覆いますが、太白は覆いません。
圧搾製法は、現場の言葉で言えば「原料の欠点が出やすいが、原料の良さも出やすい」方式です。


参考)マルホン胡麻油ができるまで

だからこそ、契約栽培やロット管理が効きます。


  • 収穫ロット単位で水分・夾雑物率・においの官能チェックをする
  • 乾燥条件(温度・時間)を固定し、香り変化の要因を減らす
  • 倉庫内での保管場所を固定し、におい移りの再現性を高める

    油屋側の工程が高度でも、原料ロットが不安定だと、太白の「クセのなさ」を作るために後工程(脱色・脱臭)の負荷が増え、コストや歩留まりに跳ね返ります。

太白ごま油 原料 ごまの脱色・脱臭とろ過

太白ごま油では、焙煎しない圧搾の後に「アクやエグミ、青臭さなどの成分を取り除くため、脱色・脱臭を行う」工程が重要だとされています。
さらに「不純物を取り除くため、約2週間をかけてじっくりと丁寧にろ過・静置を3回繰り返す」といった、時間をかけた管理も紹介されています。
この説明から読み取れるのは、太白の価値が“搾って終わり”ではなく、「におい・雑味・見た目」を整える工程に支えられている点です。
農業側の改善が効きやすいのは、実はこの後工程を“軽くする”方向です。


例えば、原料ごまの保管臭(倉庫臭、袋臭、カビ臭の手前のこもり臭)が少ないロットは、脱臭で削る量が減り、油の「旨み」を残しやすくなります。

また、夾雑物や微粉が少ないロットは、ろ過・静置の負担が減り、クリアな味の再現性が上がります。

つまり、太白ごま油向け原料の出荷基準は「見た目の等級」だけでなく、においと保管履歴が実質的な規格になり得ます。


現場でできる運用例は次の通りです。


  • 収穫後ロットごとに、簡易官能(におい)チェックを作業標準に入れる
  • 倉庫内の“においの強い資材”(防虫剤、塗料、燃料)と隔離する
  • 先入れ先出しで滞留を減らし、酸化と吸着臭の時間を短くする

    太白の「透明・無臭」は、油屋の技術だけでなく、原料側の段取りでかなり守れます。

太白ごま油 原料 ごまの栄養と成分

ごまは、脂質が約50%、たんぱく質が約20%を占めるなど、栄養価が高い食材として説明されています。
また、ごま特有の機能性成分として「ゴマリグナン」がごまに約1%含まれ、代表例にセサミン等があると整理されています。
農業従事者向けに言い換えると、油原料としてのごまは「油分が多い」だけでなく、「微量成分(リグナン類)が価値の説明材料になりやすい」作物です。
ここで意外に見落とされがちな点は、太白ごま油が“焙煎しない”ため、焙煎香(いわゆる香ばしさ)に頼らず、素材の持つコクや後味の設計が必要になることです。

したがって、原料ごまの品質説明も「香りが強い」ではなく、次の観点が刺さりやすいです。


太白ごま油 原料 ごまの独自視点:農業と品質表示

太白ごま油は「焙煎せずに搾ることで、香りがなく透明」になりやすいとされますが、これは農業側にとって“欠点が目立つ商品仕様”でもあります。
つまり、加工で香りを作り込めない分、「原料ごまの履歴」が商品価値の中心に寄っていきます。
ここで独自視点として提案したいのは、太白ごま油向け原料ごまを「においリスクの低い原料」として設計し、取引先に“工程が見えるデータ”で渡すことです。


例えば、次のような簡易データでも、油屋・食品加工側には実務上かなり役立ちます。


  • 乾燥条件(温度帯・時間・仕上がり水分の目安)
  • 倉庫の区画(香りの強い資材と隔離した証跡)
  • ロットの滞留日数(先入れ先出し)

    太白は「香りを足さない油」なので、原料段階の“余計なにおいを足さない”ことが、最も強い差別化になります。

さらに、製造側では脱色・脱臭や、ろ過・静置を繰り返す工程があると説明されています。

農業側が原料品質を上げれば、この後工程の負担が下がり、結果として「旨みを残しやすい」「雑味が出にくい」方向に効く可能性があります。

太白ごま油は家庭用途だけでなく、菓子・パンなど香りを邪魔したくない加工用途でも語られており、原料ごまの“安定供給”は販路設計と相性が良いです。


参考)太白胡麻油とは?

製造工程の全体像(選別→圧搾→脱色・脱臭→ろ過・静置→充填)を把握すると、農業側がどこで貢献できるかが見えます。

参考:製造工程(選別、圧搾、脱色・脱臭、ろ過・静置)の流れと、焙煎しない生搾りの特徴
マルホン胡麻油ができるまで




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