プラウ農機具中古の相場と点検整備

中古のプラウ農機具を買う前に、相場の見方、摩耗部品の点検、油圧や連結部の確認、安全に使うための整備の考え方まで整理します。後悔しない中古選びができていますか?

プラウ農機具中古

プラウ農機具中古の要点
🔍
相場は「状態×付属×整備履歴」で見る

中古は同型でも価格差が大きいので、摩耗・歪み・油圧漏れなどの点検項目で比較します。新品価格の何割かより「交換部品の残量」を優先すると失敗が減ります。

🧰
点検は「耕耘刃・フレーム・取付・油圧」

耕耘刃(先端部)とフレームの歪み、取付部ピン摩耗、油圧シリンダの漏れは修理費に直結します。動きの渋さはグリス不足のサインになり得ます。

⚠️
安全は「距離・支持・停止時は下げる」

作業中は危険範囲に入らない、停止時は地面に下げる、整備は圧力を抜くなど、取扱説明書の原則を守ると事故を避けやすくなります。

プラウの中古相場の見方と価格差の理由


中古のプラウ農機具は、同じ「リバーシブル」「3連・4連」などの括りでも、価格が一気に上下します。理由は単純で、土に触れる消耗部品(耕耘刃やモールドボード周り)の残量と、フレームや連結部の“当たり傷・歪み・補修跡”が、次の作業コストに直結するからです。
さらに、油圧を使うタイプでは、シリンダの滲み・ホース劣化・連結ピン摩耗があると、購入後に「直してから使う」流れになり、結果として割高になります。
相場を見るときは、販売価格だけで比較しない方が安全です。


例えば次の3点をセットで比較すると、実態が見えます。


  • 消耗部品の交換が必要か(耕耘刃の欠け・変形・残量)。
  • 高額修理の芽があるか(フレーム歪み、溶接補修跡、油圧漏れ)。
  • 取付互換があるか(トラクタ側の3点リンク・油圧系統・カテゴリの一致)。

「安い中古」は、購入時点では魅力的でも、摩耗部品をまとめて交換すると新品と差が縮むことがあります。特にプラウは“土をひっくり返すほど抵抗を受ける道具”なので、歪みやピン摩耗が小さく見えても作業中に症状が出やすい点に注意が必要です。noukinavi+1​
参考リンク(プラウの安全・装着・調整・点検の基本が体系的にまとまっている取扱説明書)
リバーシブル装着式プラウ取扱説明書(安全注意事項・装着・基本設定・メンテ)
参考)スガノ(SUGANO)ってどんなメーカー?値段帯は?中古は出…

プラウ中古の点検整備:耕耘刃とフレームの摩耗・歪み

中古プラウの最重要チェックは、土と直接当たる「耕耘刃(ポイント)」と、その力を受け止めるフレームです。耕耘刃は最も摩耗しやすく、残量や欠け・変形があると、耕起品質だけでなく作業抵抗(燃料・時間)にも響きます。
フレームは、硬い土や障害物で大きな負荷がかかるため、微細な歪みや衝撃痕、補修溶接の質まで見られるポイントです。
点検のコツは「土をひっくり返す面が素直か」を見ることです。新品同様に見えても、モールドボード周辺の“波打ち”やボルト穴の伸びがあると、負荷がかかったときにズレやすくなります(結果として溝が乱れます)。

また、取扱説明書では摩耗部品は“より重要な部品を保護するために適切なタイミングで交換すべき”とされており、摩耗放置は結果的に高くつく考え方が明示されています。

中古購入時に現物確認できるなら、次のチェックをおすすめします。


  • 耕耘刃:先端の欠け、左右の摩耗差、交換履歴(ボルト頭の状態で推測)。
  • フレーム:直線が出ているか、溶接補修が連続していないか、塗装だけ厚くないか。
  • ボルト・ナット:ゆるみ痕(座金の食い込み・伸び)がないか。

プラウ中古の点検整備:取付・油圧・連結ピンの確認

中古プラウは「作業機単体の状態」だけでなく、「トラクタに正しく付くか」で価値が変わります。取扱説明書でも、3点リンケージ(ロワリンク・トップリンク)の調整や、ロワリンクの高さを揃えること、油圧ホースの接続などが、装着前の前提として細かく書かれています。
特に油圧ホースは、接続を誤ると“予期しない動き”の可能性があると明記されており、中古でホース交換や色分けが曖昧な個体は要注意です。
購入前チェックで見落とされやすいのが「連結ピン・可動部の渋さ」です。査定側の観点でも、ピンの摩耗や油圧シリンダからの油漏れが修理費用に直結する重要ポイントとして挙げられています。


参考)プラウ買取!1点から査定だけでもお任せ - 農機具高く売れる…

現場感としては、手で動くはずの調整部が固い、グリスが乾いている、ピンが痩せてガタがある――このあたりは、前オーナーのメンテ状況が出やすい場所です。

点検整備の実務としては、購入後すぐに以下を実施すると事故と故障を減らせます。


  • グリスアップ:可動部がスムーズに動く状態を作る(動作が渋い個体ほど優先)。
  • 油圧系統:ホースの劣化・カプラ形状・接続先の整理、圧力が残らない手順の確認。
  • 取付部:ロッキングピン固定、ロワリンクのスタビライザー調整(輸送時の横振れ対策)。

「中古だから多少の不具合は当たり前」と割り切るより、油圧漏れやピン摩耗を“値引き交渉の材料”にしつつ、購入後に直す前提で部品供給を確認しておく方が安全です。

プラウ中古の安全:停止時・危険範囲・輸送の注意

プラウは重量物で、しかも回転機構や油圧が絡むため、事故は「ちょっとした油断」で起きます。取扱説明書では、作動中や接続中にプラウの下・上・近くに留まらないこと、停止時は地面に下げること、適切に支持されていない状態で近づかないことが明確に示されています。
また、油圧オイルは圧力下で危険になり得るため、点検やメンテ前に圧力を抜き、保護具(手袋・保護メガネ)を使う指示もあります。
輸送も軽視できません。プラウは後方に長く、急カーブで完全に追従しないため後端の接触リスクがあること、輸送位置ではロワリンクのスタビライザーをロックして横方向の動きを止めること、速度は25km/hを超えないことが具体的に書かれています。

中古で購入した個体ほど、輸送ロックやスタンド、警告ステッカーの欠損があり得るので、「欠品=危険の芽」と見て、交換部品の有無まで確認してください。

安全チェックを短時間で済ませるなら、次の順が現実的です。


  • 停止時:必ずプラウを地面に下げる運用ができるか(油圧の癖も含めて)。
  • 危険範囲:回転機構作動中に近づかない運用・合図・手順が決められるか。
  • 輸送:スタビライザー固定、後端のクリアランス、速度と道路状況のルール化。

プラウ中古の独自視点:左右交互の摩耗を揃えると中古価値が落ちにくい

中古市場で意外と差がつくのが、「左右(右ボディ・左ボディ)の摩耗バランス」です。取扱説明書には、右側と左側のボディを交互に使用して摩耗を同程度にするよう明記されており、そうしないと“両側で均一な溝片を作るのが不可能”になる可能性があります。
これは中古選びにも効いていて、左右どちらかだけ極端に摩耗している個体は、前オーナーが“片側に偏った使い方”をしていたサインになり得ます。
さらに、これが整備コストにも波及します。左右で摩耗差が大きいと、同じ部品でも片側だけ総入れ替えになったり、調整で吸収しようとして別の部位に負担が寄ったりします(結果的にピンやフレームにストレスが乗る)。noukigu-takakuureru+1​
中古で安く導入しても、こうした“偏摩耗の後始末”で稼働初年度のコストが上がりやすいのが落とし穴です。

購入前の現物確認でできる、偏摩耗の見分け方はシンプルです。


  • 左右の耕耘刃(ポイント)の減り方が同程度か。
  • 左右の調整ネジや可動部の動きが同程度か(片側だけ固いのは要注意)。
  • 左右のボディ周りの補修跡・塗装ムラが偏っていないか。

この視点で選ぶと、「安いけどクセが強い中古」ではなく、「整備の手が読みやすい中古」に当たりやすくなります。結果として、狙いワードの“プラウ 農機具 中古”で探している読者にとって、購入後の後悔を減らす判断材料になります。noukigu-takakuureru+1​




プラウト Plaut × 4本 アソート (MS(ミディアムソフト))