園芸や農業の手荒れは「乾燥」だけで片付かないことが多く、現場では複数の刺激が重なって起きます。
たとえば、土や肥料に触れる→手洗い回数が増える→角層のバリアが落ちる→同じ刺激でもしみる、という流れが典型です。
原因を分けて考えると、対策の打ち手が明確になります。
ここで重要なのは、「刺激に触れた後に回復させる」一本勝負にしないことです。ケロデックスのようなバリアクリームは、作業前に膜を作って刺激との接触そのものを減らす、という位置づけになります。
参考:ケロデックスが想定する保護対象(水・薬品・油、顔や腕にも塗布可能、持続目安3〜4時間)
https://kerodex.jp/01_point.html
ケロデックスは「バリアクリーム」であり、基本は“作業前に塗る”運用です。
公式説明では、塗布後の保護効果が約3〜4時間持続する目安が示されているため、半日作業なら「開始前+昼前後」の2回を基準にすると設計しやすいです。
現場で失敗しやすいのは、塗る量が少なすぎて「部分的に保護膜が途切れる」パターンです。
また、園芸は「濡れる→乾く→濡れる」の反復になりやすく、乾燥が進むと刺激を強く感じやすくなります。
ケロデックスを塗るタイミングを“作業工程”に埋め込むと継続しやすいので、以下のようにルール化すると便利です。
「手袋をしているのに手荒れが治らない」という相談は多いですが、手袋は万能ではありません。
ケロデックス側のFAQでは、保護手袋をつける場合も“着用前に塗っておく”ことで、蒸れによる荒れや、手袋が切れたり破れたりした際の被害軽減に役立つ旨が示されています。
ここが意外なポイントで、手袋の役割は「遮断」ですが、現場では以下が起きます。
併用の考え方は「手袋=一次防御、ケロデックス=二次防御」です。
参考:手袋の前に塗る理由(蒸れ・破れ時の被害軽減)
https://kerodex.jp/qrc/faq/kerodex_qa202004.pdf
園芸の手荒れは、汚れを落とす工程で悪化しがちです。
ケロデックスは「水・お湯・石けんで洗っても保護効果が持続する」一方、頻繁な手洗いが続く現場では、洗浄の摩擦そのものがダメージ要因になります。
そこで、落とし方(洗い方)を“強くこする”から“手順で落とす”に変えると、トータルの刺激が減ります。
そして、重要なのが「予防」と「回復」を同じクリームに頼らないことです。肌のバリア機能維持には“うるおいを保つ”発想が必要で、乾燥や刺激が続くとバリアが低下しやすいと指摘されています。
ケロデックスで作業中の刺激を減らし、作業後は別途保湿で回復させる、という二段構えが結果的に早道になります。
検索上位の話題は「水仕事」「土いじり」「薬剤」になりがちですが、農業従事者の手荒れは“摩擦と微細傷”が起点になるケースも見逃せません。
収穫や選果、結束、誘引、袋掛けなどは「濡れない」日でも、指先に細かな傷が入りやすく、そこに洗浄剤や肥料成分が触れると一気にしみる状態に進みます(荒れの入口が違う)。
このタイプには、ケロデックスの「作業前に塗って皮ふを保護する」という思想が相性が良いです。
特に、次のような工程は“塗り直しポイント”として明確にすると効果を体感しやすくなります。
さらに、ケロデックスは手だけでなく腕・首筋・足・顔にも塗って荒れを防げるとされているため、ハウス内で腕まくりをする人や、薬剤散布の際に露出が残りがちな部位にも“予防として”検討余地があります。
「手荒れ対策=ハンドケア」だけに閉じず、露出部の刺激管理に広げると、現場全体の不快感が下がり、作業の集中力も落ちにくくなります。