中古の値段を調べるとき、最初にやるべきは「相場のレンジ(幅)」を把握することです。販売サイトの掲載価格は整備内容や保証の有無で上下し、同じ型式でも価格差が出ます。たとえば中古ハーベスターの掲載例では、18万円程度から120万円超の個体まで確認でき、使用時間(アワー)や機種で大きく変動します。
具体例として、中古農機市場UMMのハーベスター一覧では、ヤンマーPKD6が180,000円、イセキHMG53-Eが350,000円、コバシHS70D-Kが1,215,500円など、幅の大きさが分かります。価格だけで結論を出さず、「何が違ってその値段なのか」を分解して見るのがコツです。参考として、Yahoo!オークションの落札相場では、ハーベスタ関連の落札平均が約5万円台というデータもあり、現場では“部品取り・現状品”が混ざる市場も存在します。
まずは、次の3つを「別々の相場」として見てください。
現実的には「販売相場=すぐ使える前提の値段」「落札相場=整備前提の値段」になりやすいので、どの相場を見ているのかを揃えないと、判断がブレます。
中古値段の上振れ要因は、年式や使用時間だけではありません。農機具は「整備の質」と「消耗部品の残量」が、購入後の追加コストを左右し、その分が価格に反映されます。販売サイトでは、使用時間が明記されている個体もあり、たとえばUMMの掲載例では、723hのクボタCH-50が336,490円、1750hのコバシHS70D-Kが1,215,500円のように、単純に“使用時間が長いほど安い”にはなりません(機種や能力差、整備内容の違いが出ます)。
値段が上がりやすい条件を、購入者目線で並べると次の通りです。
ここで重要なのが、「値段が高い=得」ではなく「総額が安い=得」という考え方です。整備済の個体は高く見えても、購入後の修理・部品交換・作業停止リスクを減らせるなら、結果的に安くつくことがあります。
中古の失敗は、値段よりも「買ったあとに想定外の修理が続く」ことで起きます。とくにハーベスター系は、脱穀・搬送の駆動部が多く、摩耗やズレがトラブルに直結しやすいので、現物確認の優先度が高いです。買取の基本フローでも、メーカー・型番・年式・車体番号(製造番号)に加えて、故障部分のチェックやアワーメーター確認が重要とされています。
現場での確認ポイント(できればエンジン始動・駆動確認まで)は以下です。
意外と見落とされがちなのが「保管状態」です。屋内保管の個体は配線や樹脂部品の劣化が抑えられる一方、屋外放置はサビだけでなく電装トラブルが出やすく、結果として“安物買い”になりがちです。相場より安い理由が「保管」と「整備履歴の空白」だった、というケースは珍しくありません。
値段交渉は「本体価格だけ」でやると失敗しやすく、総額を分解して詰めるほうが通りやすいです。中古農機は本体のほかに、陸送費、整備費、消耗品交換費が乗ってきます。販売サイトは“掲載価格”が見えやすい一方、オークションや個人売買は“後から費用が出る”傾向があるため、比較軸を総額に揃えるのが基本です(UMMのような掲載市場と、Yahoo!のような落札市場では性格が違います)。
交渉の実務ポイントは次の通りです。
買取相場も知っておくと交渉材料になります。たとえばハーベスターの買取相場調査記事では、クボタCH-1240CVMが買取1,600,000円になった例があり、稼働時間が少なく状態が良いと評価されることが示されています。
「販売価格が高い=業者が儲けたい」だけでなく、「状態が良い=市場で再販しやすい」も価格に乗るため、買取・再販の論理を理解しておくと、値段の妥当性が読みやすくなります。
検索上位の記事では「年式」「使用時間」「メーカー」といった定番要因が中心になりがちですが、現場の体感で効くのが「地域」「作物」「時期」です。たとえば、同じ能力でも稲作地帯では需要が集中しやすく、収穫期が近いほど“すぐ使える整備済”に値段が付きやすい一方、オフシーズンは在庫整理で動くことがあります(UMMの一覧でも都道府県が表示され、地域によって出品の偏りが見える設計です)。
また「ハーベスター」と「コンバイン」の言葉の揺れにも注意が必要です。Yahoo!オークションの「ハーベスタ」落札相場は平均約5万円台ですが、ここには現状品や小型・部品取りが混在しやすく、農家が想定する“圃場で主力として使う機械”の相場とはズレることがあります。
独自視点としては、相場調査をするときに「検索語を2系統に分ける」方法が有効です。
この“言葉のズレ”を理解しておくと、「相場より安い」の正体が、単なるカテゴリー違いだった、という事故を減らせます。
相場確認に役立つ参考リンク(具体的な価格の幅を掴む)。
UMMの中古ハーベスター一覧(機種名・使用時間・価格・地域が一覧で見られる)
中古 ハーベスター 農機具一覧【中古農機具販売 UMM】
落札相場で“現状品を含む市場価格”の感触を掴む(平均落札などのデータが見られる)
Yahoo!オークション -「ハーベスタ」(コンバイン) (…
買取側が重視する見方(年式・アワー・型番など“査定の論理”が整理されている)
コンバインの買取をしてもらうとき押さえておきたい基本の流れ!…

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