マイコソーブで飼料のカビ毒吸着と対策!牛や豚の免疫と繁殖へ

マイコソーブはイースト細胞壁由来の強力なカビ毒吸着材です。見えない飼料のリスクから牛や豚の免疫と繁殖成績を守るため、最適なカビ毒対策を導入しませんか?

マイコソーブと飼料のカビ毒対策

マイコソーブの導入メリット
🛡️
広範囲な吸着力

イースト細胞壁の技術で多種類のカビ毒をキャッチ

🐮
免疫と繁殖の維持

見えない毒素から家畜の健康を守り生産性を向上

💰
高い費用対効果

少量の添加で飼料効率の悪化や事故率を低減

畜産現場において、目に見えない「カビ毒(マイコトキシン)」の脅威は年々深刻さを増しています。輸入飼料や自家産サイレージに含まれる微量のカビ毒は、家畜の免疫低下や繁殖成績の悪化を招き、経営に大きな打撃を与えます。そこで世界中の生産者から選ばれているのが、オールテック社が開発した「マイコソーブ」です。
マイコソーブは単なる添加剤ではありません。科学的なアプローチでカビ毒を物理的に吸着し、体外へ排出する「家畜のガードマン」です。本記事では、マイコソーブがなぜ選ばれるのか、その仕組みから具体的な導入メリット、そして最新の製品ラインナップである「Aプラス」や「LR」の使い分けまでを徹底的に解説します。

マイコソーブのカビ毒吸着の仕組みとイースト細胞壁の特性

マイコソーブの最大の特徴は、その独自の吸着メカニズムにあります。従来の鉱物系(クレイ系)吸着材とは異なり、マイコソーブは「イースト(酵母)」の細胞壁から抽出されたグルコマンナンという成分を利用しています。
吸着のメカニズム:物理的な「鍵と鍵穴」の関係

マイコソーブの表面には無数の微細なポケットが存在します。この構造はよく「スポンジ」や「鍵と鍵穴」に例えられます。消化管内で飼料と混ざり合う際、マイコソーブのこのポケット構造がカビ毒の分子を物理的に取り込み、強力に吸着します。一度吸着されたカビ毒は、消化管のpH変化(胃酸や腸液など)の影響を受けても離れることがなく、そのまま糞便として体外へ排出されます。
鉱物系吸着材との決定的な違い

安価な鉱物系吸着材(ベントナイトやゼオライトなど)も広く流通していますが、これらは「荷電吸着」という電気的な引き合いを利用することが一般的です。しかし、この方法には大きな弱点があります。それは、カビ毒だけでなく、家畜にとって必要なビタミンやミネラル、薬剤などの栄養成分まで一緒に吸着してしまう「道連れ」のリスクがあることです。
一方で、マイコソーブのようなイースト細胞壁由来の吸着材は、特定の構造を持つカビ毒のみをターゲットにします。栄養素を阻害することなく、毒素だけをピンポイントで排除できる点が、高能力な乳牛や増体が求められる豚、繊細な管理が必要な鶏において高く評価されている理由です。
驚異的な表面積

マイコソーブ1グラムあたりの表面積は非常に広大です。わずかな添加量(飼料トンあたり数キログラム単位)であっても、消化管全体に行き渡り、効率よくカビ毒を捕捉することができます。この「低添加量で高効率」という特性が、配合飼料のスペース(配合設計の余地)を圧迫せず、栄養バランスを崩さないというメリットにもつながっています。

マイコソーブで牛や豚の繁殖と免疫を守る飼料の対策

カビ毒による被害は「急性中毒」による死亡だけではありません。むしろ、現場で恐れられているのは「慢性的な不調」です。マイコソーブを飼料に添加することで、具体的にどのような生産性の損失を防ぐことができるのでしょうか。
繁殖成績への影響:ゼアラレノンの脅威

カビ毒の一種である「ゼアラレノン」は、女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造を持っています。これが体内に取り込まれると、ホルモンバランスが撹乱され、以下のような深刻な繁殖障害を引き起こします。


  • 豚(母豚):偽発情、受胎率の低下、流産、子豚の開脚(スプレイレッグ)、外陰部の腫大。

  • 牛(乳牛・繁殖牛):発情回帰の遅延、嚢腫、受胎率の低下、流産。

マイコソーブは、このゼアラレノンに対しても高い吸着能力を発揮します。繁殖成績が安定しない農場において、マイコソーブを導入した結果、分娩間隔が短縮し、種付け回数が減少したという事例は数多く報告されています。
免疫機能とワクチンの効果維持

カビ毒(特にアフラトキシンやDON/嘔吐毒)は、家畜の免疫システムを抑制します。免疫が低下すると、肺炎や腸炎などの感染症にかかりやすくなるだけでなく、せっかく接種したワクチンの抗体が上がりにくくなります。「ワクチンを打っているのに病気が出る」というケースでは、背後にカビ毒の関与が疑われます。


マイコソーブでカビ毒を吸着除去することは、家畜本来の免疫力を正常に保ち、疾病治療費(獣医療費)の削減にも寄与します。
消化管の健康と増体

カビ毒は腸絨毛(ちょうじゅうもう)を破壊し、栄養の吸収を阻害します。これにより、どれだけ良い飼料を与えても、それが身にならず、飼料要求率(FCR)が悪化します。また、腸壁のバリア機能が壊れることで、病原菌が体内に侵入しやすくなります(リーキーガット症候群)。


マイコソーブの使用は、腸内環境を守り、飼料の栄養をしっかりと肉や乳に変えるための土台作りと言えます。
参考リンク:オールテック・ジャパン製品情報「マイコソーブAプラス」(製品の公式な詳細情報が確認できます)

マイコソーブAプラスとLRの違いとリスク別の使い分け

現在、日本国内では主に「マイコソーブAプラス」と、新しいラインナップである「マイコソーブLR」が展開されています。これらは農場のカビ毒汚染リスク(レベル)に応じて使い分けることが推奨されています。


















製品名 成分・特徴 推奨される使用シーン
マイコソーブAプラス
(Mycosorb A+)
イースト細胞壁 + 藻類
広範囲なカビ毒に対応する最強モデル。



  • 繁殖用の母豚や乳牛

  • 幼若な家畜(子豚、子牛)

  • カビ毒汚染が疑われる飼料の使用時

  • 夏場などの高リスク時期


マイコソーブLR
(Mycosorb LR)
特定のイースト細胞壁
低コストで基本的な防御を行うモデル。



  • 肥育後期の肉豚や肉牛

  • カビ毒検査で「低リスク」と判定された場合

  • コストを抑えつつ予防したい場合


マイコソーブAプラス:最強の防御

「Aプラス」は、従来のイースト成分に加えて、特定の「藻類」を配合しています。これにより、吸着が難しいとされる種類のカビ毒や、複数のカビ毒が同時に含まれる「複合汚染」に対して、より強力で広範囲な吸着力を発揮します。特に繁殖成績に直結する種畜や、免疫が未発達な幼畜には、迷わずこちらを選択すべきです。
マイコソーブLR:賢いコスト管理

一方、「LR(Low Risk)」は、リスクが低いと判断される場合の経済的な選択肢です。すべてのステージで最高スペックの吸着材を使うとコストがかさむため、リスクの低い肥育後期や、飼料検査で安全性が確認されたロットにはLRを使用することで、全体の飼料コストを最適化できます。
リスクに応じた「スイッチング」の提案

重要なのは、農場の状況に合わせてこれらを切り替えることです。オールテック社では「37+」や「RAPIREAD」といったカビ毒分析サービスを提供しています。定期的に飼料(サイレージやTMR)を分析し、汚染レベルが高い時はAプラス、低い時はLRへと切り替える運用こそが、最も効率的で経済的なカビ毒対策となります。

マイコソーブの給与量と費用対効果で見る経済的なメリット

「吸着材を入れると飼料代が上がる」と懸念される生産者の方も多いでしょう。しかし、カビ毒による見えない損失(機会損失)を計算すると、マイコソーブの添加は極めて高い投資対効果(ROI)を生み出します。
給与量の目安

マイコソーブの一般的な添加量は以下の通りです(※製品やリスクレベルにより変動します)。


  • 乳牛: 1頭あたり日量 10g ~ 20g

  • 豚・鶏: 飼料トンあたり 0.5kg ~ 2kg

この微量の添加で、数多くのリスクをカバーします。
経済的メリットの試算

例えば、カビ毒の影響で乳牛の乳量が1日あたり1kg減少したとします。100頭の農場であれば、1日で100kg、1ヶ月で3トンの乳量損失です。乳価を120円/kgと仮定すれば、月間で36万円もの損失が発生していることになります。


また、繁殖成績の悪化による空胎日数の延長は、1日あたり数千円の損失と言われています。マイコソーブのコストはこれら「失われる利益」に比べればわずかな保険料に過ぎません。
豚の場合も同様です。出荷日齢が数日遅れるだけで、その分の飼料代と畜舎の回転率低下による損失が発生します。マイコソーブによって増体がスムーズに進めば、出荷回転が良くなり、農場全体の収益性は向上します。実際に導入した農場からは、「事故率が減った」「乳質(体細胞)が安定した」という声が多く、結果として薬剤費や診療費の削減にもつながっています。
参考リンク:オールテック・ジャパン プレスリリース(マイコソーブLRのコストパフォーマンスに関する記述あり)

マイコソーブが対応する複合汚染と見えないカビ毒の脅威

最後に、なぜ特定の吸着材ではなく「広範囲」に対応するマイコソーブが必要なのか、その背景にある「複合汚染」について解説します。
単独汚染は稀である

飼料原料(トウモロコシ、大麦、大豆カスなど)のカビ毒検査を行うと、1種類の毒素だけが検出されることは稀です。多くの場合、アフラトキシン、オクラトキシン、フモニシン、DONなど、複数のカビ毒が同時に検出されます。これを「複合汚染」と呼びます。
相乗効果による毒性の増強

恐ろしいことに、複数のカビ毒が同時に存在すると、それぞれの毒性が単独の時よりも強まる「相乗効果」が発生します。例えば、Aという毒素が肝臓を弱らせ、その隙にBという毒素が免疫系を攻撃するといった具合です。このため、法律で定められた基準値以下の濃度であっても、複数種類が含まれている場合は家畜に健康被害が出ることがあります。
サイレージに潜むリスク

輸入穀物だけでなく、自給飼料である牧草やコーンサイレージもリスクの温床です。特に日本のような高温多湿な気候では、サイレージの発酵過程や開封後の二次発酵でカビ(ペニシリウム菌など)が増殖しやすくなります。これらが産生するカビ毒は、一般的な輸入穀物検査では見落とされがちです。
マイコソーブAプラスの強みは、こうした「正体不明の不調」の原因となりうる多種多様なカビ毒に対して、イーストと藻類のハイブリッドな力で対抗できる点にあります。「原因はわからないが、なんとなく牛の調子が悪い」という時、それは目に見えない複合的なカビ毒が原因かもしれません。そうした不確実なリスクに対処できる広範囲なスペクトルを持つことが、マイコソーブが選ばれる最大の理由なのです。