摘採機 茶 乗用型 可搬型 手摘み 能率

摘採機(茶)の選び方から、乗用型・可搬型・手摘みの違い、品質と能率、メンテナンスや安全までを現場目線で整理します。自園の条件に合う摘採方法を選べていますか?

摘採機 茶

摘採機(茶)導入の要点
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方式の選択が8割

手摘み・可搬型・乗用型で、必要人員・能率・品質の出方が変わります。畝幅や地形、出荷形態(荒茶/仕上げ)を前提に決めるのが近道です。

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刃と搬送が品質を左右

刈刃の切れ味低下は品質低下に直結します。刃の清掃・研磨・交換、送風・収容(袋/コンテナ)の状態確認を摘採前にルーティン化します。

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安全と継続運用

摘採期は連続運転になりがちです。点検手順と保護具、棚下作業や研磨作業の危険ポイントを押さえ、事故ゼロを前提に運用設計します。

摘採機 茶 手摘みと機械摘みの違い(品質・能率・コスト)


茶の収穫は大きく「手摘み」と「機械摘み」に分かれ、現状は一部の上級茶などを除き機械摘みが主流です。手摘みは芽先を選んで丁寧に摘めるため高品質を狙いやすい一方、能率が低くコストが上がりやすいのが弱点です。機械摘みは短時間で大量収穫でき、一定基準で摘むため品質が安定しやすい反面、芽の選別が効きにくく、条件次第では葉の混入や切断片が増えやすい点が課題になります。
実際の能率の目安として、公的解説では手摘みが「1時間あたり1~3kg」に対し、動力(可搬型)が「200~250kg」、動力(乗用型)が「650~700kg」とされ、必要人員も方式で変わります。ここで重要なのは、単純に“速い機械=正解”ではなく、狙う製品(煎茶・かぶせ・抹茶原料など)と摘採適期の幅で、許容できる「葉揃い」「切れ葉」の程度が変わることです。


現場での意思決定を分かりやすくするため、判断軸を箇条書きで整理します。


  • 品質優先(芽揃い・柔らかい芽先重視):手摘みの強みが出る(ただしコスト高)。
  • 面積・労働力不足の解決:可搬型→乗用型の順で効果が大きい。
  • 急傾斜・狭小:大型が入らないため、可搬型や手ばさみ系が残りやすい。

参考:収穫方法の全体像と能率比較(手摘み/可搬型/乗用型)
お茶百科|摘採方法(能率・人員の目安)

摘採機 茶 乗用型の特徴(畝幅・収容方式・棚下仕様)

乗用型は、大面積を少人数で回すための主力で、畝幅固定型で複数の機種(例:1500~1800mm)が用意されるなど、茶園の規格(畝幅)に合わせた設計思想が見られます。棚下茶園向けに「運転席を低くする」「送風ファンのガードを付ける」などの棚下仕様が用意され、被覆棚の下でも作業しやすい構成が提示されています。
収容方式は、袋取りタイプとコンテナ収容タイプのように分かれ、低重心で扱いやすい運用と、収容力(連続作業性)を重視した運用で選択が変わります。とくに“摘採はできても搬送で詰まる”と、結果的に適期を逃しやすくなるため、圃場内の動線(畝末での受け渡し、運搬車の導線、荷受け位置)まで含めて設計すると導入効果が安定します。


導入前の確認項目を、失敗が多い順に並べます。


  • 畝幅(固定/可変の適合)と畝間の状態(沈下・轍・ぬかるみ)。
  • 棚下仕様の要否(被覆棚の高さ、支柱配置、ガードの干渉)。
  • 収容方式(袋/コンテナ)と回収体制(搬入人員・積み替え時間)。

参考:畝幅固定型や棚下仕様など、乗用型摘採機の考え方
寺田製作所|乗用摘採機・乗用型管理機(棚下仕様の説明あり)

摘採機 茶 可搬型・一人用の使いどころ(小規模・欠株・電柱際)

可搬型(携帯型)は、傾斜地や小規模茶園で普及しやすく、畝を挟んで作業するタイプなど現場条件に合わせた運用がしやすいのが利点です。解説記事では、一人用動力小型摘採機が昭和30年代から導入され、手ばさみより能率が上がった流れが紹介されており、機械化の第一歩として位置づけられています。
また“一人用”でも形態はいくつかあり、背負い式エンジンと組み合わせて腕への負担を軽減するタイプや、大型が刈りにくい場所(例:電柱の際など)で扱いやすいと明記された機種もあります。ここは見落としがちですが、茶園全体を乗用型で回していても、周縁部・欠株周り・障害物周りはどうしても取り残しが出やすく、可搬型を「補完戦力」として持つと仕上がりが揃いやすいです。


導入・運用のコツは、作業設計を“部分最適”にしないことです。


  • 主力:乗用型で一気に面積を刈る。
  • 補完:可搬型で端部・障害物際・小面積区画を埋める。
  • 例外:急傾斜や小区画は最初から可搬型中心で計画する。

参考:一人用茶摘機(背負い式エンジン等)と用途の説明
落合刃物工業|茶摘機 AM-120V(電柱際などの記載あり)

摘採機 茶 刃と搬送のメンテナンス(研磨・茶渋・清掃)

摘採機の品質トラブルで、もっとも再現性が高い原因の一つが「刃の切れ味低下」です。茶の解説ページでも、摘採機の刃部がよく切れないと品質低下を招くため、摘採前に整備点検を行い、前年の茶渋を取り、必要に応じて交換または研磨する、と具体的に書かれています。ここを怠ると、切れ葉が増えるだけでなく、摘採面が荒れやすく翌期以降の芽揃いにも悪影響が出やすくなります。
刃の整備は「研磨そのもの」だけでなく、「研磨作業の安全」もセットで考える必要があります。研削・研磨作業では粉じん等のリスクがあり、保護具の選択や作業手順の順守、湿式研削の考え方など、安全衛生上の注意点が示されています。摘採期は忙しく、つい“刃が鈍ってから研ぐ”になりがちですが、実務上は「摘採前に状態確認→軽い清掃→必要なら交換」の順にして、研磨は時間の取れる日にまとめる方が事故も減らせます。


点検をチェックリスト化すると、属人化が減ります。


  • 刃:欠け・歪み・当たり(異音)・切れ味・茶渋付着。
  • 送風:ホース抜け、詰まり、風量低下(生葉の滞留)。
  • 収容:袋破れ、コンテナの蓋・パッキン、結露や汚れ。
  • 摘採面:刈高が合っているか(芽の残り、深刈りの兆候)。

参考:刃の手入れ(茶渋除去・交換/研磨)の重要性
お茶街道(木村塾)|摘採方法(刃部の切れ味と整備)
参考:研磨作業の安全ポイント(保護具・手順・粉じん対策など)
厚生労働省 職場のあんぜんサイト|研削、研磨の作業(PDF)

摘採機 茶 独自視点:自動化・ロボット化は「畝移動」と「検知」が壁になる

検索上位の多くは「乗用型」「可搬型」「手摘み」など定番の比較に寄りがちですが、今後の省力化を考えるなら“ロボット化の現実”も押さえておくと投資判断がブレにくくなります。乗用型摘採機は長年改良され、収容部が袋からコンテナへ、刈刃が回転刃からバリカン刃へ、といった大きな変更が積み上がってきた歴史が紹介されています。さらに、超音波センサーや方位センサー、シーケンサー制御などを組み合わせ、茶樹と空間部分を検知しながら走行・停止・旋回して次の畝に移動する、といったロボット茶摘採機の説明もあり、「摘む」だけでなく「畝をまたいで迷わず移動する」ことが自動化の難所になりやすい点が見えてきます。
ここから得られる、現場で役立つ“意外な示唆”は次の通りです。


  • 自動化の成否は、摘採ユニットより「圃場の規格化(畝端の処理、旋回スペース、障害物)」に左右されやすい。
  • センサーで検知しても、枝張りの乱れ・欠株・うね間の荒れがあると停止や誤検知が起き、結局人手が必要になる。
  • つまり、ロボット導入の前段として「整枝・畝の直線性・畝端の統一・動線整理」を進めるだけでも、既存の乗用型の作業効率が上がり、投資回収が改善しやすい。

現実的なステップ案(無理なく始める順)です。


    1. まずは刃と搬送の安定化(品質とロス削減)。
    1. 次に圃場側の規格化(旋回・畝端・棚下干渉の解消)。
    1. その上で、棚下仕様や収容方式の更新、将来の自動化対応機を検討する。

参考:乗用型摘採機の改良史(袋→コンテナ、回転刃→バリカン刃など)とロボット摘採機の概要
Webマガジン|松元機工(乗用型茶摘採機・ロボット茶摘採機の説明)




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