乗用草刈機共立と乗用モア価格比較

乗用草刈機共立(乗用モア)を現場目線で選ぶために、機種の特徴、価格の考え方、刈幅・刈高、4WDやターフ仕様、点検と維持費までを整理します。あなたの圃場に合うのはどれでしょうか?

乗用草刈機共立と乗用モア

乗用草刈機共立(乗用モア)を選ぶ要点
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機種は「用途」で切る

果樹園・休耕地・法面・芝地など、草の質と地形で“必要な走破性と刈幅”が変わります。

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価格は本体+維持費で見る

本体価格だけでなく、刃の消耗、点検整備、保管、搬送、ダウンタイムまで含めて採算を見ます。

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安全と点検が最優先

始業前点検と定期点検は事故・故障の予防策です。公式の取扱説明書も必ず確認します。

乗用草刈機共立の乗用モア機種と特徴(RM・RMT)


共立の「乗用草刈機」は、製品カテゴリ上は「乗用モア」として展開され、RMシリーズやRMTシリーズなど複数の型式が並びます。共立公式の製品一覧には、RM832G/B、RM883X/K、RM953X/K、RM983FX、RM984X/K、RMT110(表記上の掲載名)などが掲載されており、現場の用途に合わせて選びやすい構成です。
参考:共立公式の製品ラインナップ(型式名の確認に便利)
https://www.yamabiko-corp.co.jp/kioritz/products/category/contents_type=138
選定の最初の分岐は「圃場の条件」です。例えば、樹間が狭く小回り重視ならコンパクト寄り、面積が広く草量が多いなら刈幅と出力が効いてきます。さらに傾斜・ぬかるみ・凹凸がある場合、後述する4WD(AWD)やタイヤ仕様の意味が一気に大きくなります。


現場で見落としがちなポイントは「同じ“乗用”でも作業者の疲労が違う」ことです。ペダル操作、ハンドル調整、シート機構などが合わないと、半日運転で腰や膝にきます。試乗できるなら、刈り性能より先に“操作系の相性”を確認すると後悔しにくいです。


乗用草刈機共立の価格比較と目安市場価格(RM831・RM883・RM953)

価格の目安を把握するには、機種ごとの「目安市場価格」や「希望小売価格」情報を押さえるのが近道です。機種比較記事では、RM831GX/BとRM831X/Bの目安市場価格(税込)がそれぞれ約620,000円・約680,000円、RM883/Kが約800,000円、RM953/Kが約850,000円と整理されています。
この価格差の背景は、ざっくり言うと「走行方式」と「余裕のある作業性」です。RM831系ではギアミッションとHST(無段変速)で性格が変わり、HSTの方が操作の負担が軽く、速度調整が細かくできます。一方、ギアミッションは構造がシンプルで価格が抑えやすいという整理がされています。


ただし、現場の採算は“購入価格だけ”では決まりません。刈刃の摩耗、ベルトや消耗品、点検整備の頻度、繁忙期に止まった時の機会損失まで含めると、初期費用が少し高くてもHSTで作業時間が短縮できるほうが結果的に得、というケースもあります。逆に「年に数回・短時間の管理」なら、シンプルで維持しやすい構成が有利なこともあります。


乗用草刈機共立の4WD(AWD)とターフ仕様(RM983FX・RM983X-TURF)

傾斜や凹凸、ぬかるみが絡む圃場では、2WDか4WD(AWD)かで“仕事になるかどうか”が変わります。機種比較情報では、RM983FXが共立の乗用モアで唯一のAWD(4WD)仕様として紹介され、斜面や凸凹、ぬかるみなど条件が悪い場所に適している、と整理されています。
さらに意外と効くのが「旋回性」です。RM983FXは旋回時に前輪が増速されて小回りが利く、また圃場に合わせて2駆と4駆が自動で切り替わることで燃費効率にも触れられています。ここはカタログの数字より現場の体感差が出やすく、段差や畦の出入りが多い圃場ほどメリットが見えやすいポイントです。


ターフ仕様(TURF)は、芝や地面を傷めにくい意図のタイヤとして扱われます。芝地・公園管理・果樹園の下草管理でも、土を掘り返してしまうと翌年以降の作業性が落ちるため、「走破性」と同時に「地面への攻撃性」を考えるのが、実はベテランほどやっている判断です。


乗用草刈機共立の刈幅・刈高と刈刃形式(フリーナイフ)

乗用モアは、刈幅と刈高が作業効率と仕上がりを決めます。機種比較では、RM831系の刈幅820mm・刈高10〜70mm、RM883/Kの刈幅880mm・刈高10〜70mm、RM953/Kの刈幅950mm・刈高10〜70mm、RM983系の刈幅975mm・刈高10〜80mm、最上位寄りのRM984X/Kは刈高が10〜100mmまで対応、と具体値が並べられています。
刈刃形式も要点で、ナイフステーとフリーナイフの組み合わせが紹介されています。フリーナイフは障害物に当たった際に衝撃を逃がしやすく、刃や本体へのダメージ軽減につながる、という説明があり、石や切り株が残りやすい圃場では“保険”として効きます。草丈が伸びすぎた状態で無理に突っ込むより、まず一段高い刈高で荒く落としてから仕上げるほうが、刃にもベルトにも優しく、結果として早く終わることが多いです。


ここで「あまり知られていないが効く」運用の工夫を1つ挙げるなら、刈幅の大きい機種ほど“端から順番に”より“排出・飛散の向き”を先に決めた方が仕上がりが安定します。圃場内に石が多い場合は、最初に低速で外周だけ安全確認のつもりで一周し、危ない飛来物の候補を拾ってから本作業に入ると、トラブルが減ります(結果として総作業時間も短くなりやすいです)。


乗用草刈機共立の点検整備と取扱説明書(独自視点:ダウンタイム最小化)

乗用草刈機は便利な反面、操作を誤ると大事故につながるため、点検整備は最重要です。乗用モアの安全な使い方に関する注意として、「点検整備は必ず実施」「始業前点検を必ず実施」「定期的に販売店で点検整備を実施」といった趣旨が示されています。
公式の取扱説明書については、共立のサポートページで公開されており、注意事項が“作成時点の基準”で、最新の内容ではない場合がある旨も書かれています。だからこそ、現場では「取説の確認+販売店の最新情報+自分の点検記録」をセットで回すのが、結局いちばん安全で確実です。


参考:共立の取扱説明書(安全注意・点検項目の確認に便利)
https://www.yamabiko-corp.co.jp/kioritz/support/manual/
独自視点として強く勧めたいのは、“故障しない運用”より“止まってもすぐ復帰できる運用”を設計することです。繁忙期に止まると損失が大きいので、①消耗品(刈刃・ボルト類など)の予備を決めて持つ、②アワーメーター基準で点検日を先にブロックする、③販売店の混む時期(雨前〜夏)を避けて整備予約を入れる、の3点だけでもダウンタイムは目に見えて減ります。


最後に、安全と効率の両立のためのチェックリストを置きます(現場で印刷して使える形にしています)。


  • 始業前:燃料・オイル・タイヤ・刈刃周りの目視、異音・振動の有無、ガード類の確認。
  • 作業中:草量が急に増える区画は速度を落とす、石が多い場所は刈高を上げる、無理に深追いしない。
  • 終業後:草の堆積を落とす(冷却やベルト周りの詰まり予防)、次回のために異常をメモする。




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