ウコギ科(Araliaceae)の植物と聞くと、山菜のタラノキやウドを思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、実はこの科にはシェフレラ(カポック)やアイビー、ヤツデなど、私たちの身近な観葉植物として親しまれているものが数多く含まれています。
木本(樹木)からつる性植物、大型の草本まで多様な姿を持ち、世界の熱帯から温帯にかけて広く分布しています 。多くは丈夫で育てやすく、日陰にも強い性質(耐陰性)を持つため、室内でグリーンを楽しむのに最適なグループと言えるでしょう。この記事では、そんなウコギ科の観葉植物の魅力と、長く楽しむための知識を深掘りしていきます。
ウコギ科には個性豊かな観葉植物がたくさんあります。ここでは特に人気が高く、園芸店などでよく見かける代表的な種類を紹介します。
以下の参考リンクは、環境省が提供するペットと植物の安全性に関する情報です。
ウコギ科の観葉植物は丈夫な種類が多いですが、いくつかのポイントを押さえることで、より健康で美しい状態を長く保つことができます。
🌿 置き場所と日当たり
多くは耐陰性があり、室内でも育てやすいですが、本来は日光を好む植物です。全く光が当たらないと弱々しくなったり、葉の色が悪くなったりします。レースのカーテン越しの柔らかな光が当たる「明るい日陰」が理想的な場所です 。ただし、真夏の強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため避けましょう。
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💧 水やり
水やりの基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」ことです。特にシェフレラなどは乾燥に比較的強いですが 、水のやりすぎは根腐れの原因になります。受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしてください。冬場は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日待ってから与えるくらいでちょうど良いでしょう。
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✂️ 剪定(せんてい)と増やし方
ウコギ科の植物は生育旺盛なものが多く、放っておくと枝葉が伸びすぎて形が乱れてしまいます。剪定は、見た目を整えるだけでなく、風通しを良くして病害虫を防ぐためにも重要な作業です 。
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観葉植物は、その生命力から風水において「陽」の気を持つアイテムとされ、空間のエネルギーを整える効果があると言われています。ウコギ科の植物も、その特徴から様々な風水効果が期待されています。
💰 シェフレラ(カポック)
丸みを帯びた葉が、人間関係を円満にし、リラックス効果や金運アップをもたらすとされています。葉が下向きに垂れる性質を持つことから、悪い気を鎮め、穏やかな空間を作るとも言われます。家族が集まるリビングや、気を落ち着かせたい寝室におすすめです。
🛡️ アイビー(ヘデラ)
繁殖力が強く、ぐんぐんツルを伸ばす姿から、生命力や成長の象徴とされます。風水では、邪気を払う効果が高いとされ、鬼門(北東)や玄関に置くと悪い気が入ってくるのを防いでくれると言われています。また、トイレなどの水回りに置くと、悪い気を吸収し、健康運を守ってくれるとされます。
👺 ヤツデ(ファツシア)
大きな手のひらのような葉が「多くの福をかき集める」「人を招く」とされ、商売繁盛や千客万来の縁起物として知られています。玄関やお店の入り口に置くと良いでしょう。また、「天狗の団扇(うちわ)」に似ていることから、魔除けの効果もあると信じられています。
方角との相性では、仕事運や勉強運を高めたい場合は「北」に、健康運や成長運を高めたい場合は「東」に置くのが良いとされています。植物の種類と方角を組み合わせて、運気アップを目指してみてはいかがでしょうか。
丈夫で育てやすいウコギ科の観葉植物ですが、犬や猫などのペットを飼っている家庭では注意が必要です。一部の植物には、ペットが誤って口にすると中毒症状を引き起こす可能性のある成分が含まれています 。
以下は、特に注意が必要な代表的な種類と症状です。
これらの植物による中毒は、ペットが室内で過ごす時間が増えた現代において、決して珍しい事故ではありません 。もしペットがいるご家庭でこれらの植物を育てる場合は、ペットが絶対に届かない場所に置く、吊り下げるなどの工夫が不可欠です。万が一、ペットが食べてしまった場合は、すぐに動物病院に相談してください。
ウコギ科の植物を観察していると、一つの株に全く違う形の葉がついていることに気づくことがあります。これは「異形葉性(いけいようせい)」と呼ばれる現象で、植物が成長段階や置かれた環境に応じて葉の形を変化させる、非常に興味深い性質です 。
ウコギ科の植物には、この異形葉性を示すものが多く見られます。
なぜこのような変化が起きるのでしょうか。はっきりとした理由は解明されていませんが、一説には、植物の成長戦略と関係があると考えられています。例えば、林の下などの暗い場所で育つ幼い時期は、少ない光を効率よく受け止めるために切れ込みの多い大きな葉をつけ、成熟して光を受けやすくなると、よりシンプルな形の葉に変化する、といった環境への適応ではないかと言われています。
普段何気なく見ている観葉植物も、こうした生存戦略や生命の不思議を秘めています。葉の形の違いに注目して観察してみると、新たな発見があるかもしれません。

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