うね立て機で畝が曲がる・高さが出ない原因は、設定以前に「耕うんが足りていない/耕うん深さが場所で違う」ことが多いです。耕うんの硬さが不均一だと機体が左右に振られ、直進性が落ち、畝が蛇行しやすくなります。まずは作土層を均一に柔らかく作る意識で、硬い圃場なら縦横に複数回耕うんし、最後は真っすぐなラインを意識して“轍(わだち)”を作っておくと、畝立てのガイドになります。
耕うんは「1回で深く」より「2回3回で徐々に」が、狙った深さにしやすく砕土も進みます。ハンドル姿勢や抵抗の調整で前進のしやすさが変わるので、無理に押し込まず“機械が進みやすい抵抗”を作ってやる方が結果的に畝が揃います。石がある場合は事前に除去しておくと作業負荷が下がり、うね立て機(培土器等)側の調整が素直に効きます。
培土器タイプのうね立て機は、畝幅は「羽根の開き具合」で、深さや畝の出方は「接続部の調整」と「すき先の角度」で追い込みます。羽根を広げるほど抱える土量が増えて大きな畝を作れますが、その分だけ牽引力が必要になり、直進も難しくなります。標準的な目安として、すき先は地面と平行に置き、指一本分ほど浮かせた状態が“基準”として扱われています。
角度の付け過ぎには要注意です。すき先を下向きにし過ぎると培土器が埋もれて前に進みにくくなり、現場では「前に行かない→無理に押す→畝が乱れる」の流れになりがちです。逆に上向きだと土に入りにくく、低めの畝になりやすいので、まず基準角度に戻してから羽根幅や深さを触ると調整が早いです。
整形器タイプのうね立て機(うね立て整形器)は、畝の形を作る前提として「そもそも整形器に耕うん能力はない」点が重要です。圃場に入れる前に十分に耕うんして土量を確保しないと、整形器をどれだけ調整しても畝が上がりません。特に高めの畝(目安として20cm以上)を狙う場合、深耕が必要になり、土量不足だと“畝の上りが悪い”症状として出ます。
土量調整の近道は尾輪です。土が多いときは尾輪を下げ、土が少ないときは尾輪を上げて、整形器が抱える土量を合わせます。さらに、雨天直後など水分が強い状態での畝立ては土を練ってしまい難易度が上がるため、手で軽く握って土塊が崩れない程度を目安に“適水分”で入るのが安定します。
参考)トラクターでの畝立てにはコツがある?畝作りのポイントも解説 …
検索上位では「設定」「アタッチメント」が中心になりやすい一方、現場で差が出るのは“目線とライン作り”です。畝立て時に足元ばかり見ると蛇行しやすく、遠くの目標物を見て走らせるほうが真っすぐになりやすい、というのは機械作業の基本ですが、うね立て機では特に効きます。加えて、事前耕うんで「最後に真っすぐな轍を残す」だけで、畝立てのガイドが手元に残り、再現性が上がります。
もう一つの意外な効きどころは「畝幅を欲張らない」ことです。羽根を最大に開くと土量は稼げますが、その分だけ負荷が増えて直進が乱れやすく、結果として畝肩が波打ってマルチや植付け作業に悪影響が出ます。まず“少し狭め・少し低め”で真っすぐに作り、2回目で仕上げる(または土量が十分な状態を作る)ほうが、トータルで速く、畝形状も揃うケースが多いです。
畝の形状、土量調整(尾輪)、適水分の目安、作業幅と畝寸法の関係など、現場の「詰まりポイント」をQ&A形式で確認できる参考資料です。
技術ガイド - 株式会社アグリアタッチ研究所
培土器の畝幅・深さ調整の考え方、畝が曲がる原因が“耕うん不足”にある点、直進のための目線など、作業の再現性を上げる具体策がまとまっています。
https://www.honda.co.jp/tiller/magazine/katsuyou/vol21/

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