バルククーラー 中古 価格 点検 洗浄

バルククーラー中古の価格相場から点検・洗浄、設置条件まで、失敗しない選び方を現場目線で整理します。買う前に何を確認すべきでしょうか?

バルククーラー 中古 点検 価格

中古バルククーラー選びの要点
🔎
点検は「冷えるか」だけでは不足

冷凍機・攪拌・温度表示・排出口まで、乳質と故障リスクに直結する箇所を優先確認。

設置は電源と起動電力が落とし穴

三相200Vやブレーカー容量、起動時の必要電力を前提に現場側の受け入れを整える。

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洗浄は温度・濃度・頻度で差が出る

温湯すすぎ→アルカリ/酸洗浄の条件を守ると、生菌数リスクや臭い戻りを抑えやすい。

バルククーラー 中古 価格 相場と見積もり


中古の「価格」は、本体の年式や容量だけで決まらず、冷凍機の状態(圧縮機・冷媒系)と洗浄履歴、そして付属品(温度表示パネル、攪拌機、ふた・パッキン、排出口コックなど)で実質価値が変わります。特に酪農現場では、冷えること自体より「乳温を安定して維持できること」が乳質に直結するため、同じ中古でも“安い理由”が衛生・冷却能力・故障予備軍にあるケースは珍しくありません。参考として新品機種の仕様表を見ると、例えば丸形バルククーラーでは電源が三相200Vで、ブレーカー容量が機種により15A〜30Aなど幅があります(容量に応じて要求が増える)ので、価格比較の前に「現場の受電と工事費」が別途どれくらい出そうか、最初に当たりを付けるのが現実的です。
見積もりを作るときは、最低でも次の3階層に分けると、後から揉めにくくなります。


  • 本体価格(中古バルククーラー本体、付属品の有無)
  • 設置関連(搬入・据付・配管・電気工事・ブレーカー変更・基礎や設置場所整備)
  • 運用復帰(洗浄剤殺菌剤の手配、初回の徹底洗浄、温度計の校正、必要なら部品交換)

意外と見落とされがちなのが、災害対応マニュアルでも触れられている「起動時に通常より多くの電力を要する機械がある」という点で、停電対策として発電機を検討する場合も“定格”だけでなく起動時の必要電力を織り込む必要があります。中古導入を機に電源周りを更新するなら、ここまで含めてコストを比較した方が、結果的に安く付きます。


参考)https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/6/5/5/3/8/6/3/_/201902_saigai_rakuno_manual.pdf

バルククーラー 中古 点検 冷凍機と攪拌機

「点検」は、現物確認できるなら稼働テストまでやり切るのが基本で、最低限“冷却”と“攪拌”と“表示”が揃って動くかを確認します。メーカー仕様の例として、丸形バルククーラーにはデジタル温度表示付き操作パネル、ふたを開けると攪拌機が自動停止する機能、冷凍機を任意設定時間後に自動運転する制御などが搭載されることがありますが、中古ではこのあたりが故障・改造・無効化されている場合もあるため、動作を一つずつ確認した方が安全です。
現場目線のチェック項目(短時間でも差が出る順)です。


  • 冷凍機:起動するか、異音・過振動がないか、運転が止まったり再起動を繰り返さないか。
  • 温度表示:表示が安定しているか(点滅・欠けがないか)、センサーが怪しくないか。
  • 攪拌機:回転が滑らかか、異音がないか、ふた開放時の自動停止が働くか(機種による)。
  • タンク:ステンレス面の荒れ、溶接部の腐食、ふた・マンホール周辺のパッキン劣化。
  • 排出口コック:分解しやすいか、固着や漏れがないか(乳石・汚れが残りやすい)。

また、密閉式であっても「覗けない=汚れない」ではなく、陰になる部位(攪拌機周辺、マンホールのゴムパッキン、排出口の内側など)は洗浄不良が起きやすい、という注意喚起が技術資料でも示されています。点検時は“見える範囲の光沢”ではなく、分解できる部位の状態と、洗浄を回せる構造かどうかに寄せると失敗しにくいです。

バルククーラー 中古 設置 電源 三相200V

中古バルククーラーの導入で現場が詰まりやすいのは、設置場所よりも「電源」と「起動時電力」です。メーカー仕様例では電源が三相200V 50/60Hz、機種によってブレーカー容量が15A・20A・30Aのように変わるため、購入前に分電盤側の空き、幹線の太さ、ブレーカーの選定、電気工事の可否を確認しておく必要があります。
さらに、災害時の酪農危機管理マニュアルでも、バルククーラーは起動時に通常より多くの電力を要するため、機械メーカーや発電機の販売業者と相談し適正能力の自家発電機を導入する必要がある、とされています。つまり停電対策も含めて設置計画を立てるなら、「通常運転で足りる」ではなく「起動が通る」設計にしておかないと、いざという時に冷却が始まらないリスクがあります。

実務での段取り(トラブル予防の順番)です。


  • 設置前:三相200Vの有無、ブレーカー容量、設置スペースと搬入経路(扉幅・段差)確認。
  • 設置時:水平・排水導線・結露水の処理、周辺の清掃性(ホースが回せる余裕)を確保。
  • 設置後:空運転の異常確認→水張りテスト→洗浄→温度の立ち上がり確認(記録を残す)。

バルククーラー 中古 洗浄 温度 濃度

中古は、前オーナーの洗浄の癖が“におい”“ヌメリ”“乳石”として残りやすいため、導入直後の洗浄を甘くすると後で取り返しがつきません。技術資料では、前すすぎ温度38〜43℃、アルカリ洗浄は温度60〜80℃で濃度0.2〜1.0%(メーカー指定濃度)など、温度と濃度の条件が具体的に示されています。条件を守る理由は単純で、温度が低いと脂肪やタンパクの落ちが悪く、濃度や温度が適正でないと「落ちない→擦る→傷が付く→汚れが残りやすくなる」という悪循環に入りやすいからです。
また、洗浄手順として「バルククーラーの洗浄は空になったらすぐに始める」「まず温湯ですすぐ(冷水だと乳脂肪を付着させやすい)」といった注意点も示されています。中古は特に、搬入・設置のタイミングで中途半端に乾燥すると汚れが固着しやすいので、導入当日〜初回集乳までの間に“徹底洗浄の時間”を確保するのがコツです。


参考)https://nyuhanren.jp/pcontents7/files/guid/%E3%81%90%E3%82%93%E3%81%BE%E9%85%AA%E8%BE%B2%E4%BE%BF%E3%82%8A%E3%80%803%E5%8F%B7%EF%BC%88%E6%90%BE%E4%B9%B3%E6%A9%9F%E5%99%A8%E3%81%AE%E6%B4%97%E6%B5%84%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%89.pdf?file=20251023175622822872.pdfamp;key=0015d8c180703dd9890c5a55a1d770d1

現場で効きやすい洗浄の要点です(意味のあるところだけ)。


  • 最初の温湯すすぎ:冷水スタートを避け、脂肪の付着を増やさない。
  • アルカリ/酸の使い分け:脂肪・タンパクと、乳石系の汚れで狙いが違うので両方が必要になりやすい。
  • 排出口コックの分解洗浄:毎回分解洗浄の推奨があり、盲点になりやすい。

参考(洗浄条件の根拠・図表がある):集乳後すぐのすすぎ、アルカリ/酸洗浄の温度や濃度、手順の目安
酪総研 技術シリーズ:乳汁中の生菌数を増やさないために(洗浄方法の図・温度/濃度)
参考(温湯すすぎの理由、洗浄温度の注意など現場向け):冷水すすぎが脂肪付着を招く注意、洗浄水温60〜80℃など
乳販連等の資料:搾乳機器の洗浄について(バルククーラー洗浄の注意点)

バルククーラー 中古 災害 給水 貯水

検索上位の中古バルククーラー記事では「価格」「販売店」「容量」といった購入寄りの話が中心になりやすい一方で、現場の運用価値として見逃せないのが“多用途性”です。北海道の災害マニュアルでは、給水車などから受水する際の貯水槽として「大きなポリタンクや中古のバルククーラー」を利用する、と具体例が挙げられています。つまり中古バルククーラーは、停電・断水など非常時に「冷却設備」だけでなく「衛生的に水を一時貯める容器」としても役立つ可能性がある、ということです。
ただし、この使い方には条件があります。


  • 飲用や牛への給水用途に回すなら、過去の用途(生乳以外を入れていないか)を必ず確認する。
  • 排出口や内部の洗浄性が担保できない個体は、非常用でもリスクが高い。
  • 停電時は起動時電力の問題で冷却が止まり得るため、冷却に依存する運用は発電機計画とセットで考える。

この視点を入れておくと、「中古だから妥協して安い個体を買う」ではなく、「日常の乳質管理+非常時の備え」という投資として判断しやすくなります。災害マニュアルが示すように、バルククーラーは起動時電力の山がある設備でもあるため、設備更新のタイミングで電源・発電・運用ルールまで一緒に整えると、結果として“中古導入の後悔”を減らせます。




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