包装機 メーカー 導入 価格 選び方 衛生

農産物の出荷や加工で包装機を導入するとき、メーカー選びで失敗しないために、機種の種類・衛生性・表示対応・保守体制まで一気に整理します。現場条件に合う判断軸は何でしょうか?

包装機 メーカー 選び方

包装機メーカー選びで外せない3点
製品と包装形態の相性

縦型・横型・真空・シュリンクなど、得意分野が違うため「何を・どう包むか」を先に固定します。

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衛生設計と清掃性

農産物は泥・水分・糖分が持ち込まれやすいので、分解清掃のしやすさが稼働率に直結します。

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保守・部品供給・応答速度

繁忙期に止まると損失が大きいので、代替機・出張対応・消耗品の供給を契約前に詰めます。

包装機 メーカー の種類と得意分野(縦型・横型・真空)


農業現場で相談が多いのは、袋物を自動で作って詰めてシールする「ピロー包装(縦型/横型)」と、鮮度訴求で強い「真空・ガス置換(MAP)」系です。縦型ピローはフィルムを筒状に成形し、上から充填してシールする流れのため、粒体・粉体・液体など“落下で詰められる中身”と相性が良い一方、衝撃で崩れる品には不利になりやすいです。
横ピローは固形で形が安定しているもの、トレー品などを包み込むのが得意で、同じ横ピローでも「上から包む(正ピロー)」と「下から包む(逆ピロー)」で、バラ物や熱に弱い製品など適性が変わります。
また、メーカー側が「包装だけ」ではなく前後工程(供給・計量・検査・箱詰め・出荷)まで提案するケースも増えており、例えば大森機械工業は長時間連続運転・無人化を見据えたライン提案や、真空・ガスパック等の包装形態に対応する展示製品を出しています。

  • 穀類・豆・カット野菜の小袋:縦型ピロー+自動計量(重量精度と歩留まりが要点)
  • トレー入り青果・加工品:横ピロー(正/逆)+供給装置(詰まり対策が要点)
  • 鮮度と液だれ対策:真空・ガス置換(フィルム選定とリーク検査が要点)

包装機 メーカー の選び方(製品相性・生産量・自動化)

メーカー比較に入る前に、現場側で「中身」「包装形態」「生産量(ピーク時)」「人員」「設置スペース」「洗浄方法」を文章で確定させると、打ち合わせの質が一気に上がります。特に重要なのは“製品との相性を優先する”ことで、同じ包装機でも、形状・水分・粘性・温度帯でトラブルの出方が変わるため、カタログ性能より相性確認が効きます。
食品包装機の情報を広く集める段階では、メーカー・取扱い企業の一覧から候補を出し、得意な包装領域を見比べる方法が現実的です(例:食品包装機の製品一覧・企業情報を集約するサイトもあります)。
ここで意外に見落とされがちなのが「“将来の品目追加”の予定」です。今は玉ねぎだけでも、来年はミニトマト、再来年は加工(カット、乾燥)…となると、計量方式・フィルム幅・シール方式・日付印字の仕様が変わり、結果として機械の拡張性が効いてきます。

  • 現場ヒアリングで固定する項目:内容物(粒・粉・液・固形)、袋仕様(ピロー/ガゼット等)、目標包数/分、1日の稼働時間、清掃の頻度
  • メーカーへ必ず出す情報:製品写真、含水率の傾向、異物混入リスク(泥・小石)、袋サイズの将来案
  • テストの観点:シール不良、噛み込み、静電気、結露、印字のにじみ(冬場の冷えた農産物で出やすい)

包装機 メーカー と価格の考え方(導入コストと保守)

包装機は「機械本体の価格」だけでなく、周辺機器(計量、供給、印字、検査)と保守体制まで含めた総コストで見ないと、導入後に想定外の支出が出ます。製品一覧サイトでも価格が「応相談」となっている例が多いのは、速度・材質(ステンレス比率)・衛生仕様・ライン構成で価格が大きく変動するためです。
農業は繁忙期の集中稼働になりやすく、停止=出荷遅延=信用問題になり得るので、メーカー(または販売店)に「消耗品の標準納期」「基板やヒーター等の重要部品の供給年限」「当日対応の可否」を具体的に確認するのが安全です。
“意外な盲点”は、清掃や段取り替えに掛かる時間が見積もりに反映されにくい点です。包材変更・品目変更が多い農産物は、速度(包/分)よりも段取り時間短縮の方が年間の実稼働を押し上げることがあり、結果として投資回収が早まります。

  • 見積のチェック項目:本体、供給/計量、印字、金属検出/重量選別、搬送、設置工事、試運転、操作教育
  • 契約前に詰める項目:保守契約の範囲、出張費の条件、消耗品リスト(シール部品、カッター、ベルト等)
  • コストを押し上げる要因:高湿度・水洗い前提の仕様、塩分環境(漬物など)、低温品の結露対策

包装機 メーカー と衛生設計(洗浄・サニタリー・異物)

農産物は「土」「水分」「糖分(果実)」「でんぷん(いも類)」が機械に残りやすく、これがカビ臭・虫・ベタつきの原因になって、次ロットへ影響します。そこでメーカー選定では、ステンレスの使用比率や耐水性だけでなく、「工具レスで分解できるか」「濡れやすい箇所に水が溜まらない形状か」「清掃後に乾きやすいか」を確認すると、日々のストレスが減ります。
現場で“意外に効く”のは、供給部(ホッパー・コンベヤ)とシール部(ヒートシール)の清掃性の差です。ここが洗いにくいと、結局「止められないから拭き取りで済ます」→「汚れが蓄積」→「シール不良」→「手直し増」になりやすく、機械性能より運用設計で品質が揺れます。
また、横ピローでは内容物の供給方式が複数あり、形が不揃いな農産物ほど詰まりやすいので、メーカーが扱う供給装置の実績(実物テスト)まで含めて比較すると失敗しにくいです。

  • 清掃性の確認:分解点数、開口の広さ、洗浄後の乾き、死角(溶接部・角・ボルト周辺)
  • 異物対策の設計:泥・小石の落下経路、ふるい、エアブロー、金属検出・重量選別の組み込み
  • 運用で効くコツ:繁忙期だけでも「清掃の標準手順」を作ると不良が減り、メーカー保守も呼びやすくなる

包装機 メーカー の独自視点(食品表示と印字ミス削減)

農産物の包装は「包めば終わり」ではなく、表示(ラベル/印字)のミスがクレームや回収につながるため、包装機メーカー選びで“印字と表示運用”まで一体で設計するのが安全です。農林水産省資料でも、加工食品の表示は複数事項を一括表示することが義務付けられている旨が示されており、内容量・賞味期限などの扱いは現場でミスが出やすい領域です。
ここでの独自視点は、包装機のスペック比較よりも「印字データの作り方・承認フロー」を先に固めることです。例えば、品目ごとにテンプレを固定し、現場は日付だけ入力、責任者がロット開始前にサンプル印字を撮影して保存…という手順にすると、機械停止より深刻な“表示事故”の確率を下げられます。
さらに、袋詰めの重量は計量法や取引条件とも絡みやすく、表示の「内容量」と実重量のブレが大きいと返品・値引き交渉の火種になります。そこで、重量選別機(チェッカー)を包装機ラインに入れる提案ができるメーカーかどうかも、農業用途では実務的に重要です。

  • 表示ミスを減らす仕組み:品目テンプレ固定、ロット開始時の試し印字、ダブルチェック、記録保管(写真でOK)
  • メーカーに確認する機能:印字機の連携、エラー時停止、品目切替の権限管理、履歴(ログ)出力の可否
  • 現場で起きやすい落とし穴:繁忙期の手書き追記、ラベル貼り忘れ、日付送り間違い(“機械の故障”より多い)

表示制度の全体像(義務表示の考え方)を確認する:農林水産省「食品の表示制度について(PDF)」
参考)https://www.maff.go.jp/j/jas/kaigi/pdf/kyodo_no2_shiryo_4.pdf

加工食品の表示事項(6つの事項の整理)を確認する:農林水産省「現行の食品表示制度について(PDF)」
参考)https://www.maff.go.jp/j/jas/kaigi/pdf/kondan_020607bd.pdf




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