グリホエースPROは、農薬登録情報で「グリホサートイソプロピルアミン塩液剤(有効成分41.0%)」として示されています。
剤の性状は「淡黄色澄明水溶性液体」とされ、用途は除草剤、剤型は液剤です。
ここを押さえる理由はシンプルで、グリホサート系は“どこに撒いても同じ”ではなく、適用(場所・雑草・時期・薬量・回数)がセットで効きと安全性を担保しているからです。
また、メーカー側の製品説明でも「葉から入って根まで枯らす」「非選択性茎葉処理移行型」と明示されており、狙うべきは雑草の“葉面”です。
参考)葉から入って根まで枯らす除草剤、グリホエース
土に混ぜて効かせる設計ではないため、散布設計の中心は「葉が十分にある時期に、必要量を葉に当てる」になります。
参考)グリホエースの使用方法についての「よくあるご質問」に対する回…
希釈は、まず“雑草カテゴリ”で考えると判断が早くなります。
参考)グリホエースPRO 500mlの通販|園芸除草剤・液剤|園芸…
例えば、グリホエースPROの製品情報では「一年生及び多年生雑草:100~200倍」「ササ類、クズ:25~50倍」「スギナ:12.5~25倍」といった目安が示されています。
さらに販売ページなどでも、通常100倍・ササつる50倍・スギナ25倍といった運用目安が整理されているため、現場では“雑草の手強さで濃くする”のが基本戦略になります。
使い方の軸は「水で希釈して、雑草の茎葉に散布」です。
また、よくある質問では「雑草が伸びている生育期に散布」「葉から吸収されるので、草丈がある程度伸び(20cm以上が目安)、葉の面積が大きいほど効果がある」「散布前に地上部を刈り取らない」と明確に注意されています。
つまり、草刈り直後に“仕上げ”で撒くのは、効きの観点では逆効果になり得ます(葉が減って吸収口が減るため)。
散布ムラ対策としては、希釈倍率だけでなく「散布水量」の概念も重要です。
参考)グリホエースPRO
農薬登録情報の適用表には、薬量に加えて希釈水量(例:通常散布50~100L/10a、少量散布25~50L/10a等)が記載され、散布水量レンジが“効く前提条件”として扱われています。
現場では、濃度だけ合わせても散布量が足りず葉が濡れないと効きが落ちるので、「倍率」+「面積あたり散布量」をセットで管理すると失敗が減ります。
もう一つ、意外に差が出るのが「混ぜ方」です。
参考)希釈方法・ 希釈倍率・ 散布方法 – 赤城物産株式会社
類似の希釈型グリホサート剤の解説では「先に水を用意し、後から薬剤を入れる(逆だと泡立つことがある)」とされ、攪拌不足や泡立ちで実散布量がズレるリスクを下げる手順が紹介されています。
機械トラブルや計量ミスを避けるためにも、混合手順を標準化しておく価値があります。
基本は「雑草生育期に散布」です。
農薬登録情報でも、樹木等の周辺地などで「雑草生育期」として適用表が組まれています。
生育期の狙いは、葉が展開して吸収が進み、移行して枯死に至るプロセスを最大化することです。
雑草の種類で“勝ち筋”が変わる点も押さえてください。
登録情報では、同じ場所でも対象雑草により薬量が変わり、例えばスギナは専用の薬量・水量(例:2000ml/10a、25~50L/10a)が示されています。
この「強雑草は別メニュー」という考え方を知らずに通常倍率で押し切ると、翌月に再生して“効かなかった”と誤判定しやすくなります。
「いつ効き始めるか」を過度に急がないのもコツです。
参考)https://www.monotaro.com/s/q-%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%9B%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B9pro/
通販サイトの説明では、効果は2~4日で徐々に現れ始める旨が記載されており、散布翌日に変化が薄くても即追加散布する前に状況確認する運用が合理的です。
もちろん、追加散布は登録上の使用回数制限の範囲内で行う必要があります。
検索上位の定番は「希釈倍率」「散布時期」「スギナやササの対策」ですが、現場で“効かない”を生むのは、実は管理の切れ目(見えないズレ)であることが多いです。
そこで独自視点として、農業従事者の作業設計に落とし込みやすい「失敗パターンの分解」で整理します。
まず、効かない原因は大きく3群に分けられます。
次に、改善の打ち手は「濃くする」以外にもあります。
さらに、意外と盲点になりやすいのが「同系統剤の回数合算」です。
参考)除草剤 グリホエースPRO 500ml×20本 ハート グリ…
販売ページの注意書きでも、グリホサートを含む他剤と合わせて総使用回数の範囲内で使う旨が書かれており、“別商品だから別カウント”ではありません。
農薬登録情報にも「グリホサートを含む農薬の総使用回数」という欄があり、ここを現場の作業日報・散布履歴に組み込むと、監査・上司チェックにも強くなります。
最後に安全面です。
ネット上には強い断定が多いテーマですが、農薬は登録制度の枠組みの中で「適用どおりの使用」を前提に管理されるため、個人判断での逸脱(過濃度・過回数・適用外場所)を避けるのが最大のリスク低減になります。
手袋・保護具などの基本装備は当然として、最も事故を減らすのは“作業設計を登録表に寄せる”ことです。
グリホエースPROの農薬登録(適用表・回数・水量などの一次情報)。
グリホエースPRO