バインダー農機具の使い方と中古

バインダー農機具を初めて扱う人でも失敗しにくいように、使い方・中古の見方・整備・トラブル対策まで現場目線で整理します。結束不良や始動不良を減らし、稲刈りと天日干しを安定させるコツは何でしょうか?

バインダー 農機具

バインダー農機具で稲刈りを安定させる要点
まずは「結束」と「燃料」を疑う

結束不良は紐・オイル切れ・バネ弱りが多く、始動不良は長期保管で燃料劣化→キャブ詰まりが定番です。

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毎日の点検で刈り残しと詰まりを減らす

作業前は刈刃・チェーン・タイヤ空気圧・注油、作業中も一定面積ごとに停止して点検すると故障が減ります。

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中古は「走行時間」と「部品供給」が核心

年式が古すぎると部品製造中止のリスクがあり、走行時間・摩耗部・ベルト・刈刃の状態確認が重要です。

バインダー農機具の使い方:事前準備と基本操作


バインダー農機具は「稲を刈る」だけでなく、刈り取った稲を束にして結束まで行うのが役割です。
作業前は、燃料量や刃の状態を見て、刈取り高さや速度を圃場に合わせて調整しながら刈り進めます。
結束状態はその都度チェックし、少しでも不良が出たら機械を止めて原因を潰すのが結果的に早いです。
現場で「最初に外しやすい」チェックを、順番でまとめます。


・燃料:足りているか(古くないか)
参考)取扱説明書ダウンロード|クボタバインダー |コンバイン・バイ…

・刈刃:欠け・摩耗がないか(刈りが重いと詰まりの原因)
・紐:正しく通っているか、劣化していないか
・注油:結束部・チェーンなど必要箇所にオイルが入っているか
稲刈りの段取りとしては、バインダーで刈って束ね、自然乾燥(はぜ掛け等)へ回す運用がいまでも残っています。

狭い圃場や複雑な形状の圃場でも小回りが利くため、コンバイン一択になりきらない理由もここにあります。


バインダー農機具の点検:毎日の整備と長期保管

バインダー農機具はシンプルで長持ちしやすい一方、収穫期に集中して使うため「使う前の試運転」と「毎日の点検」が寿命を左右します。
作業前点検として、燃料・エンジンオイル、紐の通し、注油、引き起こしチェーンの張り、タイヤ空気圧、刈刃の欠け等が挙げられています。
作業中も、一定面積ごとに停止して注油や点検を挟むことでトラブルを早期に潰せます。
長期保管で効くのが「燃料を残さない」ことです。

長期間使用しないとガソリンが劣化し、キャブレター詰まりの原因になるため、作業後に燃料を抜く習慣化が推奨されています。

さらに、泥汚れを落として乾燥させ、各部に注油し、塗装剥げはグリース等で錆を抑え、カバーをかけて保管する流れが紹介されています。


長野の中山間地のように、夜露・朝露や格納場所の湿気が強い環境だと、格納中の錆が効いてきます。


「洗う→乾かす→注油→覆う」を省略しないだけで、翌年の始動性と結束の安定が変わります。


整備全体像の参考(作業前点検〜作業後の手入れ・燃料抜き・中古選びまでまとまっています)
https://ummkt.com/blog/460/

バインダー農機具のトラブル:結束不良・エンジン始動不良

結束不良は「機械が壊れた」と思いがちですが、紐の品質や劣化が原因になるケースが多いとされています。
太さが不均一な紐や古い紐だと結束が安定しないため、まずは新品のメーカー純正品の紐へ替える判断が有効です。
結束機のオイル切れ、紐を通すビルの強さを制御するバネの弱りも要因になり、調整で改善する場合があります。
それでも改善しない場合は、紐ブレーキ・結束ガイド・搬送ベルトの摩耗など、部品側の消耗が疑われます。


この段階は無理に使い続けると「結束ミス→やり直し→詰まり→部品破損」の連鎖が起きやすいので、販売店相談や部品交換の方が安いことがあります。


始動不良で典型なのは、長期保管で燃料が劣化してキャブレターが詰まるパターンです。

対策として、作業終了後に燃料を抜き、エンジンが停止するまで運転してシリンダー内の燃料も抜く方法が紹介されています。

キャブレターを定期点検・清掃する運用も、翌年の「一発始動」に直結します。

トラブル原因と予防(燃料抜き、結束部のゴミ除去などの考え方が整理されています)
https://www.noukinavi.com/blog/?p=4121

バインダー農機具の中古:選び方と確認ポイント

バインダー農機具は使用日数が限られ、構造も比較的シンプルなため、中古でも良品が出回りやすいとされています。
一方で、年数が古すぎる個体は部品が製造中止になっている可能性があり、「安く買って、直せず止まる」リスクを抱えます。
そのため中古は、走行時間、整備状態(結束用バネの弾力・搬送ベルト摩耗・タイヤ劣化・刈刃欠け等)を重点的に確認します。
走行時間の目安として「馬力×100時間程度」などの考え方が紹介されており、一般的に1,000時間を超えると不具合が出やすいので、なるべく走行時間の少ない個体が望ましいとされています。


また、広く刈れる条数ほど機体が重くなり、取り回し・保管スペースが厳しくなるため、圃場条件と保管条件に合うサイズを優先します。


保管スタンドがないタイプは、保管時にタイヤを浮かせる工夫が必要になる点も事前に把握しておくと安心です。


購入ルートとしては、近隣で品数が少ない場合にインターネットで全国から探せるメリットがあると整理されています。


ただし現物確認ができない分、写真の枚数・摩耗部のアップ・始動動画の有無・整備履歴の説明など「情報が多い出品者」を優先すると失敗が減ります。


バインダー農機具の独自視点:自然乾燥と「結束品質」の設計

バインダー農機具は、自然乾燥(はぜ掛け等)へ回す運用で活躍し、コンバイン普及後も一定の需要があるとされています。
ここで見落とされがちなのが、収穫後の乾燥品質が「結束の揃い方」に左右される点です。
結束が弱い束や、締まりが不均一な束が混ざると、運搬中にほどけて手直しが増えるだけでなく、乾燥工程で束の通気が偏りやすくなります。
そこで現場的に効くのが、「結束不良=まず紐」から入って、紐の品質を安定させる運用です。


安価な紐の太さムラが結束不良につながるという指摘があるため、作業日数が少ない年ほど“紐はケチらない”方が総コストが下がりやすいです。


また、結束部はゴミが溜まると結束力が落ちるため、作業前後に結束部分を点検してゴミを除去する手順をルール化すると、束の均一性が上がります。

最後に、バインダーは「丈夫で長持ち」しやすい一方で、保管中の燃料放置が翌年トラブルの起点になりやすい点が明確です。

収穫期の最後に、燃料を抜いて、洗って乾かして注油して覆う――この一連を“片付け”ではなく“来年の始動性の準備”として扱うのが、結局いちばん効きます。






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