知らずに種を冷蔵していると、発芽率が3割も落ちることがあります。
ケンタッキーブルーグラスの理想的な発芽温度は15〜20℃です。25℃を超えると休眠状態に入り、発芽率が30〜50%まで低下します。気温が30℃を超える地域では、発芽までに21日以上かかるケースも報告されています。これは遅すぎますね。
つまり、春と秋の播種が発芽成功の鍵です。実際、北海道や東北の一部地域では発芽率が85%を超える結果が出ています。中間地帯では4月と9月の播種が最も安定します。
気温管理が基本です。
多くの農家が冷蔵庫で種を保存していますが、これは誤りです。実際、湿度60%以上の環境では、1年で発芽率が40%まで低下する実験結果があります。まさかの結果です。
理想は湿度40%以下の暗所保管です。密閉容器に乾燥剤を入れ、温度10〜15℃を保てば2年間の保存でも発芽率を80%以上維持できます。
つまり、保管環境が寿命を決めるということですね。
市販されているブルーグラス種には「ミッドナイト」「バーゲム」「ケンタッキープレミア」などがあります。特にミッドナイト種は耐寒性に優れ、北海道や長野での利用が増えています。一方で、バーゲム種は発芽が早く、春先の牧草再生に適しています。選び方が重要ですね。
価格差も大きく、1kgあたりで約1200円〜2200円の差があります。安い種には古種や再選別品が混ざっていることも多く、発芽率が20%低いという報告もあります。
信頼できるメーカー選びが原則です。
播種量を多くすれば密度が上がると思いがちですが、逆効果です。1㎡あたり20〜25gが基準です。これ以上まくと根の競合が起こり、生育が遅れることが分かっています。やりすぎ注意ですね。
また、窒素肥料の与えすぎは軟弱茎を生み、病害発生率を1.8倍にします。逆に、リン酸を適度に含む肥料を使うと発芽後の初期根張りが30%向上します。
つまり、量よりバランスが鍵です。
ブルーグラスは多年草ですが、実は3年目以降の再生力が極端に下がります。これは意外ですね。環境庁試験では、3年目で草丈が平均30%減少、密度も4割減との結果が報告されています。
対策は更新です。2年ごとに部分更新(1㎡あたり10g追加播種)を行うと、密度低下を防げます。牧草の質が落ちる前に手を打つのが重要です。
更新が条件です。
この部分は、農林水産省の「芝草の生育管理指針」を参考にしました。