イセキ コンバイン 4条の新車価格は、搭載馬力や装備によって大きく変わりますが、おおまかには「中型クラスで600万〜1,200万円程度」が一つの目安になります。HFRシリーズは中型で比較的低価格なモデル群とされ、4条クラスではおおよそ600万〜1,000万円のレンジと紹介されており、その中でもHFR475G-ZCAPLW(4条)は約1,234万4,200円(税込)、やや装備を抑えたHFR466G-ZCAPLW(4条)は約1,124万7,500円(税込)という具体的な価格例が示されています。
一方、より高出力・高機能を追求したフラッグシップ寄りのFMシリーズでは、4条刈のFM468・FM475などがラインナップされており、シリーズ全体の価格はおおむね600万〜1,500万円の範囲に位置づけられています。
4条クラスで注目されるモデルとしては、フロンティアファイターHFR4050(4条・50PS)のように「低価格でありながら必要十分な装備」を前面に押し出したモデルもあり、メーカー公式でも営農コストを抑えたい中〜大規模稲作農家向けの選択肢として紹介されています。
参考)フロンティアファイターHFR4050
また、より高馬力帯ではフロンティアマスターFM468(68PS)、FM475(74.8PS)などが4条刈で用意されており、作業能率重視の大規模経営向けモデルとして位置づけられています。
中古のイセキ コンバイン 4条 価格は、新車に比べて幅が非常に広く、全国の中古農機サイトやオークションをならしてみると「30万〜300万円超」までレンジが広がるのが実情です。
井関コンバイン全体の中古相場としては、おおよそ30万〜80万円が一つの中心帯であり、比較的新しいモデルや使用時間の少ない個体では200万〜300万円に達するケースもあると解説されています。
オークションデータに目を向けると、「イセキコンバイン4条」で過去120日分の落札相場を集計した結果では、約49件の平均落札価格が468,216円、車体カテゴリに絞った「イセキコンバイン4条刈」では約10件で平均1,216,000円という数値が示されています。
参考)Yahoo!オークション -「イセキコンバイン4条」の落札相…
実際の販売例としては、中古農機販売サイトで「イセキ 中古 コンバイン HF443G 4条 43馬力 324.4時間」が税込55万円、「HFR450G-ZAPLW 4条 50馬力」が税込45万1,000円といった具体的な販売価格も確認でき、使用時間・整備状態によって同じ4条でも価格が大きく変動することが分かります。
参考)https://nouki-ichiba.net/collections/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3
同じ「4条コンバイン」でも、年式・型式・仕様の違いによって価格は大きく変わります。イセキコンバインの年式・型式一覧を整理した資料では、HFシリーズ・HFGシリーズ・HVFシリーズなどの系統ごとに販売年や標準価格帯がまとめられており、例えばHFG435・HFG433・HFG328など2010年前後の3〜4条モデルは、新車販売価格が500万円前後、中古買取価格の中央値が100万円程度だったと紹介されています。
同資料では、HFRシリーズやHXシリーズを「主要な新車モデル」と位置づけ、HXシリーズで600万〜1,500万円、HFRシリーズで600万〜1,000万円程度の価格帯が提示されており、その中で4条クラスのHFR475G・HFR466Gなどの価格表が具体的に掲載されています。
中古相場においては、HFC330などのコンパクトモデルでも約300万円前後の中古価格となるケースがある一方、より大型のモデルでは中古価格が500万円前後まで上がることも示されており、条数だけでなくシリーズ・馬力・装備が価格に大きく影響する要因とされています。
参考)【年表付き完全ガイド】イセキコンバインの年式・型式・価格一覧…
さらに、メーカー公式カタログでは、同じ4条クラスでも「自動こぎ深さ」「自動水平」「ズームオーガ」「ツイン冷却ファン」などの装備有無が明記されており、これらの高機能装備は新車価格を押し上げる一方で、中古市場でも評価ポイントとなり、下取り価格に差を生む原因になっていると解説されています。
参考)https://products.iseki.co.jp/cms/upload/pdf/catalog/HFC.pdf
新品4条コンバインの価格だけを見ると「1,000万円前後」という数字に尻込みしがちですが、実際の導入現場では補助金・交付金・下取りを組み合わせた「実質負担額」で判断するケースが一般的です。HFR4050のような低価格帯モデルは、メーカー側も「営農コストを抑える必要かつ十分な装備」と位置づけており、自治体や国の機械導入補助とセットで提案されることが多いとされています。
また、イセキコンバインの年表・価格一覧を扱う中古農機専門サイトでは、シリーズごとの中古買取相場も掲載されており、例えばHVFシリーズやHFGシリーズの買取中央値が100万〜150万円前後と示されているため、既存機を売却して新型4条機に乗り換える場合、「新車価格 − 下取り価格 − 補助金」の三段引きで考えるのが実務に近い計算方法になります。
やや意外なポイントとして、イセキは中古オークション市場での平均取引価格がクボタやヤンマーよりも低めに出る傾向も指摘されています。ある調査では、中古コンバインのメーカー別平均価格でヤンマー約54万8,000円、クボタ約47万3,000円に対し、井関農機(イセキ)は約30万7,000円とされており、中古購入側から見ると「同クラスでやや割安に狙えるメーカー」という見方もできます。
参考)中古のコンバインの相場はどれくらい?メーカー別に徹底調査
一方で、下取りに出す側から見れば残価は相対的に低くなりがちなので、「長く乗る前提で新車・上位機種を選ぶか」「安価な中古を複数台確保して分散運用するか」といった経営戦略によって、イセキ4条コンバインの使い方は大きく変わってきます。
イセキ コンバイン 4条 価格を考える際、クボタやヤンマーの4条コンバイン相場と比較し、「本体価格+維持費」でトータルコストを見ておくと意外な差が見えてきます。中古相場の比較では、4条コンバインを含む全体でヤンマー・クボタがやや高め、イセキが一段安い傾向があることから、「初期費用を抑えて導入したいならイセキ中古は狙い目」という評価が成り立ちます。
しかし、整備性や部品価格、ディーラーの距離などを含めた維持費の面では、地域によってイセキディーラーのカバー率が高い地域とそうでない地域の差があり、「部品が早く入るメーカーは結果的にダウンタイムが少なく、収穫期の機会損失が減る」という点も、価格比較では見落とせない要素になります。
もう一つの独自視点として、4条コンバインの「時間当たり作業面積 × 稼働時間 × 年間収穫面積」から、1年あたりの減価償却コストをざっくり計算してみる方法があります。例えば、1,000万円の4条新車を10年で償却すると単純計算で年間100万円、延べ使用時間1,000時間なら時間当たり1,000円の償却費です。これを「1時間で刈れる面積」と「10aあたりの粗収益」に当てはめると、「4条を1台増やして作業ピークをどこまで縮められるか」「オペレーター1人あたりの売上を何円押し上げられるか」といった視点で価格を評価できるようになります。
オークション平均40〜120万円台のイセキ4条中古機を、サブ機として導入して「雨上がり後の一気刈り」「故障時の代替機」として運用する戦略も、作業リスク分散という意味ではコストパフォーマンスの高い選択肢になり得ます。
参考)Yahoo!オークション -「イセキコンバイン4条刈」(車体…
イセキ コンバイン 4条 価格を具体的に詰める際には、以下のような情報源を組み合わせてチェックしていくと全体像をつかみやすくなります。
これらの情報を「条数」「馬力」「年式」「使用時間」「装備(自動こぎ深さ・自動水平・グレンタンク容量など)」といった共通軸で並べていくことで、「同じ4条でも、どの価格帯が自分の圃場条件と作業ピークに合うのか」を冷静に比較しやすくなります。最新モデルの機能に魅力を感じる一方で、オークション平均40〜120万円台の中古イセキ4条コンバインを上手く使い回すという選択肢も視野に入れつつ、目先の価格だけでなく「10年スパンの総コスト」と「収穫期の安心感」で判断していきたいところです。
イセキコンバインの代表シリーズ・年式・価格帯を一覧で確認できる技術的な解説記事です(シリーズ別の価格感と型式整理の参考)。
【年表付き完全ガイド】イセキコンバインの年式・型式・価格一覧