ラビットモア 価格と新品中古の相場を比較し性能や寿命も解説

乗用草刈機の導入を検討中ですか?新品価格と中古相場の高騰理由、長く使うための選び方、意外な維持費の落とし穴まで徹底解説します。あなたの農地にとって、本当にコストパフォーマンスが良い一台は見つかるでしょうか?

ラビットモア 価格

記事のポイント
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新品と中古の価格差

新品は80万~120万円、中古でも50万円前後と高値安定。リセールバリューが高いのが特徴です。

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価格に見合う性能差

エントリーモデルRM831とハイエンドRM983では、馬力と刈幅で作業効率に圧倒的な差が出ます。

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隠れた維持費

Vベルト交換やフリー刃の消耗など、購入後のランニングコストも計算に入れる必要があります。

ラビットモア 価格と新品・中古相場の比較と動向


農業機械の中でも特に人気が高い乗用草刈機、通称「ラビットモア」。オーレック(OREC)ブランドを筆頭に、イセキ(アグリップ)や共立(やまびこ)からもOEM販売されており、その機動力と草刈り性能は多くの農家から信頼を得ています。しかし、いざ導入しようとすると、そのラビットモア 価格の高さに驚かれる方も少なくありません。ここでは、2024年から2025年にかけての最新の新品価格と、高騰が続く中古市場の動向について詳しく解説します。


まず、新品の価格帯ですが、原材料費の高騰や円安の影響を受け、全体的に上昇傾向にあります。


エントリーモデルである「RM831」クラス(刈幅820mm前後)であっても、実売価格で約75万円から85万円(税込)程度が相場となっています。これが上位モデルの「RM983」や「RM984X」(刈幅975mm、高馬力エンジン搭載)になると、価格は一気に跳ね上がり、110万円から130万円(税込)前後の予算を見ておく必要があります。決して安い買い物ではありませんが、手押し式の草刈機で何時間もかかる作業を、座ったまま数分で終わらせられるタイパ(タイムパフォーマンス)を考えれば、十分に元が取れる投資と言えるでしょう。


一方、注目すべきは中古市場の相場です。


通常、農業機械は購入から数年で価値が大きく下がりますが、ラビットモアに関しては「異常」とも言えるほど価格が落ちません。


  • 状態が良い中古(使用500時間未満): 新品価格の60%~70%程度(50万円~70万円)
  • そこそこ使用感がある中古: 30万円~40万円
  • 不動車・ジャンク品: 10万円前後

なぜこれほどまでに中古が高いのでしょうか。その理由は「需要に対する供給不足」と「海外輸出」にあります。


特に東南アジアなどの海外市場では、日本の乗用草刈機、とりわけ構造がシンプルで丈夫なラビットモアは大人気です。そのため、国内のオークションで価格が下がりきらないという現象が起きています。「とりあえず安い中古で試してみよう」と考えて探してみても、修理費などを考慮すると「実は新品をローンで買ったほうが安上がりだった」というケースも珍しくありません。中古を狙う場合は、エンジンの圧縮比やHST(無段変速機)のヌケがないか、慎重に見極める目利きが必要です。


参考リンク:株式会社オーレック製品情報(公式の現行モデル価格や仕様を確認できます)

ラビットモア 価格に見合うRMシリーズの性能と選び方

ラビットモア 価格に見合った満足度を得るためには、自分の圃場(ほじょう)環境に最適なモデルを選ぶことが不可欠です。オーレックのラビットモアには「RMシリーズ」として複数のラインナップが存在しますが、価格差がそのまま「作業効率」と「走破性」の差に直結しています。ここでは主要なスペックを比較しながら、失敗しない選び方を深掘りします。
もっとも重要な比較ポイントは以下の3点です。


  1. トランスミッション(変速機)の違い:ギア式 vs HST

    価格をもっとも大きく左右するのがこの変速機構です。


    • ギア式(RM831GXなど): 安価です。構造が単純なので故障しても修理費が安く済みますが、変速のたびにクラッチ操作が必要で、細かい木々の間を縫うような作業には向きません。
    • HST(静油圧式無段変速): ほとんどの現行モデルがこちらです。オートマ車のようにペダルを踏むだけで無段階に加速・減速が可能です。作業効率は圧倒的ですが、価格はギア式より10万円近く高くなります。しかし、長時間の作業疲れを軽減するためには、迷わずHST搭載モデルを選ぶべきです。
  2. 駆動方式:2WD vs 4WD

    平坦な果樹園や休耕地を刈るだけであれば、標準的な2WDモデルで十分です。ラビットモアは重心が低く設計されているため、2WDでもかなりの斜面に対応できます。


    しかし、傾斜が15度を超えるような法面(のりめん)や、ぬかるみやすい湿田の草刈りを想定している場合は、4WDモデル(RM983FXなど)が必須です。価格差はさらに15万円~20万円ほど広がりますが、スタックして動けなくなるリスクと、牽引して救出する手間を考えれば、4WDの安心感はプライスレスです。


  3. 刈幅と馬力

    「大は小を兼ねる」と言いますが、草刈機においては「広さは速さ」です。


    刈幅が820mmのモデルと975mmのモデルでは、往復回数が変わるため、1ヘクタールあたりの作業時間が30分以上変わることもあります。広い面積を管理している農家にとって、上位モデルへの価格差(約20万円~30万円)は、数年の人件費削減効果で十分に回収可能です。逆に、狭い通路が多いブドウ畑や梨園などでは、コンパクトなRM831系の方が取り回しが良く、結果として「安いモデルの方が優秀だった」ということもあり得ます。


このように、単に「安いから」という理由で下位モデルを選ぶと、後でパワー不足に泣くことになります。逆に、平地しか刈らないのに高価な4WDを買う必要もありません。ご自身の農地の「広さ」「傾斜」「障害物の多さ」をリストアップし、それに合致したスペックを見極めることが、賢い投資の第一歩です。


参考リンク:農家web - オーレック乗用草刈機の種類・機能・価格比較(モデルごとの詳細なスペック比較が役立ちます)

ラビットモア 価格を抑えるメンテナンスと寿命の関係

高い初期投資をして購入したラビットモア。そのラビットモア 価格の元を取るためには、いかに長く、故障させずに使い続けるかが重要です。実は、ラビットモアの「維持費」には、カタログには載っていない意外な出費が存在します。ここでは、プロの農機具店も重視するメンテナンスのポイントと、寿命を縮めるNG行為について解説します。


まず、維持費の中で最も頻繁に発生するのが「Vベルト」の交換費用です。


ラビットモアは、エンジンの動力を刃(ブレード)に伝えるためにゴム製のVベルトを使用しています。これは一種の安全装置でもあります。もし石や切り株などの硬い障害物に刃が当たった場合、シャフト駆動(金属の軸)だと内部のギアが砕けて数十万円の修理費がかかりますが、ベルト駆動ならベルトが滑るか切れるだけで済みます。


しかし、その代償としてベルトは消耗品です。


  • 走行ベルト・刈取ベルト交換費用: 部品代だけで1本数千円~1万円。
  • 交換頻度: 過酷な使用環境なら1~2シーズンに1回。

また、「フリー刃」の交換コストも見逃せません。


ラビットモアの多くは、刃が回転して衝撃を逃がす「フリーナイフ」を採用しています。これにより石に当たっても刃が欠けにくいというメリットがありますが、刃を固定している「ボルトとナット」は摩耗します。ここがすり減って痩せてくると、作業中に刃が脱落して飛んでいくという大事故につながります。


刃のセット交換(ボルト含む)は、1台分で約15,000円~20,000円程度かかります。これをケチって限界まで使うと、刃の台座(ナイフステー)ごと交換になり、修理費が5万円以上に跳ね上がります。


さらに、意外と知られていないのが「燃料タンクキャップのブリーザー(空気穴)」の詰まりです。


「エンジンがかからない」「作業中に急に止まる」という故障で修理に出すと、実はタンクキャップの空気穴が土埃で詰まり、燃料が落ちていなかっただけ、というケースが多々あります。これを知らずに修理に出すと、キャブレター分解清掃などの工賃(1万~2万円)を請求されることもあります。簡単な清掃で防げるトラブルですので、日頃の点検が節約の鍵です。


最後に、寿命を決定づけるのは「HSTオイル」の管理です。


オートマ機構であるHSTは精密機械です。指定された時間(初回50時間、以降100~200時間ごと)でオイルとフィルターを交換しないと、内部が摩耗して出力が低下します。HST本体の交換になれば、20万円コースの修理費となります。これは中古のラビットモア価格に匹敵する金額です。「動くから大丈夫」と過信せず、オイル管理だけは徹底することが、結果的にトータルコストを最も安く抑える秘訣です。


参考リンク:ノウキ屋 - ラビットモア完全ガイド(メンテナンスの勘所や中古選びの注意点が詳しく書かれています)

ラビットモア 価格が落ちにくい理由とリセールバリュー

冒頭で「中古が高い」と触れましたが、ここではもう少し踏み込んで、なぜラビットモア 価格がこれほどまでに落ちにくいのか、その裏側にある事情と、それを逆手に取った賢い運用方法(リセールバリュー活用術)について解説します。


ラビットモアのリセールバリューが高い最大の理由は、「構造の単純さ」と「部品供給の安定性」にあります。


最近の農業機械は電子制御化が進み、基板が故障すると修理不能になるケースが増えていますが、ラビットモア(特にRMシリーズ)は依然として機械的な構造が主役です。エンジン、ベルト、プーリー、タイヤというシンプルな構成であるため、町の農機具屋でも修理がしやすく、部品さえあれば30年前の機種でも現役で稼働させることができます。


オーレック社は部品供給体制が非常に優秀で、古い機種のパーツでも比較的入手しやすいという安心感があります。これが「古くても直せるから価値がある」という市場心理を生み出しています。


さらに、ここだけの話ですが、「輸出需要」が底値を支えています。


日本で使い古されたラビットモアは、ベトナムやフィリピンなどの東南アジア諸国へコンテナで輸出されています。現地では、日本の果樹園のように整備された土地ばかりではないため、タフで走破性の高いラビットモアは「神機」として崇められています。


たとえエンジンが焼き付いて不動になった車体であっても、部品取り用として、あるいは現地で他社製エンジンに載せ替えて使うベース車体として、10万円程度の値がつくことがあります。


つまり、ラビットモアは「鉄くず」になることがほとんどないのです。


この特性を利用すれば、以下のような運用戦略が立てられます。


  • 新品を買い、5年~7年で売却する:

    もっとも故障が少なくおいしい時期だけを使い、まだ高値(30万~40万円)で売れるうちに手放して、次の新品の頭金にする。


  • あえて人気モデル(RM983など)を選ぶ:

    マイナーな機種よりも、流通量の多い人気モデルの方が、中古市場での引き合いが強く、買取価格が安定しています。


「購入価格」だけを見れば高い買い物ですが、「売却価格」まで含めたトータルコスト(実質負担額)で考えると、ラビットモアは他の格安草刈機よりも圧倒的にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。資産価値として農機を見る視点を持つことで、経営の数字は大きく変わってきます。


ラビットモア 価格差よりも重要な独自の安全性

最後に、価格比較表には現れない、しかし命に関わる重要な「安全性」について触れておきます。これはラビットモア 価格以上の価値を持つ、独自視点の情報です。


多くのユーザーがラビットモアを選ぶ決定打となるのが、「低重心設計」による転倒リスクの低さです。


他社の乗用草刈機と比較しても、ラビットモアは座席位置が低く、車体の重心が地面に近い設計になっています。これは、日本の複雑な畦畔(けいはん)や果樹園の斜面に合わせて進化してきた結果です。


安い乗用草刈機の中には、重心が高く、少しの傾斜で「ヒヤリ」とする挙動を見せるものもあります。草刈り作業中の転倒事故は、農業事故の中でも死亡率が高い危険なものです。数万円~十万円の価格差を惜しんで安全性の低い機種を選び、事故に遭っては元も子もありません。


また、ラビットモア独自の機能として評価が高いのが、刈刃の「排出性能」です。


刈り取った草が排出口で詰まると、いちいち降りて棒で突っついて取り除く作業が発生します。これは時間のロスであるだけでなく、回転部に手を近づける危険な作業でもあります。ラビットモアのデッキ形状は、草の流れを計算し尽くしており、濡れた重い草でもスムーズに後方へ排出します。この「詰まりにくさ」は、長時間の作業におけるストレス軽減と安全確保に大きく貢献しています。


カタログのスペック表にある「馬力」や「価格」は比較しやすい指標ですが、「転びにくさ」や「詰まりにくさ」といった数値化できない性能こそが、現場での本当の評価に繋がっています。


もし、あなたの農地が平坦なグラウンドのような場所なら、安価な他社製でも問題ないかもしれません。しかし、不整地や傾斜地が含まれているのであれば、多少価格が高くても、オーレックのラビットモア(特に4WDモデルやグリップ力の高いタイヤを履いたモデル)を選ぶことは、あなた自身の安全を買うことと同義です。


結論として、ラビットモアの価格は決して「高い」だけではありません。


その金額の中には、長年の現場フィードバックから生まれた耐久性、リセールバリューという資産価値、そして作業者の命を守る安全設計が含まれています。目先の安さにとらわれず、10年先まで見据えた相棒として、最適な一台を選んでください。




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