畑で「水をやっているのに染み込まず、玉になって転がる」状態は、見た目がまさに水と油で、土壌が一時的に“撥水性(疎水性)”を帯びているサインです。
この撥水は、単に「水分が足りない」だけで起きることもあれば、土壌構造の表面に有機物由来の膜ができて水となじみにくくなる、と説明されることもあります。
さらに紛らわしいのが、同じ「水と油」でも、こちらは比喩ではなく本当に油が関わる“油由来の汚染”で、油臭や油膜など生活環境上の問題として扱われるケースがある点です。
現場で混同しやすいので、まずは“どの水と油か”を言語化します。
参考)https://www.cit.nihon-u.ac.jp/2015/pdf/research/p08_20/5-4.pdf
撥水が出やすい条件として、乾燥が強いこと、粘土が少ないこと、団粒構造が弱いこと、という整理が現場向けには分かりやすいです。
乾燥すると、最初の一回の潅水が“土の中に入る前に流れて終わる”ため、見かけの潅水量は多くても根域の水分が回復しません。
その結果、雨が降って発芽しても、その後の乾き戻りで一気に枯れる、といった失敗パターンが実例として語られています。
簡易チェック(圃場で5分)
参考)サイト内検索
対策の最優先は「乾燥させ過ぎない」で、乾燥で撥水が出ている圃場では、ここを外すと資材を入れても再発します。
すでに撥水が出てしまった場合は、ホース等でチョロチョロとゆっくり長く水を当て続けると、時間はかかっても徐々に浸透していく、という実務的な解決策が紹介されています。
また、水が流亡しやすい場所では、周囲を土手のように盛って水が逃げないようにする、といった“水の滞留時間を稼ぐ工夫”が有効とされています。
潅水を「量」ではなく「入水の仕方」で組み立て直すと改善が早いです。
撥水は「有機物=善」だけでは説明できず、土壌構造表面に有機物の膜ができ、その疎水性で水をはじく、という形で語られることがあります。
つまり、未分解〜半分解の有機物が表層に偏っている状態で強乾燥がかかると、“水を呼ぶ腐植”ではなく“水を弾く皮膜”として働く局面が出ます。
この観点では、草マルチのような乾燥防止は有効である一方、圃場条件によっては草マルチだけでは撥水を抑えきれないケースも実体験として示されています。
ここでの要点は「有機物を入れる」より「有機物を偏らせない・乾燥で固めない」です。
“水と油”は永遠に分かれ合う、というイメージが強いですが、土粒子表面の性質を「親水性」に寄せる発想は、油汚染土壌の分野で実装が進んでいます。
例えば、土粒子同士を分散させ、土粒子表面を油と反発する性質(親水性)に変化させることで、水と撹拌すると油だけを引き剝がして分離・浮上させる、という考え方が企業発表として示されています。
農業土壌の撥水対策は“油汚染の洗浄”と同一ではないものの、「表面の性質が変われば挙動が変わる」という点は共通で、界面(表面)に着目すると、潅水・有機物・資材の優先順位を合理的に整理できます。
この視点を圃場管理に落とすと、次のように判断が速くなります。
油汚染(油膜・油臭など)の判断や対応の考え方がまとまっている(油汚染対策ガイドライン関連の説明)。
https://www.env.go.jp/water/dojo/oil/pamph01/full.pdf
油で汚染された土壌をその場で洗浄する考え方(親水性へ変化させ油を分離、評価指標TPHなどの説明)。
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2024/20240912-001/

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