ナスの葉裏に小さなハダニが寄生すると、葉の表面に白いかすれた斑点が現れます。この斑点は葉緑素が吸い取られた跡で、最初は点々と散らばっていますが、進行すると葉全体が白っぽく変色します。
重症化すると葉が乾燥してパリパリになり、細いクモの巣のような糸が葉や茎を覆います。光合成ができなくなり、株の生育が止まり、果実の成長も悪化します。高温多湿を避け、早朝に葉を観察して発見しましょう。
意外な点として、ハダニは体長0.3〜0.5mmと極小で肉眼では見えにくいですが、拡大鏡を使うと黄色や赤い体が見えます。周辺の雑草からも侵入しやすいので、周囲の清掃も重要です。
ナスの病気ハダニ症状の進行度をチェックする表です。
| 段階 | 症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 初期 | 葉裏に斑点、数匹のハダニ | 葉水で洗浄 |
| 中期 | 葉半分白化、糸発生 | 被害葉除去+スプレー |
| 重症 | 株全体白糸覆い、落葉 | 農薬使用、株引き抜き検討 |
ハダニは気温25℃以上、湿度50%以下の乾燥高温環境を好みます。夏の梅雨明け後から9月頃に爆発的に増え、1匹のメスが100個以上の卵を産み、10日で成虫になります。
原因として、風で飛来したり、苗や道具に付着したりします。窒素過多の肥料で葉が柔らかくなると吸汁しやすくなり、ビニールハウス内の閉鎖環境が悪化要因です。
あまり知られていない事実ですが、ハダニは不完全変態で成長サイクルが短く、抵抗性がつきやすいため、同じ薬剤の連用は避けましょう。除草を怠ると雑草から移ります。
家庭菜園での主な侵入経路。
基本は物理駆除で、朝夕の葉水です。ホースの強めシャワーで葉裏を狙い、ハダニを洗い流します。水が苦手なハダニはこれで激減します。毎日続けると予防にも。
被害葉はハサミで切り取り、密封処分。木酢液や竹酢液を200〜1000倍に薄めてスプレーすると忌避効果があり、自然派に適します。牛乳1:1水溶液も窒息効果ですが、洗浄必須です。
農薬が必要なら、コロマイトやダニコングをラベル通り使用。IRACコードの異なるものをローテーションし、抵抗性を防ぎます。展着剤を加えると葉裏まで効きます。
駆除ステップ。
マルチシートで土を覆い雑草を防ぎ、湿度を保ちます。透明マルチが夏向き。定期葉水と風通し確保でハダニを寄せ付けません。
コンパニオンプランツとしてマリーゴールドやミントを植え、香りで忌避。テントウムシやカブリダニを天敵として誘引します。窒素肥料を控えめに。
ハウス栽培では換気扇を活用。意外な予防として、ニームオイルスプレーが卵期にも効き、有機栽培に有用です。毎週の観察習慣を。
予防のポイント表。
| 方法 | 効果 | 頻度 |
|---|---|---|
| 葉水 | 湿度UP、洗浄 | 毎日 |
| マルチ | 雑草・乾燥防止 | 植え付け時 |
| ハーブ植え | 忌避 | 常時 |
駆除後、薄めた液体肥料を葉面散布(規定の2倍希釈)。根負担なく栄養補給し、新芽を促します。弱った葉を整理し、エネルギー集中。
水分多めで回復を待ち、1週間監視。独自視点として、被害株近くに天敵カブリダニを導入すると再発防止に効果的。土壌改良で活力回復。
成功例では、葉水+木酢+肥料で2週間で新葉が出ました。根元に腐植土を追肥すると耐性向上します。