ウコギ科の観葉植物、人気の種類と育て方・風水効果

ウコギ科の観葉植物は丈夫で育てやすい品種が多く、初心者にも人気です。シェフレラやアイビーなど代表的な種類から、風水効果、剪定のコツまで解説。あなたのお部屋にぴったりの一鉢を見つけてみませんか?

ウコギ科の観葉植物

この記事でわかること
🌿
ウコギ科の人気な種類

シェフレラ、アイビー、ヤツデなど、代表的な観葉植物の種類とそれぞれの特徴がわかります。

✂️
育て方の基本とコツ

水やりや日当たりから、元気な株を維持するための剪定方法、増やし方まで詳しく解説します。

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安全性と独自の特徴

ペットに対する毒性や注意点、そして植物が成長段階で葉の形を変える「異形葉性」という面白い性質を紹介します。

ウコギ科(Araliaceae)の植物と聞くと、山菜のタラノキやウドを思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、実はこの科にはシェフレラ(カポック)やアイビー、ヤツデなど、私たちの身近な観葉植物として親しまれているものが数多く含まれています。


木本(樹木)からつる性植物、大型の草本まで多様な姿を持ち、世界の熱帯から温帯にかけて広く分布しています 。多くは丈夫で育てやすく、日陰にも強い性質(耐陰性)を持つため、室内でグリーンを楽しむのに最適なグループと言えるでしょう。この記事では、そんなウコギ科の観葉植物の魅力と、長く楽しむための知識を深掘りしていきます。

ウコギ科の観葉植物、人気の種類と特徴


ウコギ科には個性豊かな観葉植物がたくさんあります。ここでは特に人気が高く、園芸店などでよく見かける代表的な種類を紹介します。



  • シェフレラ(カポック)

    「カポック」という名前でも広く流通している、ウコギ科観葉植物の代表格です 。艶のある葉が手のひらのように広がる姿が可愛らしく、非常に丈夫で耐寒性や耐陰性にも優れています 。特に台湾や中国南部が原産の「ホンコンカポック」は最もポピュラーな品種で、初心者でも安心して育てられます 。葉に斑が入る品種や、幹を編み込んだおしゃれな仕立てのものもあります。

  • アイビー(ヘデラ)

    星形のかわいらしい葉を持つつる性の植物で、ヨーロッパやアジアが原産です 。非常に強健で、日陰でも育ち、ある程度の寒さにも耐えるため、室内はもちろん屋外のガーデニングにも利用されます 。葉の色や形、斑の入り方によって500以上の品種があるとされ、コレクションする楽しみもあります 。

  • ヤツデ(ファツシア)

    光沢のある大きな葉が特徴で、古くから日本の庭木としても親しまれてきました。その名の通り、葉が7〜9つに深く裂けて「八つの手」のように見えることが由来です。魔除けや厄除けの縁起物とされることもあります。日陰に非常に強く、和風・洋風どちらの空間にもマッチするシックな魅力があります。

  • ポリシャス

    繊細で涼しげな葉を持つ観葉植物です。品種によって葉の形が異なり、ギザギザした切れ込みのあるものや、丸い葉のものなどバリエーションが豊かです。その上品な姿から、お部屋のインテリアグリーンとして人気があります。生育期の6月ごろに剪定挿し木を行うことで増やすことができます 。

  • ツピダンサス

    シェフレラによく似ていますが、より葉が大きく、光沢があってエキゾチックな雰囲気が強い植物です 。成長が早く、生命力も旺盛。手のひらを広げたようなダイナミックな葉姿は、お部屋のシンボルツリーとしても存在感を発揮します。

以下の参考リンクは、環境省が提供するペットと植物の安全性に関する情報です。


動物が出合う中毒~意外にたくさんある有毒植物

ウコギ科の観葉植物、育て方の基本と剪定のコツ

ウコギ科の観葉植物は丈夫な種類が多いですが、いくつかのポイントを押さえることで、より健康で美しい状態を長く保つことができます。


🌿 置き場所と日当たり
多くは耐陰性があり、室内でも育てやすいですが、本来は日光を好む植物です。全く光が当たらないと弱々しくなったり、葉の色が悪くなったりします。レースのカーテン越しの柔らかな光が当たる「明るい日陰」が理想的な場所です 。ただし、真夏の強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため避けましょう。


参考)アラレア(ディジゴセカ)の育て方・栽培方法

💧 水やり
水やりの基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」ことです。特にシェフレラなどは乾燥に比較的強いですが 、水のやりすぎは根腐れの原因になります。受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしてください。冬場は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日待ってから与えるくらいでちょうど良いでしょう。


参考)シェフレラの育て方|植物図鑑|HanaPrime(ハナプライ…

✂️ 剪定(せんてい)と増やし方
ウコギ科の植物は生育旺盛なものが多く、放っておくと枝葉が伸びすぎて形が乱れてしまいます。剪定は、見た目を整えるだけでなく、風通しを良くして病害虫を防ぐためにも重要な作業です 。


参考)観葉植物カポック(シェフレラ)の育て方!風水効果や剪定・植え…


  • 剪定の時期: 成長期にあたる春から初夏(5月〜7月頃)が最適です。この時期は回復が早く、剪定後すぐに新しい芽が出てきます 。

  • 剪定のコツ: 伸びすぎた枝や混み合っている部分、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。どこで切れば良いか迷ったら、枝分かれしている少し上で切ると、そこから新しい芽が伸びてバランスの良い形になります。

  • 増やし方(挿し木): 剪定で切った枝を利用して「挿し木」で増やすことができます 。枝を10cmほどの長さに切り、先端の葉を2〜3枚残して下の葉は取り除きます。切り口をV字にカットして吸水面積を広げ 、赤玉土などの清潔な土に挿します。根が出るまで土を乾かさないように管理するのが成功のコツです 。

ウコギ科の観葉植物で運気アップ?風水の効果と方角

観葉植物は、その生命力から風水において「陽」の気を持つアイテムとされ、空間のエネルギーを整える効果があると言われています。ウコギ科の植物も、その特徴から様々な風水効果が期待されています。


💰 シェフレラ(カポック)
丸みを帯びた葉が、人間関係を円満にし、リラックス効果や金運アップをもたらすとされています。葉が下向きに垂れる性質を持つことから、悪い気を鎮め、穏やかな空間を作るとも言われます。家族が集まるリビングや、気を落ち着かせたい寝室におすすめです。


🛡️ アイビー(ヘデラ)
繁殖力が強く、ぐんぐんツルを伸ばす姿から、生命力や成長の象徴とされます。風水では、邪気を払う効果が高いとされ、鬼門(北東)や玄関に置くと悪い気が入ってくるのを防いでくれると言われています。また、トイレなどの水回りに置くと、悪い気を吸収し、健康運を守ってくれるとされます。


👺 ヤツデ(ファツシア)
大きな手のひらのような葉が「多くの福をかき集める」「人を招く」とされ、商売繁盛や千客万来の縁起物として知られています。玄関やお店の入り口に置くと良いでしょう。また、「天狗の団扇(うちわ)」に似ていることから、魔除けの効果もあると信じられています。


方角との相性では、仕事運や勉強運を高めたい場合は「北」に、健康運や成長運を高めたい場合は「東」に置くのが良いとされています。植物の種類と方角を組み合わせて、運気アップを目指してみてはいかがでしょうか。


ウコギ科の観葉植物、ペットへの安全性と毒性の注意点

丈夫で育てやすいウコギ科の観葉植物ですが、犬や猫などのペットを飼っている家庭では注意が必要です。一部の植物には、ペットが誤って口にすると中毒症状を引き起こす可能性のある成分が含まれています 。
以下は、特に注意が必要な代表的な種類と症状です。



  • アイビー(ヘデラ): 葉や果実に「サポニン」という有毒成分が含まれています 。ペットが食べると、嘔吐、下痢、腹痛、よだれなどを引き起こすことがあります 。皮膚に触れるだけでも炎症を起こす場合があるため注意が必要です。

  • シェフレラ(カポック): 葉や茎に「シュウ酸カルシウム」の結晶が含まれています 。この結晶は針のような形をしており、口にすると粘膜を刺激して痛みや炎症、過剰なよだれなどを引き起こします。大量に摂取した場合は、喉が腫れて呼吸が苦しくなる可能性も指摘されています 。

  • ヤツデ(ファツシア): ヤツデにもサポニンが含まれており、猫にとっては有毒とされています 。

これらの植物による中毒は、ペットが室内で過ごす時間が増えた現代において、決して珍しい事故ではありません 。もしペットがいるご家庭でこれらの植物を育てる場合は、ペットが絶対に届かない場所に置く、吊り下げるなどの工夫が不可欠です。万が一、ペットが食べてしまった場合は、すぐに動物病院に相談してください。

【独自視点】ウコギ科が持つ「異形葉性」という面白い特徴

ウコギ科の植物を観察していると、一つの株に全く違う形の葉がついていることに気づくことがあります。これは「異形葉性(いけいようせい)」と呼ばれる現象で、植物が成長段階や置かれた環境に応じて葉の形を変化させる、非常に興味深い性質です 。
ウコギ科の植物には、この異形葉性を示すものが多く見られます。



  • アイビー(ヘデラ): 最も分かりやすい例がアイビーです。地面を這ったり、壁を登ったりしている幼い時期のツルには、特徴的な切れ込みの入った星形の葉がつきます。しかし、成熟して花を咲かせる段階になると、ツルは太く木質化し、葉は切れ込みのない卵形やひし形に変化します。全く別の植物のように見えるほど、その姿は劇的に変わります。

  • ヤツデやカクレミノ: ヤツデも幼い木のうちは葉の切れ込みが少なかったり、形が単純だったりしますが、成長するにつれて立派な掌状の葉を展開します 。また、同じウコギ科のカクレミノは、若木の頃は3つに裂けた葉が多いのに対し、成木になると切れ込みのない卵形の葉をつけるという顕著な異形葉性を示します 。

なぜこのような変化が起きるのでしょうか。はっきりとした理由は解明されていませんが、一説には、植物の成長戦略と関係があると考えられています。例えば、林の下などの暗い場所で育つ幼い時期は、少ない光を効率よく受け止めるために切れ込みの多い大きな葉をつけ、成熟して光を受けやすくなると、よりシンプルな形の葉に変化する、といった環境への適応ではないかと言われています。


普段何気なく見ている観葉植物も、こうした生存戦略や生命の不思議を秘めています。葉の形の違いに注目して観察してみると、新たな発見があるかもしれません。




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