特用作物堀取り機 作業能率 収穫 掘取機

特用作物堀取り機の種類や作業能率の考え方、作物別の選び方と失敗しない導入手順までを整理します。掘取機の違いを理解して、収穫の負担とロスを減らせますか?

特用作物堀取り機 収穫 作業能率 掘取機

特用作物堀取り機の要点
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掘取機は「掘る+土を落とす」機械

先金で畦をすくい、コンベアや揺動で土をふるい落として作物を地表に露出させ、拾い集めを軽くするのが基本です。

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作物と土質で方式を選ぶ

球根・こんにゃく玉向け、バレイショ・カンショ向けなど用途別設計があり、傾斜角度調整などで傷や掘り残しを減らせます。

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独自視点:牽引抵抗が導入可否を決める

小型トラクタでも回せるかは牽引抵抗が鍵で、シャンク設計の工夫で必要馬力が下がる例があります。

特用作物堀取り機 掘取機 種類 作業能率

特用作物堀取り機(掘取機)は、地中の作物を土の上に掘り上げて収穫を楽にする目的の作業機で、作物や圃場条件に合わせて複数の方式が存在します。
代表的には、先金(すくい部)で土と作物を持ち上げ、コンベアで後方へ送りながら土を振い落として分離し、作物を地表に露出させる「コンベア式」があります。
この方式は「拾い集めや収納が楽になる」ことが価値で、機械化の効果は“掘る速度”よりも“後作業の軽減”に表れやすいのが実務上のポイントです。
作業能率は「前進速度×掘取幅」だけでなく、露出のきれいさ(拾い残し)や、傷つき(商品率)、土落ち(手で払う時間)で実質が変わります。

また、球根類やこんにゃく玉向けの仕様では、コンベアと揺動枠の組合せで親玉だけでなく生子も地表へ露出させる設計がうたわれています。

同じ“掘取機”でも対象が違うと構造思想が変わるため、「特用作物」として何を掘るのかを先に固定してから比較するのが近道です。

特用作物堀取り機 コンベア 角度 先金

コンベア式掘取機では、土の振い分けが良く作物がよく露出する、といった点が特徴として挙げられています。
さらに、コンベア傾斜角度の変更が可能な機種があり、土の付きやすさや作物の傷を抑える方向に調整できる余地があります。
球根・こんにゃく玉向けの掘取機では、接地板の上下調節でコンベア傾斜角度を簡単に変えられ、収穫物に傷をつけることなく掘取れる、という説明もあります。
先金についても、畦底から畦いっぱいにすくい込むことで掘り残しを減らす、という設計思想が明示されています。

現場では「掘り残し=もう一度掘る=二重コスト」になりやすく、特用作物のように単価が高い作物ほど、掘り残し対策は投資回収の要になります。

逆に、露出がきれいでも傷が増えると意味がないため、傾斜角度や接地板調整は“能率”と“品質”の両方を同時に触る重要なレバーです。

特用作物堀取り機 こんにゃく 掘取機 球根

特用作物として「こんにゃく玉」を想定する場合、球根類・こんにゃく玉の掘取に最適と明記されたシリーズが存在し、用途別設計を選びやすい状況です。
その仕様では、コンベアと揺動枠の組合せにより親玉だけでなく生子も地表へ露出させる、と説明されています。
生子の取りこぼしは次年度の圃場管理や選別手間にも波及しやすいため、「どこまで露出させる設計か」を仕様文から読み取るのが実務的です。
こんにゃくや球根類は、土が湿ると土塊が大きく残りやすく、ふるい落ちの効きが作業性を左右しがちなので、揺動(振動)系の設計は要チェック項目です。

また、掘取幅に合わせた型式を豊富に用意する、という記載もあり、うね幅・条間が固定された圃場ほど型式選定の精度が収益に直結します。

中古導入を考える場合でも、まずは自分の畦・うね規格に対して「幅が合うか」を最優先に確認すると失敗確率を下げられます。

特用作物堀取り機 トラクタ 18ps 牽引抵抗(独自視点)

検索上位で語られやすいのは「どの作物に対応するか」ですが、導入可否を分ける現場要因として“牽引抵抗”があります。
ゴボウ掘り仕様の機種では、新開発のゴボウ掘り専用シャンクの採用により牽引抵抗が減少し、18ps級以上のトラクタでゴボウ掘りが可能になった、と具体的に示されています。
同じ圃場でも、牽引抵抗が高いと前進が落ちて能率が崩れ、最悪の場合は作業継続自体が難しくなるため、「必要馬力」だけでなく「抵抗を下げる設計(シャンク等)」を仕様から拾うのがコツです。
小型トラクタ向け・低価格という位置づけも明記されており、特用作物を小規模で回している層に“現実的な導入線”が用意されている点は見落としがちな情報です。


参考)収穫|製品情報|ニプロ 松山株式会社

さらに、アタッチメント付け替えでニンジン・サツマイモ・サトイモ・ヤマトイモ、薬草根の掘り取り用アタッチメントもあるとされ、機械を単作専用にしない運用が可能です。

特用作物は面積が小さくなりがちなので、「稼働日数を増やせるか(多用途化)」は投資回収の観点で意外に効きます。

特用作物堀取り機 収穫 取扱説明書 カタログ

メーカーの製品情報では、収穫カテゴリーとして各種掘取機が掲載され、製品カタログや取扱説明書、希望小売価格表への導線がまとめられている場合があります。
掘取機(リフタ式)の説明として、ニンジン・里イモ・草花根等の掘上げ、根切り用といった用途が書かれており、特用作物の周辺(根・球根・草花根)まで含めた機械選定のヒントになります。
また、適応馬力が明記されることがあり、導入前にトラクタ馬力との整合を取りやすいのは、一次情報(カタログ)を当たる大きなメリットです。
現場では「買ってから調整の意味が分かる」ことが多いので、取扱説明書の入手可否は、導入後の立ち上がり速度(試運転回数)を左右します。

特用作物堀取り機は、土質・水分・残渣量で挙動が変わるため、調整項目が多い機種ほど、説明書の図解が作業品質に直結しやすいです。

導入検討の段階で、説明書を先に読めるか(PDFの有無)を確認しておくと、機種比較が「スペック表」から「現場調整のしやすさ」へ一段深まります。

参考:ゴボウ掘り仕様で牽引抵抗・18ps級の条件など、導入判断に直結する仕様の根拠
http://www.kawabenoken.co.jp/products/sv2-g/
参考:掘取機(コンベア式)の方式、球根・こんにゃく玉向け仕様、傾斜角度調整などの設計要点
D/Bシリーズ|製品情報|ニプロ 松山株式会社
参考:収穫分野の掘取機一覧、カタログ・取扱説明書・価格表への導線
収穫|製品情報|ニプロ 松山株式会社