エクスポート(export)は英語で「輸出」の意味を持ち、ITの世界では「データを出力する」「書き出しする」という使い方が一般的です。
ポイントは、単なる保存と違い「別の場所・別のソフト・別の形式で使えるように外へ出す」意図が強いことです。
たとえば、栽培日誌アプリの作業記録をCSVで書き出して、パソコンの表計算ソフトで月次集計する行為は、まさにエクスポートです。
よくある場面を、農業寄りに置き換えると理解が速いです。
参考)https://www.maff.go.jp/j/shokusan/ryutu/attach/pdf/buturyu-199.pdf
参考)栽培管理ソリューション
エクスポートの対になる操作がインポート(import)で、外部に出したデータを「取り込む」側の操作です。
標準化された形式(例:CSV)でエクスポートしておくと、対応する別システムがインポートしやすくなります。
つまり現場では「Aから出す(エクスポート)→Bへ入れる(インポート)」がセットで、データ連携や引っ越しの基本動作になります。
混同しやすい言葉として「ダウンロード」がありますが、実務では次の切り分けが役立ちます。
参考)エクスポートとは
エクスポートで頻出の形式がCSVです。
CSVは多くのソフトが扱える“標準化された形式”として、データのやり取り(インポート・エクスポート)に向いています。
実際、システム間の互換性が弱い領域では「とりあえずCSVで出す」が現場の落としどころになりやすい一方、CSVの羅列データだけでは分析ツールで活用しづらい問題も起きます。
ここは意外と盲点ですが、「CSVで出せる=安心」ではありません。
参考)https://www.nca.or.jp/upload/noui_support_system_jirei.pdf
農業でCSVが刺さる代表例は、出荷や流通のデータ連携です。
IT用語辞典では、エクスポートは「ソフト固有形式ではない形式に変換して書き出す」機能とされ、互換性のための“変換”が本質だと説明されています。
ただし、別形式へ変換する以上、仕様差で「完全な状態で書き出せない」「一部が欠落する」ことがあり得る点も明記されています。
つまり“エクスポートしたら同じ内容が保たれる”とは限らず、特に帳票・画像・地図・圃場の位置情報などは要注意です。
農業の文脈では、この互換性問題が地味に効きます。スマート農業の取り組みでは「メーカー間の互換性がない」課題が挙げられ、CSV出力などでのデータ移行・連携が論点になります。
参考)https://www.naro.go.jp/smart-nogyo/r1/files/r1_yakaki_R-G06.pdf
そこで、現場で事故を減らす実務チェックを用意しておくのがおすすめです。
検索上位では「意味」「インポートとの違い」「CSV」までは多いのですが、農業現場で一段効くのは“出荷・作業の証跡づくり”としてのエクスポートです。
たとえば、出荷伝票や移動情報をCSVで外に出せる設計は、関係者間の情報共有や連携に役立つ、と資料で示されています。
ここを「提出用に出す」だけで終わらせず、農場の改善に接続すると価値が跳ねます。
具体的には、同じ出荷データでも、エクスポートの粒度を少し工夫するだけで“現場の見える化”が可能です。
また、意外な落とし穴として「エクスポートできるのに、外部活用が止まる」ケースがあります。原因は、データが“羅列”で意味情報が欠けることです。
そこで、農業従事者が自衛する小技としては、CSVに次の列を足して保存する運用が効きます(最初の一回だけ整備すれば、毎回ラクになります)。
ICT用語集(エクスポートの定義・CSVやバックアップの説明が参考)
https://business.ntt-west.co.jp/glossary/words-00731.html
IT用語辞典 e-Words(エクスポートで欠落が起きる理由、互換性・変換の注意点が参考)
https://e-words.jp/w/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88.html
農林水産関連資料(CSV取込・出力で出荷情報などを連携する例が参考)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/ryutu/attach/pdf/buturyu-199.pdf