農業の現場において、道具の選定は作業効率に直結する死活問題です。特にホームセンター最大手「コメリ」が展開するプロ仕様ブランド「UBERMANN(ウーバマン)」の18V草刈機は、そのコストパフォーマンスの高さから多くの注目を集めています 。実際に使用しているユーザーの評判や口コミを深掘りすると、単なる「安い草刈機」ではない実力が見えてきます。
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まず、最も多くのユーザーが評価している点は「始動のスムーズさと静音性」です。エンジン式草刈機(刈払機)を使用している農家にとって、早朝の作業や住宅地に隣接した畑での作業は、騒音問題という大きなストレスを伴います。しかし、ウーバマンの18Vモデルは、モーター駆動特有の静かさを持ち合わせており、トリガーを引くだけで瞬時に最大トルクで回転を始めます 。これにより、「早朝5時からでも近所迷惑にならずに草刈りができる」という口コミが多く見られます。
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一方で、ネガティブな評判として散見されるのが「重量バランス」に関する意見です。
一般的な18V草刈機は3kg前後のモデルが多い中、ウーバマンは約4.1kgと決して軽くはありません。しかし、これには理由があります。シャフトの剛性が高く、安価なモデルにありがちな「たわみ」が少ないため、硬い茎の草を刈る際にも力が逃げにくいというメリットにつながっています。口コミでは「重いけれど、地面に置いて滑らせるように刈るなら安定して良い」という、プロ視点ならではの評価もありました。
また、コメリの店舗網の広さも評判の一部です。万が一の故障やパーツ取り寄せが必要な場合、近所のコメリですぐに対応してもらえるという安心感は、通販限定の格安ブランドにはない大きな強みと言えるでしょう。
ウーバマン草刈機18vを検討する際、最も重要なのがバッテリー性能と、他社電動工具との互換性の有無です。結論から申し上げますと、ウーバマンのバッテリーはマキタやHiKOKIといった大手電動工具メーカーとの互換性は一切ありません 。
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初心者の女性におすすめの草刈機10選(参考:他社バッテリー仕様との比較情報が含まれています)
これは導入時の最大の障壁となるポイントですが、逆に言えば「ウーバマンのエコシステム」に特化した設計がなされているとも言えます。特筆すべきは、標準付属のバッテリースペックです。
| 項目 | ウーバマン 18V草刈機 | 一般的な同価格帯モデル |
|---|---|---|
| 付属バッテリー容量 | 5.0Ah | 1.5Ah ~ 3.0Ah |
| 電圧 | 18V | 18V |
| 連続運転時間(低速) | 約80分~120分 | 約30分~50分 |
| バッテリー残量表示 | あり(視認性が高い) | なし、または簡易的 |
この表からも分かる通り、通常この価格帯(2万円前後)のセット品では、コストダウンのために小容量(1.5Ah~3.0Ah)のバッテリーが付属することが一般的です。しかし、ウーバマンは最初から5.0Ahの大容量バッテリーを付属させています 。これは実務において決定的な差となります。1.5Ahでは実働15分程度でバッテリー切れを起こすことが多いですが、5.0Ahあれば、休憩を挟みながらの作業であれば1時間以上の実稼働に耐えうるため、予備バッテリーなしでも「ひと仕事」を終えることが可能です。
参考)UBERMANN(ウーバマン) 18V充電式刈払機 UB18…
また、このバッテリーはウーバマンシリーズの他の18V工具(インパクトドライバー、丸ノコ、ブロワなど)と使い回すことができます 。農機具のメンテナンスや小屋の補修などで電動工具を使う機会が多い農家にとって、草刈機を入り口として安価で高性能な18Vツールシステムを構築できる点は見逃せません。
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バッテリー内部のセルに関しても、公式には明言されていませんが、分解検証を行ったマニアのレポートなどでは、サムスン製などの信頼性の高いセルが使用されているケースが報告されており、安価な中華製互換バッテリーとは一線を画す出力安定性を持っています。
プロの農家がサブ機として電動草刈機を導入する際、「ナイロンコードカッターが実用レベルで使えるか」は非常に重要な判断基準となります。石の多い畦畔(けいはん)や、障害物の多い建屋周りでは、チップソー(金属刃)よりもナイロンコードが圧倒的に有利だからです。
結論として、ウーバマン草刈機18vでのナイロンコード使用は「可能ですが、条件付き」となります 。
参考)コメリ 充電式草刈機の種類と特徴・他社製品との比較
ナイロンカッター・コード 刈払機関連 - 三陽金属株式会社(参考:ナイロンカッターの種類と適切な排気量・電圧についての解説)
一般的に、ナイロンコードでの草刈りは、チップソーでの切断に比べて約1.5倍〜2倍のパワー(トルク)を必要とします。18Vクラスの電動草刈機にとって、ナイロンコードは負荷が非常に高く、以下の現象が起きやすくなります。
しかし、ウーバマン18Vは定格電圧こそ18Vですが、高出力なブラシレスモーターを採用しているため、短い雑草や柔らかい草であればナイロンコードでも十分に刈り取ることができます 。
【快適に使うためのセッティング例】
「エンジン式と同じ感覚で、腰丈の草をナイロンコードで粉砕する」といった使い方はスペック的に不可能ですが、「コンクリート塀の際(きわ)に生えた短い雑草を仕上げる」といった用途であれば、ウーバマン18Vとナイロンコードの組み合わせは最強のツールとなります。
ここでは、本業の農家が普段使用している23cc〜26ccクラスのエンジン式刈払機と比較して、ウーバマン18Vがどのような立ち位置(サブ機)になり得るか、独自視点でパワーと使い勝手を比較・検証します。
多くの比較記事では「エンジン式に匹敵!」と書かれがちですが、現実は異なります。ウーバマン18Vのパワー感は、エンジン式で言えば20cc〜22ccクラスと同等です。これは決して「非力で使えない」という意味ではありません。「適材適所」が明確になれば、エンジン式以上のパフォーマンスを発揮します。
【ウーバマン18Vがエンジン式を凌駕するシーン】
エンジン式は排気ガスが出るため、密閉されたハウス内での使用は健康被害のリスクがあります。また、爆音の反響も凄まじいものがあります。ウーバマン18Vなら排ガスゼロ、低騒音で、作物を傷つけにくい繊細なアクセルワーク(トリガーコントロール)が可能です。
「あそこの入り口の草だけ気になる」といった場合、エンジン式は混合燃料を入れ、プライミングポンプを押し、リコイルスターターを引く...という儀式が必要です。ウーバマンなら、バッテリーを挿してロック解除するだけで、3秒で作業開始、5分で終了して片付けることができます。この「心理的ハードルの低さ」は、年間を通じた農地管理のクオリティ向上に直結します。
昨今のガソリン価格高騰に加え、混合ガソリン(2サイクルオイル)のコストは馬鹿になりません。電気代は1充電あたり数円程度。長期保管時にキャブレターが詰まる心配もありません。
【パワー不足を感じるシーン】
農家にとってのウーバマン18Vは、「メインの26ccエンジン機を置き換えるもの」ではなく、「エンジン機を出すまでもない、あるいはエンジン機が苦手な領域をカバーする最高の相棒」という位置づけが正解です。特に、夏場の早朝作業用として一台持っておくと、体力的にも精神的にも非常に楽になります。
最後に、カタログスペックだけでは分からない「重さ」の実感と、長く使うためのメンテナンス性について解説します。検索ワードに「軽い」が含まれることが多いですが、実機を手にした多くのユーザーが「意外と重い」と感じているのが現実です。
ウーバマン18Vの重量は約4.1kg(バッテリー含む)。これは、マキタの軽量モデル(約3.0kg前後)と比較すると1kg以上重く、一般的な23ccエンジン式刈払機(約4.5kg)に近い数値です 。なぜこれほど重いのでしょうか。
参考)コメリ 充電式草刈機「UBERMANN」の特徴と他社製品との…
重量の要因とメリット
安価なDIYモデルはアルミパイプが薄く、使用中に振動で手が痺れることが多いですが、ウーバマンは剛性を重視した設計になっています。これにより振動が抑制され(振動3軸合成値などの基準もクリア)、長時間の作業でも「重いけれど痺れない」という疲労軽減効果があります。
先端にモーターがある「先端モーター方式」のため、重心が前にあります。竿を振る際に遠心力が強く働くため、腕力だけで左右に振ろうとすると疲れます。しかし、肩掛けベルトを適切に調整し、腰の回転で振るようにすれば、ヘッドの重みを利用して地面に吸い付くように安定した刈り込みが可能です。
草刈機・刈払機おすすめ特集|ホームセンター通販コメリドットコム(参考:メンテナンス用品や替刃の選び方について)
メンテナンス性について
メンテナンスは非常に楽です。エンジン式のような「エアクリーナー掃除」「プラグ交換」「燃料抜き取り」「ギアケースへのグリスアップ(電動でも必要ですが頻度は低い)」といった手間がほとんどありません。
特に重要なのが「替刃(チップソー)」の交換です。ウーバマンは一般的な230mmサイズのチップソーを使用します。コメリの店舗に行けば、PB商品の格安チップソー(数枚セットで千円台など)が山のように売られています。
18Vなどの低出力機では、切れ味の悪い刃を使い続けるとモーターへの負荷が増し、バッテリー消費が早まる原因になります。「高い刃を研いで長く使う」よりも、「コメリの安い刃を使い捨て感覚で頻繁に交換する」ほうが、結果として本体も長持ちし、作業効率も上がります。
また、モーター冷却口(通気口)の掃除も忘れがちですが重要です。草の汁や細かい破片が詰まると冷却効率が落ち、熱停止の原因になります。使用後はブロワで一吹きするか、ブラシでゴミを落とすだけで十分です。この「手軽さ」こそが、忙しい農家にとって最大のメンテナンス性能と言えるでしょう。

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