レブリチンと犬の鼻腔内腫瘍と放射線治療

レブリチンを犬に使う場面はどこまで決まっていて、放射線治療の効果をどう増強する薬なのかを、承認内容と注意点から整理します。飼い主が知っておくべきポイントは何でしょうか?

レブリチンと犬

この記事でわかること
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レブリチンの位置づけ

「犬の鼻腔内腫瘍」に対して、放射線治療の効果を増強する“放射線増感剤”として承認された薬である点を押さえます。

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効能・用法の要点

適応(ステージ3または4の腺癌に限る)や、使用が獣医師管理下で行われる前提など、外せない条件を整理します。

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現場で起きやすい疑問

「抗がん剤なの?」「副作用は?」「どこで受けられる?」といった相談で詰まりやすい論点を、誤解が出ない形で解説します。

レブリチン 犬の鼻腔内腫瘍の効能又は効果


レブリチン(販売名:レブリチン注射用40mg)は、犬の「鼻腔内腫瘍(ステージ3または4の腺癌に限る。)」において、放射線治療の効果を増強する目的で承認された動物用医薬品です。
つまり、単独で腫瘍を縮小させる“抗がん剤”としての承認ではなく、放射線治療の効果を上げる「放射線増感剤」という位置づけが中心になります。
この「適応がかなり限定されている」点は、飼い主の期待値調整に直結します(例:鼻腔内以外の腫瘍、腺癌以外、早期ステージでは承認適応外になり得る)。
ここで大事なのは、SNSや体験談で「うちの子には効いた」という情報が見えても、それが“承認されている使い方(適応・用量・併用条件)”と一致するとは限らないことです。


参考)https://www.mt3.co.jp/jp/wp-content/themes/mt3-theme/assets/pdf/lavurchin-pkg-ins.pdf

また、要指示医薬品であり、放射線治療に十分な知識・経験をもった獣医師のもとで、適切と判断された症例にのみ使用されるという前提が告知されています。


参考)世界初※1、放射線増感剤が犬用医薬品として発売へ!

農業従事者の方が家族の犬を飼っているケースでは、繁忙期に通院計画が破綇しやすいので、治療スケジュール(照射日、検査日、薬剤投与日)を最初に“作業暦”と照合しておくのが現実的です。

レブリチン 犬と放射線治療の増感剤のしくみ

添付文書相当の技術資料では、レブリチンは腫瘍組織の酸素分圧を一時的に上昇させ、放射線照射における「酸素効果」を高めることで放射線治療の効果を増強する、と説明されています。
放射線治療は「酸素があるほど細胞障害が固定化されやすい」ことが知られており、腫瘍の低酸素環境が治療抵抗性の一因になるため、酸素環境を動かす発想は理にかなっています。
麻布大学の発表では、レブリチンは正常細胞では短時間で代謝・排出される一方、がん細胞では24時間程度貯留する傾向がマウス試験で示され、正常組織への影響を抑えつつ放射線効果を高める狙いが述べられています。
「意外に知られていない点」として、放射線増感剤はヒト医療でも“承認薬としては難産”だった領域で、動物用医薬品として世界で初めて承認された、と大学・企業側から明確に打ち出されています。


参考)放射線増感剤が犬用医薬品として世界で初めて承認されました

この“世界初”は宣伝文句の印象が強い一方で、裏側には「候補物質は多かったが副作用などの問題で承認例がなかった」という経緯が語られており、安全性と作用機序の両面でハードルが高かった領域だと読み取れます。

現場の説明では「放射線の前に静脈から注入し、一定時間後に照射する」といった運用イメージが報道されているため、飼い主側も“当日の流れ”を具体的に質問すると認識のズレが減ります。


参考)MT3、海藻から放射線増感剤 犬のがん治療に - 日本経済新…

レブリチン 犬の用法及び用量と投与設計

レブリチン注射用40mgの資料には、効能(鼻腔内腫瘍の放射線治療効果の増強)に加え、用法及び用量の記載があり、放射線治療のプロトコールの一部として扱われる前提が示されています。
また薬物動態として、平均半減期(t1/2)が1.4時間などの値が示されており、「投与して終わり」ではなく、照射タイミングを含めた設計が重要な薬であることが読み取れます。
報道でも「放射線治療の前に静脈から注入し、15〜30分後に放射線を照射する」と説明されており、投与と照射がセットで計画される薬です。
一方、ネット上の症例記事などでは、別の文脈(たとえばリンパ腫治療の話の中)で“レブリチンとは別薬”の投与量が混在して書かれていることがあり、薬剤名が似ている・海外薬の商品名が紛れるなどで混乱が起きがちです。


参考)case12.リンパ腫の治療にレブリチンを併用した症例

そのため、飼い主が確認すべき実務ポイントは次の3つに絞ると、誤解が減ります。


  • 「レブリチン注射用40mg」なのか、別の薬(名称が似た薬や海外薬)なのか。
  • 適応が「鼻腔内腫瘍(ステージ3または4の腺癌)」に一致しているのか。
  • 放射線治療の照射計画(回数・間隔・当日の導線)とセットで説明を受けたか。

レブリチン 犬の副作用と安全性と注意点

大学・企業の公開情報では、レブリチンは天然物(ウニ、スギノリ)由来で、正常細胞では短時間で代謝・排出される一方、がん細胞では一定時間貯留する傾向が示され、正常組織への影響が少ない特長が説明されています。
また企業ページでは、投与後に速やかに肝臓で代謝され尿中に排泄され、排泄されるのは増感作用を持たない分解物である、といった安全性に関わる説明が見られます。
ただし、これは「何にでも安全」という意味ではなく、そもそも要指示医薬品として、放射線治療に十分な知識・経験をもった獣医師のもとで、適切と判断される症例にのみ使用される前提が明記されています。
飼い主が見落としやすい注意点は、「放射線治療そのものの副作用」と「増感剤の影響」を一緒に語ってしまうことです。

放射線治療では照射部位の粘膜炎や皮膚炎などが問題になり得るため、レブリチンの話をするときも「副作用の原因がどこに由来する可能性が高いか」を診療側と共通言語化しておくと、途中離脱を防ぎやすくなります。

農業の現場感覚に置き換えるなら、資材(薬)だけを見て“効く・危ない”を判断するのではなく、作型(照射プロトコール)と気象(体調変動)まで含めて管理する、という発想が近いです。

レブリチン 犬の独自視点:飼い主の意思決定と通院設計

レブリチンは、一般販売される性質のものではなく、放射線治療に十分な知識・経験をもった獣医師のもとで使用されるとされているため、「どこの病院でもすぐ同じ条件で受けられる」タイプの選択肢ではありません。
つまり、治療の成否には薬理だけでなく、放射線設備、麻酔管理、照射計画、検査体制、緊急時対応といった“医療の供給体制”が強く関わります。
ここが検索上位記事ではさらっと流されやすい一方、農繁期に時間が読めない家庭では最重要論点になり得ます。
そこで、飼い主側の実務としては「治療の話を聞く前に、通える条件を紙に落とす」のが有効です。


  • 通院距離・所要時間(渋滞時間も含む)。
  • 照射当日の拘束時間(注入→待機→照射などの流れを想定)。
  • 作業ピーク(収穫・出荷・播種防除)と重なる週の回避策。

この“生活実装”が固まると、獣医師との相談も「できる/できない」の感情論ではなく、「この条件なら継続可能」という建設的な設計に変わります。
(参考リンク:承認された効能・効果、成分、薬理・薬物動態など一次情報を確認できます)
レブリチン注射用40mg 添付文書相当資料(成分・効能効果・薬理等)
(参考リンク:大学による承認の背景説明、天然物由来・がん細胞での貯留傾向などの要点がまとまっています)
麻布大学:放射線増感剤が犬用医薬品として世界で初めて承認




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