自動草刈り機は大きく分けてロボット式とラジコン式の2種類が存在します。ロボット式は境界ワイヤーやGPSで指定範囲を自動走行し、充電ステーションへの自動帰還機能も備えています。一方、ラジコン式は操作者がリモコンで遠隔操作するため、複雑な地形や斜面での作業に適しており、200mの遠隔操作が可能な機種もあります。
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ロボット式は24時間稼働が可能で人件費削減に大きく貢献しますが、指定範囲外は刈れず、充電ステーション周辺に刈り残しが発生するというデメリットがあります。ラジコン式は操作者の技術次第で細かい作業ができますが、常に人の監視が必要となり完全な無人化はできません。作業面積が広く平坦な庭や芝生にはロボット式、傾斜地や複雑な地形の農地にはラジコン式が向いています。
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自動草刈り機の価格は機種により大きく異なり、家庭用ロボット式は10万円から50万円程度、業務用は50万円から150万円、大型の高性能モデルでは200万円を超えるものもあります。ラジコン式草刈機は安くても100万円からで、刈幅が大きい機種になると300万円以上になりますが、オーレックの製品は約130万円と比較的安価で高性能です。
草刈りロボットの詳細な導入費用とランニングコスト分析
導入時の初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮する必要があります。バッテリー交換は約1〜3年ごとに必要で、刃の交換やメンテナンス費用は年1〜2回が目安となります。充電ステーションの設置には数万円がかかりますが、長期的には人件費削減効果が大きく、費用対効果は高いと評価されています。手動式の草刈機が5,000円程度で購入できるのに対し、ロボット式は高額に見えますが、年間30時間以上の作業時間削減効果を考えると投資価値があります。
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バッテリー式自動草刈機の稼働時間は機種によって異なりますが、一般的に1回の充電で約1〜2時間の連続作業が可能です。ロボット式の場合は自動で充電ステーションに戻り充電するため、実質的に24時間連続稼働が可能となります。太陽光発電と組み合わせたモデルもあり、環境にやさしく電気代の削減にも貢献します。
参考)https://www.matec-conferences.org/articles/matecconf/pdf/2024/04/matecconf_icmed2024_01074.pdf
バッテリーの寿命は使用頻度や環境により異なりますが、概ね1〜3年でバッテリー交換が必要になります。充電式草刈機の場合、複数のバッテリーを用意することで作業時間を延長でき、2つのバッテリーで2時間以上の連続使用が可能になります。バッテリー電圧は18Vから36Vまで幅広く、高電圧ほどパワーがあり太い雑草にも対応できますが、その分重量が増加する傾向にあります。最新のリチウムイオンバッテリーは軽量で高性能ですが、価格は従来型より高めです。
自動草刈機の作業効率を左右する重要な要素が刈幅です。刈幅が広いほど一度に刈れる面積が大きくなり、作業時間の短縮につながります。家庭用ロボット式芝刈機の刈幅は20〜30cm程度ですが、業務用の自走式草刈機では50〜90cmの広い刈幅を持つモデルもあります。
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広い農地や牧草地では刈幅の広いモデルが効率的で、1,000㎡以上の面積には刈幅60cm以上の機種が推奨されます。一方で、庭先や狭い場所では小回りが利く刈幅の狭いモデルの方が使いやすい場合もあります。刈幅が広い機種は本体サイズも大きくなり、重量も増加するため、斜面での作業には向かないこともあります。作業する場所の面積と地形を考慮し、最適な刈幅のモデルを選ぶことが重要です。
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自動草刈機を長く安全に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に重要なのが刃の交換で、切れ味が落ちると作業効率が低下するだけでなく、機械本体への負担も増加します。ロボット式芝刈機の刃は年1〜2回の交換が目安で、作業頻度や草の状態によってはもっと頻繁な交換が必要です。
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バッテリー刈払機の刃交換の詳細手順
刃の種類には金属刃、チップソー、ナイロンカッターがあり、それぞれ特性が異なります。金属刃は安価ですが研磨が必要で、チップソーはどんな草でも刈れる万能型、ナイロンカッターは柔らかく短い雑草に適しています。バッテリー式の場合は、作業前に必ずバッテリーを外してから刃を交換し、安全を確保することが重要です。また、作業エリア内に突起物やワイヤーが露出していないか定期的に確認し、事故を未然に防ぐ必要があります。
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自動草刈機を選ぶ際、見落とされがちだが重要なのが斜面適応角度です。一般的なロボット式芝刈機は最大25〜35度の傾斜に対応していますが、日本の農地では40度以上の急斜面も珍しくなく、そうした場所ではラジコン式の方が適しています。
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興味深い活用例として、梨園や果樹園での使用事例があり、茨城大学の研究では1318㎡の梨園でロボット芝刈機を3年間使用し、平均草高44mm、乾燥雑草量103g/㎡という低水準を維持できたことが報告されています。ただし、果実落下期には小さな梨を踏んで振動が発生し、刃の動きが止まるトラブルもあったため、季節ごとの使い分けが重要です。
農地での活用では、除草と同時に刈った草を細かく粉砕してマルチング効果を得られるハンマーナイフ式が注目されています。これにより土壌改良効果も期待でき、化学肥料の使用量削減につながります。さらに、ロボット式とヤギによる除草を組み合わせる複合管理手法も提案されており、それぞれの長所を活かした持続可能な草地管理が可能になっています。このように、自動草刈機は単なる省力化ツールではなく、農業経営全体を見直すきっかけとなる可能性を秘めています。

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