Amazonや楽天などのECサイトでよく見かける「ledmomo」のスリット鉢ですが、実際に手に取ってみると、その厚みと質感に特徴があることがわかります。一般的な農業用スリット鉢(特に兼弥産業のCSMシリーズなど)は、コストカットと軽量化のためにペラペラの薄い作りになっていることが多いですが、ledmomoの製品は比較的肉厚に作られている傾向があります。
参考)https://item.rakuten.co.jp/whitewings/b09trv2ry2/
この「厚み」は、屋外での長期使用において紫外線劣化への耐性を期待させるポイントです。サイズ展開も豊富で、4号(直径約12cm)から8号クラスまで揃っており、特に家庭園芸で最も出番の多いサイズがセット販売されている点が魅力です。表面は光沢のないマットな仕上がりになっていることが多く、プラスチック特有の安っぽさが抑えられています。
サイズ感については、表記サイズと実寸に大きな乖離はありませんが、海外製のためか縁(リム)の形状が日本の規格鉢と若干異なる場合があります。しかし、土を入れた際の安定感は十分にあり、持ち運びの際に鉢が歪んで土がこぼれるといったストレスは少ないでしょう。
スリット鉢の最大の目的である「根腐れ防止」と「サークリング現象の抑制」について、ledmomoの実力を検証します。結論から言うと、スリットの機能は十分に果たしており、排水性は非常に高いと言えます。
参考)のレビュー・口コミ - Yahoo!ショッピング - Pay…
通常、植物の根は鉢の壁面に当たると、その壁に沿ってぐるぐると回り始めます(サークリング)。これが続くと根詰まりを起こし、植物の成長が停滞します。しかし、ledmomoのスリット鉢は側面から底面にかけてしっかりとしたスリット(切れ込み)が入っており、ここから光と空気が入ることで、根が「ここは鉢の端だ」と認識して成長を止め、新しい脇根を出そうとします。これにより、鉢全体に細かく健康な根が張るようになります。
実際に水やりをしてみると、水がスリットからスムーズに抜け落ちていくのが確認できます。特に梅雨時期や夏場の蒸れが気になる季節には、この高い排水性が大きな武器となります。ただし、水はけが良すぎるため、水やりの頻度は通常の陶器鉢よりも多くなる傾向がある点は留意しておく必要があります。
参考)スリット鉢について質問です。やはり普通の鉢よりいいですか? …
スリット鉢のメリット7つ&デメリット6つ:機能を最大限に発揮させる方法 | ミドリス
※スリット鉢の基本的なメカニズムや、根のサークリング防止効果について詳しく解説されている記事です。
農業従事者や園芸愛好家の間で「スリット鉢」といえば、兼弥産業(とことん活用するなら「とんでもないポット」シリーズなど)が絶対的な信頼を得ています。では、ledmomoと兼弥産業を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
兼弥産業の鉢はホームセンターや専門店で1個単位から安価に購入できますが、受け皿は別売りが基本です。一方、ledmomoはAmazonなどで「10個セット」や「受け皿付き」として販売されていることが多く、まとめて植え替えを行う際には、トータルの出費を抑えられるケースがあります。特に、室内の観葉植物用に受け皿を別途10枚揃える手間とコストを考えると、ledmomoのコスパは非常に優秀です。
スリットの形状や根のコントロール技術に関しては、長年の研究データがある兼弥産業に軍配が上がります。兼弥のスリットは、土がこぼれにくく、かつ根巻きを完璧に防ぐ絶妙な幅で設計されています。ledmomoも機能は果たしますが、製品によってはバリが残っていたり、スリット幅が広すぎて細かい土が流出しやすかったりする個体差が見られることがあります。
スリットポット | 兼弥産業株式会社 | 総合農業資材メーカー
※スリット鉢の元祖である兼弥産業の公式サイト。正規の「スリット鉢」の規格や正しい効果を確認するための一次情報として重要です。
これは検索上位の記事ではあまり触れられていない、ledmomoならではの独自の強みです。それは「最初から専用の受け皿がフィットする状態で手に入る」という点です。
通常、農業用のスリット鉢は「畑や庭に直置き」することを前提に作られているため、デザインが無骨な緑色(モスグリーン)であったり、底面の形状が特殊で市販の受け皿の上でガタついたりすることがあります。しかし、ledmomoの製品は、黒や白といったモノトーンカラーが多く、リビングやオフィスのインテリアにそのまま馴染むデザイン性を備えています。
参考)https://payid.jp/item/17168198
また、スリット鉢を室内で使う際の最大の懸念点である「土こぼれ」に対しても、セットの受け皿がピッタリ合うサイズであれば管理が容易です。室内でパキラやモンステラなどの観葉植物を育てる際、「根の健康は保ちたいが、ダサい緑色の鉢は置きたくない」という層にとって、ledmomoは最適な選択肢となり得ます。受け皿と鉢の素材感が統一されているため、安価なプラスチック鉢特有の「チグハグ感」が出ないのも隠れたメリットです。
ledmomoのスリット鉢は、その厚みと深さのある形状から、多肉植物(特にアガベや塊根植物)の育成鉢として意外な人気があります。アガベ愛好家の間では、黒色のプラスチック鉢(通称:黒プラ鉢)が好まれますが、ledmomoの黒いスリット鉢は、太陽熱を吸収して地温を高めつつ、過剰な水分はスリットから排出できるため、アガベの育成環境として理にかなっています。
また、通常の薄いスリット鉢では、持ち上げた際に鉢がたわんで根が動いてしまうことがありますが、ledmomoのようなある程度硬度のある鉢であれば、移動の際も根へのストレスを最小限に抑えられます。DIYで側面にドリルで穴を追加し、さらに通気性を高める「カスタム鉢」のベースとしても、割れにくい厚手の素材は加工がしやすく重宝します。
「安いからとりあえず買う」だけでなく、「室内観賞用の育成鉢」として、あるいは「アガベ用の黒鉢」として、用途を絞って導入すれば、ledmomoは期待以上の働きをしてくれるはずです。