歩行型トラクターの新品価格は、実態として「小型の耕うん機・管理機帯(十数万円)」から「装備や用途で上に伸びる帯」まで幅があります。
たとえばクボタのミディスマイルTMS300はメーカー希望小売価格(税込)が156,200円〜169,400円と明示されており、歩行型の現行機で“このくらいから”が一つの目安になります。
ただし、同じ型式でも仕様(変速、爪、車輪、アタッチメント)で価格は動きます。新品で迷いやすいのは「本体価格」だけ見て、必要な作業機や消耗品を後から足して総額が想定を超えるパターンです。
現場での価格感を固めるなら、次の観点で「同じ土俵の機種」同士を比較してください。
参考:クボタのTMS300シリーズのメーカー希望小売価格(仕様ごとの税込価格)
クボタ「ミディスマイル TMS300」価格一覧(型式別の希望小売価格)
中古の歩行型トラクターは、状態差が大きい一方で「当たり個体」を引けると費用対効果が高くなります。実例として、オークションや個人売買ではクボタTMA300が数万円台で出ているケースがあり、同一型式でも価格レンジがかなり広いことがわかります。
ただし中古は「本体が動く」だけでは不十分で、購入後すぐにコストが出る箇所が読みにくい点が最大の難所です。特に歩行型は、保管環境や燃料管理で状態が変わりやすく、以下の項目が価格に直結します。
「相場」を知りたい場合は、出品価格よりも“成約価格が見える市場”を併用するとブレが減ります。UMM中古農機市場は相場情報を掲げ、商談成立日を含むデータ表示もあるため、体感相場の補正に使えます。
参考:中古農機の相場情報(成約ベースの情報が見える)
UMM中古農機市場(相場情報・商談成立データ)
歩行型トラクターに限らず、農業機械の導入は「補助金が使えるか」が実質価格を左右します。農家webの解説では、農地利用効率化等支援交付金など複数制度が整理されており、対象者要件や補助率(例:事業費の10分の3以内)などが示されています。
ここで重要なのは、補助金は“安く買う制度”というより「事業計画と要件を満たした投資の後押し」である点です。つまり、価格交渉より前に、次を固めないと通りにくいです。
また、補助事業では“安全性”が選定要件に絡む場面も増えています。制度によっては、導入機械の要件(安全性検査対象か等)を確認される可能性があるため、申請側は「価格」だけでなく「要件適合」を同時に詰めた方が安全です。
参考:農業機械購入に補助金を活用する考え方と制度例
農家web「トラクターなど農業機械購入に補助金を活用する方法」
意外に見落とされがちですが、歩行型トラクターは“安全性検査の対象機種”として明確に扱われています。農研機構(NARO)の案内では、安全装備検査の対象に「農用トラクター(歩行型)」が含まれることが示されており、2025年基準・2027年基準に基づいて安全装備を検査するとされています。
この情報が価格に効くポイントは、「補助事業・調達ルール・組織内の購買基準」に波及しやすい点です。つまり現場では、同じ“歩行型”でも、
で、選択が分かれて総額が変わります。
さらにMAFFも、農業機械の安全性能アセスメントの文脈で、歩行型・乗用型トラクタなどを対象に制度見直しを行う旨を示しています。価格比較の段階で「安全装備の有無・情報の出しやすさ」まで織り込むと、購入後の説明コスト(事故対応、労務安全の指摘対応)も含めて合理的な判断になりやすいです。
参考:安全装備検査の対象に歩行型トラクターが含まれる(NARO)
農研機構(NARO)「安全性検査」
参考:制度見直しと対象機種の説明(MAFF)
農林水産省「農業機械の安全性能アセスメントについて」
検索上位の“価格相場”記事は本体価格の話で終わりがちですが、現場の支払いは「総額」で決まります。ここが独自視点として重要で、歩行型トラクターは小型ゆえに油断すると、周辺コストが相対的に大きく見えてきます。
総額が増えやすい要素を、最初からチェックリスト化しておくと失敗が減ります。
もう一つ“意外な話”として、歩行型は作業者の歩行負担が大きく、旋回性・振動・クラッチの重さが作業継続性に影響します。つまり、価格が少し高くても「操作が軽い」「前後進が扱いやすい」機体は、繁忙期の疲労と事故リスクを減らし、結果的に損しにくい投資になり得ます。
最後に、価格比較は「同一条件の見積」に揃えてください。条件がズレたまま“安い・高い”を判断すると、納品後に追加費用が出て、結局高くつきます。
この「総額の見える化」をやってから相場を見ると、歩行型トラクターの価格判断が一段ラクになります。

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