オークネット花は、株式会社オークネット・アグリビジネスが運営するインターネット花市場「ba*net(バネット)」のサービス名称で、日本で唯一の完全リモート仕入れを実現した花き流通プラットフォームです。2015年から運営を開始し、現在では出荷者・団体が3,300社超、買参者が1,200社を超える規模に成長しています。
参考)オークネット・アグリビジネス 生花の完全リモート仕入れサービ…
独自の情報流通システムを活用することで完全な商物分離を実現し、鮮度を保ったまま効率良く取引できる点が最大の特徴です。生産者は花をデータベースに登録し、生花店は店舗や自宅からインターネットを通じてセリに参加することで、従来の花市場のように現地に出向く必要がありません。
参考)アグリ事業・花き | 株式会社オークネット
仕入れに必要なものはパソコンとインターネット環境のみで、仕入れた商材は翌朝には店頭まで配送されるため、一切市場に出向くことなく仕入れが完結します。地元市場には入荷しない産地や商材を仕入れることができ、地元市場と価格を比較しながら最も安くて良い物を選べることが利用者から評価されています。
参考)花の仕入れ・販路拡大ならインターネット花市場 ba*net(…
生産者向けの出荷会員サービスは、2023年12月にフルリニューアルされ、花き流通における市場透明性の向上を実現しました。このリニューアルにより、生産者がこれまで確認できなかった出荷商品の「リアルタイムな販売状況の確認」や「市場側への出荷情報の提供」が可能になっています。
参考)インターネット花市場「ba*net 」の花き生産者向けサービ…
出荷者は作付け情報と写真をシステムに登録することで、生花店からの事前予約注文(お取寄取引)を受けることができます。これにより、計画的な作付けと販売が可能となり、従来の市場出荷で課題となっていた需給のミスマッチを解消できます。
参考)計画的な仕入れ・作付けを可能にする 花きの「お取寄取引」 -…
また、主要品目の市況コラムや相場表がリアルタイムで確認できるため、出荷タイミングの判断材料として活用できます。全国の生花店がアクセスできるため、地方の生産者でも首都圏をはじめとする広域の販路を開拓できる点が大きなメリットです。
参考)オークネットAG インターネット花市場「ba*net」の花き…
生花店向けの買参会員サービスは、2022年にセリシステムがリニューアルされ、専用ソフトのインストールが不要になりました。インターネット環境さえあれば、パソコンやタブレット端末から誰でもセリに参加できるようになり、急な仕入れが必要な場合でも外出先からセリに参加することが可能です。
参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000071059.html
会員登録には審査が必要で、登録完了後に会員IDが発行される仕組みです。買参会員向けには、リアルタイムオークション(セリ)のほか、Web販売や事前予約注文など複数の取引方法が用意されており、ニーズに応じた仕入れ方法を選択できます。
参考)花き業界に新風! 従来とは異なる仕入れスタイルの花屋向けWe…
新規会員入会キャンペーンも定期的に実施されており、期間中に申込・契約した方にはオリジナルクオカードなどの特典が提供されることもあります。また、ユーザーサポート業務にはAIチャットボットが導入されており、会員の疑問や問題を迅速に解決できる体制が整っています。
参考)オークネットの生花店向け会員取引サイト「ba*net(バネッ…
オークネット花は、花き業界初となる水揚げ品質管理マークを2019年11月に開発し、流通における品質管理の可視化に取り組んでいます。このマークは全部で14種開発され、ba*netで取引した商品の配送ラベルに印字されることで、生産者がどのような水揚げ作業を行ったかを生花店側が一目で確認できるようになっています。
参考)オークネット、花き業界初の水揚げ品質管理マークを開発 - 日…
水揚げとは、切花の鮮度を保つために茎の切り口を処理する作業で、花の種類によって最適な方法が異なります。このマークにより、生産者の丁寧な品質管理の取り組みが可視化され、花持ちや開花に影響を与える水揚げ作業の手順が明確に伝わることで、消費者の信頼向上にもつながっています。
参考)花の品質管理を分かりやすく【オークネットアグリビジネス】
さらに、商物分離による配送システムにより、従来の市場流通よりも流通経路が短縮され、より新鮮な状態で生花店に届けられる点も鮮度保持に貢献しています。切花の鮮度が悪くなる主な原因は水中で増殖するバクテリアですが、適切な水揚げと流通時間の短縮により、この問題を最小限に抑えることができます。
参考)切花水揚方法・品質管理
オークネットの水揚げ品質管理マーク開発に関する詳細情報
従来の花き流通では、生産者は地元の卸売市場に出荷し、そこから仲卸を経由して生花店に届くという多段階の流通が一般的でした。しかし、オークネット花のインターネット市場を活用することで、生産者は全国の生花店に直接アプローチできる販路を確保できます。
特に注目すべきは、事前予約注文(お取寄取引)を活用した計画的な生産と販売の実現です。生産者は作付け段階から需要予測を立てることができ、生花店側も必要な花の量と時期を事前に確保できるため、需給の安定化と廃棄ロスの削減が同時に実現できます。
また、地方の小規模生産者にとっては、首都圏などの大消費地へのアクセスが難しいという課題がありましたが、インターネット市場を通じて物理的な距離の制約を超えた販売が可能になります。実際に、全国各地から買参者が参加しており、地域特性を活かした特産品種や珍しい品種を扱う生産者にとっては、新たな顧客層の開拓につながっています。
ba*net生産者向けサービスの詳細ページ
さらに、オークネット花のシステムでは、リアルタイムで相場情報や販売状況が確認できるため、市場動向を把握しながら出荷戦略を柔軟に調整することができます。季節や需要の変動に応じた価格設定や出荷量の調整が可能となり、収益の最大化を図ることができる点も、従来の市場流通にはない大きなメリットです。
参考)花き生産者・ご出荷者様向け情報サービスサイトba-net &…