mcpp 除草剤 時期 日本芝 西洋芝

mcpp 除草剤 時期を、日本芝・西洋芝(ブルーグラス)や樹木等での使い分けまで含めて整理し、雑草生育期に失敗しやすいポイントと対策を具体化した記事です。あなたの現場の「今は散布していい時期?」が判断できますか?

mcpp 除草剤 時期

mcpp 除草剤 時期の結論
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使用時期は「雑草生育期」

MCPP液剤の登録上の使用時期は作物区分ごとに「雑草生育期」で、発生前ではなく発生後の茎葉散布が基本です。

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日本芝・西洋芝は広葉雑草向け

クローバーや畑地一年生広葉雑草を対象に、芝を残して雑草を狙う前提の設計です。

散布後の天候で効き方が変わる

散布直後の降雨は効果低下要因になり得るため、天候を見きわめて散布計画を組みます。

mcpp 雑草生育期 日本芝の時期


日本芝に対するMCPP液剤の使用時期は、適用表上「雑草生育期」とされ、クローバーと畑地一年生広葉雑草が対象です。
ここでいう「時期」はカレンダーではなく、雑草側が薬剤を取り込みやすい生育状態(葉が展開し、茎葉から吸収できる段階)を指す理解が安全です。
発生前に土にまくタイプではないので、「雑草が見えてから」が基本線になり、全面茎葉散布で均一に当てるのが前提です。
散布量・回数の上限は、10a当たり500~1000mL、希釈水量100~200L、年3回以内(MCPPを含む総使用回数も3回以内)までと示されています。


参考)https://www.mdpi.com/2309-608X/9/9/940/pdf?version=1695008395

この「回数制限」は、同じ有効成分(MCPP)を別製品で使った場合も合算されるため、年間計画(春~夏の芝管理、秋の補植など)に組み込んでおくと事故が減ります。

散布はムラが最大の敵なので、噴霧器の歩行速度・ノズル高さ・吐出量を決め、散布面積当たりの使用量がズレないようにします(結果として芝の黄変や効き残りのリスクを下げます)。

mcpp 雑草生育期 西洋芝(ブルーグラス)の時期

西洋芝(ブルーグラス)でも使用時期は同じく「雑草生育期」で、対象雑草はクローバーと畑地一年生広葉雑草です。
日本芝と同様に、散布方式は全面茎葉散布で、10a当たり500~1000mL・100~200L希釈、使用回数は3回以内と整理できます。
芝種が変わっても「いつ撒くか」は雑草の生育段階に合わせる考え方が基本なので、雑草が小さいうち(葉面積がありつつ、過度に硬化していない段階)ほど効率が上がりやすい運用になります。
一方で、芝は同じ場所で何年も維持する作物なので、「効かせる」より「傷めない」が優先順位の上になる場面が多いです。


メーカー情報として、MCPP液剤は温度によって雑草への効果が変わるため、高温期は使用範囲内で少なめ、低温期は使用範囲内で多めという使い分けがポイントだとされています。


参考)MCPP液剤【除草剤】の商品詳細・使い方(SDS) - 丸和…

高温期に芝の地上部へ一時的な黄変が出る場合があり、これを避けるために薬量調整が必要という注意も示されています。

mcpp スギナ 樹木等の時期

樹木等(公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道等)でのMCPP液剤は、適用雑草がスギナで、使用時期は「雑草生育期」とされています。
使用方法は「植栽地を除く樹木等の周辺地に全面茎葉散布」で、薬量は10a当たり750~1000mL、希釈水量は100~200L、使用回数は3回以内です。
スギナは地下部がしぶとく、見えている地上部だけを切っても再生しやすいので、刈払い直後ではなく「再生して葉が展開した生育期」に茎葉散布を合わせるほうが理屈に合います(登録上の表現も「雑草生育期」です)。
現場でありがちな失敗は、「スギナが弱っているように見える時期=効く時期」と誤解して、乾燥・低温・刈払い直後など吸収が進みにくい条件で散布してしまうことです。


また、散布場所が「植栽地を除く」と明記されているため、根域が近い樹木・植栽への飛散や流入を避ける段取り(風向き、ノズル、散布圧、散布境界の設定)が必須です。


参考)301 Moved Permanently

特に宅地・道路・鉄道等の管理では、散布対象が広くなりやすいので、散布量(10a換算)を「面積で割り戻して」準備し、余った薬液を追加散布しない運用が安全です。

mcpp 低温 高温 雨の時期(独自視点)

「mcpp 除草剤 時期」を現場判断に落とすなら、雑草の生育段階だけでなく、低温・高温・雨の3要素を“散布可否のフィルター”として扱うのが効率的です。
メーカー系の解説では、散布直後の降雨は効果を減ずるので天候を見きわめること、低温時(10℃以下)の散布は効果が劣るので避けることが示されています。
さらに高温期は芝に一時的な黄変が生じる場合があるため、薬量の調整が必要とも説明されています。
ここで意外と見落とされるのが、「雨が止んだらすぐ散布してよい」と決めつけてしまうことです。


葉が濡れていると薬液が流れたり、狙った濃度で付着しにくかったりして、ムラ(効きムラ・薬害ムラ)の原因になりやすいので、乾き待ちを“時期の一部”として扱うと安定します。


また、同じ雑草生育期でも、気温が上がりきる前の午前中に急いで散布するより、日中の環境が安定し風が弱い時間帯を選ぶほうが、飛散とムラの両方を下げられます(特に樹木等周辺地では重要です)。

最後に、MCPPは「雑草生育期」ならいつでも同じ効き方をするわけではない、という前提に立つのが失敗回避のコツです。


同じ薬量でも、低温で効かずに追い散布→回数制限に近づく、暑すぎて黄変→不安で水をかける、雨で流亡→効き残り、という連鎖が起きやすいからです。


参考)スギナやクローバーにも優れた効果『MCPP液剤』


だからこそ、作業前にチェックする順番を「①登録の使用時期=雑草生育期、②使用量と回数、③天候(雨)と気温(低温・高温)」に固定すると、判断がブレにくくなります。


登録上の適用表(作物・使用時期・薬量・回数)の根拠として有用。
https://pesticide.maff.go.jp/agricultural-chemicals/details/15339
MCPP液剤の適用雑草・使用時期(雑草生育期)・使用方法を1枚で確認できるPDF。
https://www.mbc-g.co.jp/cms/wp-content/uploads/2022/07/20250313MCPP_reg_01.pdf




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