「エコサート(ECOCERT)」はフランス発の国際的な認証機関として知られ、化粧品分野ではCOSMOSなどの基準に基づいて審査・認証が行われます。
ここで重要なのは、「エコサート」は“規格の名前”というより“認証を出す機関側”であり、実際のラベル運用ではCOSMOSのような共通規格が前面に出ることが多い点です。
農業従事者の視点で言い換えるなら、GAPや有機JASにおける「規格」と「認証機関」が別物であるのと同じで、化粧品でも“誰が・どの基準で・何を確認したか”をセットで見る必要があります。
店頭やECで「エコサート 化粧品」と検索すると、“エコ”“ナチュラル”“オーガニック”の言葉が並びますが、判断の起点はまず第三者認証マークの有無です。
COSMOS系の認証では、ラベルや表示で配合比率(%)など透明性を重視する考え方が示されており、単なるイメージ訴求より検証可能な情報に寄っています。
とくに「それっぽい葉っぱのデザイン」「グリーン色のパッケージ」「環境にやさしい等の曖昧表現」だけで購入すると、グリーンウォッシュ(環境配慮の装い)に巻き込まれるリスクが上がるため注意が必要です。
「グリーンウォッシュの回避(認証確認の考え方)」の参考。
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_57417/
COSMOSなどのオーガニックコスメ認証は、“原料が自然由来かどうか”だけでなく、“有機農産物由来原料をどの程度使っているか”を配合比率として示す方向性が強いのが特徴です。
一方で、認証基準の議論を深掘りすると「一部の石油系合成成分が使用可として扱われる場合がある」ことも明記されており、「認証=合成成分ゼロ」と短絡しない姿勢が大切になります。
農産物の世界でも「有機だから完全無添加」ではなく、基準上の許容資材があるのと同じで、化粧品も“禁止・許容・制限”の線引きを理解して買うほど納得感が上がります。
「COSMOS基準の背景と“使用可”成分の論点」参考(透明性・2%上限等の話題)。
世界のオーガニックコスメ認証制度の現状
現場で使うハンドクリームや日焼け止め、シャンプー類は「毎日・広範囲・長期」で皮膚に触れるため、選び方は“肌に合うか”に加えて“表示の根拠があるか”も同じくらい重要です。
チェックの実務ポイントは、次のように「表示の強さ」を段階で見ると迷いにくくなります。
また、農業従事者の生活導線では「水仕事→乾燥→ひび割れ→刺激に弱い」になりやすいので、“オーガニックっぽさ”より先に、刺激源になりやすい成分や香りの強さにも目を向けると失敗が減ります。
農業の現場では「土・水・油(機械)・日射・汗」が同時に存在し、肌にとっては“バリアを削る要因”が重なりやすいのが特徴です。
そのためエコサート 化粧品を選ぶ意義は、単に“意識が高い消費”というより、①原料のトレーサビリティ志向、②生物多様性への配慮、③情報公開(%表示など)といった“農業で馴染みのある価値観”と接続しやすい点にあります。
さらに、認証が普及するほど「有機栽培原料の需要が安定しやすい→原料調達のストーリーが作りやすい」という面もあり、地域の農産加工(精油・植物エキス等)と化粧品の距離が縮まる余地があります。
例えば、ハーブや柑橘の副産物活用(搾汁後の果皮など)を検討する場合も、“化粧品原料として語れる品質管理と表示の思想”を知っているだけで、OEMや原料会社との会話が噛み合いやすくなります。
参考)世界のオーガニックコスメ認証制度の現状
「エコサート 化粧品」は購入者向けの話に見えますが、農業側にとっても「何が評価され、どんな情報が信頼になるのか」を学べる教材になり得る、というのが現場目線の意外なメリットです。

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